この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/
(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)
こんにちは!
学会英語発音コーチのエイミです。
今回は、学会からのレポート第9弾です。
クライアントさんであるサトシ先生との後日談をもとに、「英語の発表を成功させるためのヒント」をお届けしています。
さて、英語を話している最中に、Dr. Tanaka said … など、日本語の言葉を挟む時というのがあると思います。
そういう時、皆さんは、発音をどうされていますか?
「日本語なんだから、もちろん、ふつうに日本語で」と考えられていたら、ちょっと待ってください。
日本語を話している途中に、たとえば トランプ大統領 と言うとして、Trump を英語で発音したりしますか?
もちろん、しませんよね。
今回は、英語の途中に入れる日本語は英語で発音しようというお話です。
目次
日本語リズムを入れると、一気にカタカナ英語に!
サトシ先生、 英語で話している途中に、
日本語のお名前などを挟む時の話なんですけど…。
ほとんどの先生が、
かんぺきに日本語で発音されていました。
そりゃそうでしょ。日本語だもん。
しかしですね。アレをすると、
せっかく英語の発音を頑張っていても、
そこからガクンとカタカナ発音に戻ってしまいます。
…… そうなの?
ほら、日本語と英語は、
リズムが全然違うでしょう?
なので、途中に日本語リズムを入れ込むと、
英語らしいリズムが崩れてしまうんです。
「リズムって何?」の記事は、こちらです!
【動画】学会レポ Vol. 2「英語の強弱リズムに乗ろう」の巻
うーむ。じゃあ、日本人の名前でも、
英語っぽく発音した方が良いってこと?
なんかピンと来ないなぁ。
イグザンプルプリーズ!
ひらがなで2文字:最初の音にストレスを置く
最初にお伝えしておくと、日本語の音を別の言語(今回は英語)に合わせるのに、一つきりの正解 はありません。
ただ よくあるパターン というものはあるので、今回はパターンに沿ってお話をしていきます。
2文字の名前は、わりと簡単です!
最初の音にストレスを置き、頭の音も後ろの音も長めに発音します。
サンプル
原さん → ハァラァ /há:ra/
織田さん → オゥダァ /óʊda/
古賀さん → コゥガァ /kóʊga/
日比さん → ヒィビィ /hí:bi/
ひらがなで3文字:真ん中にストレスを置く
3文字の場合は、真ん中の音を一番強く読むのが基本です。
最初の音は弱く発音しましょう。
メジャーリーガーの田中将大選手は
タナァカァ、
菊池雄星選手は キクゥチィ。
サンプル
荒木さん → ア ラァ キィ /ərá:ki/
横田さん → ヨ コゥ タァ /joʊkóʊta/
島田さん → シ マァ ダァ /ʃɪmá:da/
武井さん → タ ケェ イィ /təké:i/
【例外】3文字でも2文字のリズムになる名前もある
「とう」「どう」「のう」などで終わる名前は、カナ数は3文字でも、2文字と同じリズムにすると自然です。
伊藤さん → イィトゥ /í:toʊ/
工藤さん → クゥドゥ /kú:doʊ/
須藤さん → スゥドゥ /sú:doʊ/
ひらがなで4文字:3文字目にストレスを置く
4文字の言葉は、1文字目と3文字目を強く読むことが多いです。
一番強く読むのは3文字目です。
サンプル
木下さん → キノ シィ タァ /kɪnoʊʃí:ta/
北村さん → キタ ムゥ ラァ /kɪtəmú:ra/
梶原さん → カジ ワァ ラァ /kaʤɪwá:ra/
宮崎さん → ミヤ ザァ キィ /mɪjəzá:ki/
ジブリの宮崎監督は
ミヤ ザァー キィ。
【例外】4文字でも2文字のリズムになる名前もある
こちらのような名前は、2文字と同じリズムになります!
安藤さん → アンドウ /á:ndoʊ/
遠藤さん → エンドウ /éndoʊ/
安西さん → アンザイ /á:nzɑɪ/
【おまけ】「井上さん」はどうする問題
日本には イノウエ 姓の方がたくさんおられますが、イノウエは実は、英語ではとても発音しにくいお名前です。
英語には「ウエ」という音の並びがない からです。
そこで、ウエ が ウェイ(wayの音)に変えられてしまうことが多いです。
そして、
「イ ノ ウェーイ」
とか、
「イ ヌゥー ウェイ」
とか、「全然イノウエじゃないでしょ」な発音で呼ばれてしまってます。
ボクシングの井上尚弥選手は、
実況中継で「イヌゥーウェーイ!」
て叫ばれてるぜ。
誰!?
ということで、私がもし「井上さん」であったら、自分の名前を、
と紹介したいなぁ、とか考えてみました。
だって「イヌゥーウェイ」とかひどいですよ…。
英語が母語の人は「エ」で発音を終えるのが苦手ですが、できないわけではないです。
しっかり伝えたら ウェイ を ウェ には変えてくれるはずです。
で、日常的には、
「イーノウ」
で通すでしょう。
英語でもすごく発音しやすいので。
ということで、もし井上先生がこの記事を読んでおられたら、自己紹介なさる際には、
”Hi, I’m Dr. イノゥウェ. But you can just call me イーノウ”.
という感じでいかがでしょうか、というお話でした。
出来るだけ日本語に近い読み方にしたいよね!
今回のまとめ
学会からの英語レポート9つ目は、
というお話でした。
最初はなんとなく恥ずかしかったりするかもしれませんが、すぐ慣れます。
英語を話している最中にカタカナ発音に戻ってしまわないために、ぜひ、トライしてみてくださいね!
それでは、ここで一旦、学会からの英語レポートは終わりです。
また学会を聴講させて頂ける機会がありましたら、記事を書きたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました^^
と終わろうと思ったのですが、サトシ先生から、
まてまてぃ!
座長の英語のことも書いてよ!
ほら、読めない名前の発音の調べ方とか
あと、スクリプトにリズムマークを書き込む
やつのこととかさ!
と言っていただきましたので、まだまだ書こうと思います。
お役に立てるように頑張ります!
この記事が役に立ったら、フォローお願いします!!!/
(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)