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こんにちは!
学会英語発音コーチのエイミです。
今回は、学会からのレポート第7弾です。
クライアントさんであるサトシ先生との後日談をもとに、「英語の発表を成功させるためのヒント」をお届けしています。
学会発表では、「当施設で」「当科で」「我々の治療アプローチは」「我々の方針としては」などの言い回しを、よく使いますよね。
このようなことを言う時、必ず登場する単語が、our です。
超基本単語の our ですが、ourをナチュラルに発音できている日本人はほとんどいない、ということをご存知でしょうか?
今回は、ourは実はこう発音しますというお話です。
ourには発音方法が2つある
ここまで robot や da Vinci の
正しい発音などについてお話ししてきましたが、
基本単語で気になるのはやはり、our ですね。
多くの先生がアワーと発音されていましたが、
our は普通、アワーではなく
アー と読むんですよね。
それ、最初知った時はびっくりしたなー。
まさか our が アー だとは…。
日本人が「こう発音する」と思っているourの発音
日本人が知らないourの発音
「ourには発音方法が2つある」なんて、
これまで誰も教えてくれなかったぜ。
アワーの方を強形、
アーの方を弱形と呼びます。
なぜ発音が2つある?
日本語は、基本的には「ある言葉の読み方は1つだけ」ですが、英語は違います。
ourだけでなく、you、was、does、some、fromなど、発音方法が複数ある単語が実はたくさんあります。
そういう単語は、その言葉を強調したい時には強形 を、ふつうにサラッと言いたいだけの時には弱形 を使うというのがルールです。
強形と弱形はこんな風に違う
【強バージョン】
This is OUR room.
ここは、「私たちの」部屋よ。(あなただけの部屋じゃないわよ!)
【弱バージョン】
Here, this is our room.
ここが私たちの部屋よ。
特に強調しない場合、ourは「アー」と発音する!
つまり、ふつうに「当施設で」などと言いたい時には、
アーを使う方が自然ってことね。
その通りです。
実際に発表でよく使う言い回しは、
こんな感じになります!
・当施設
our institution
・当科
our department
・当院
our hospital
ちなみに、前置詞が付くと、
前後の音がくっついて、
発音が変わることがあります。
・当施設で
at our institution
ア ダァ インスティテュウシュン
・当科で
in our department
インナァ デパァtメン
(department の前は at / in どちらでもOK)
・当院へ
to our hospital
トゥアァ ハァスピドゥ
で、文章に入ると、こんな感じね。
・本日は、当施設にて行いましたABC術について、考察をさせて頂きたいと思います。
Today, I’d like to discuss ABC performed at our institution.
・この方は、当科で手術を受けるため、当院を受診されました。
He came to our hospital in behalf of the surgery in our department.
機会があれば、ネイティブの先生の our の発音を
よーく聴いてみてください。
このように発音されていることが多いですよ。
ぜひ真似をしてみてくださいね!
まとめ
学会からの英語レポート7つ目は、
というお話でした。
弱形がある単語は他にもいくつかあり、たとえば from はフロムではなく
フム
となったり、some はサムではなく
sム
となったりします。
from や some については、また別の機会にお話できたらと思います。
それでは、今回はここまでです!
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