英語 with Amie

医師のための100%楽しむ医療英語オンラインスクール

ポッドキャスト 医療系英単語の発音

【第122回】医学論文のTake Home message で英語の音読練習 4

投稿日:2023年9月17日 更新日:

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/

(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)

 

 

今回は ジャーナルに掲載されている医学論文の TAKE-HOME MESSAGE を口に出して読み、英語の発音力をUPさせる練習 をしていきます。

論文はセマグルチド(semaglutide)というお薬を心不全の治療へ使用した際の効果について示されたものです。

医療英語の発音を一緒に練習しましょう!

 

Dr.サトシ

ラジオは通常速度で07分36秒だよ。
早く聞きたいあなたは倍速などでどうぞ!

 

アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストからも「エイミ」で検索!

 

今回の TAKE-HOME MESSAGE の内容

エイミ

こんにちは!

医学英語発音コーチのエイミです。

 

◆ 今回の練習題材 TAKE-HOME MESSAGE 後半(生徒さんから練習オーダーを頂いたもの)

  • In this randomized international trial involving participants with HFpEF and a BMI of 30 kg/m2 or greater, once-weekly semaglutide (2.4 mg) was associated with substantial improvements in HF symptoms, health status, weight, central adiposity, and inflammatory biomarker and natriuretic peptide levels at 52 weeks.

・ヘフペフ(左室駆出率が50%以上の心不全)を持ち、かつBMI値が平方メートルあたり30kg以上の被験者によるこの無作為抽出の国際的試験において、週に一回の2.4mgのセマグルチドの投与が、52週目時点で、心不全の症状、健康状態、体重、内臓型肥満、炎症性バイオマーカー、そしてナトリウム利尿ペプチドレベルの大幅な改善に関連した。

 

【英文音読のポイント】

 

・声はお腹から出し、腹筋を使います。

・喉は広く開き、舌先は「下前歯の内側」をホームポジションとします。

・キーワードとなる語や発音が難しい語などは、単語レベルに短く切って繰り返し練習 し、その後文に入れて練習するとうまくいきます!

 

BMIの単位を読む練習

Dr.サトシ

今回は読み間違えやすい単位が

文頭に出てきているので、

まず最初のコンマまでをしっかり練習するよ!

 

In this randomized international trial involving participants with HFpEF and a BMI of 30 kg/m2 or greater,

★ワードチェックと和訳★

・HFpEF ”Heart failure with preserved ejection fraction” の省略形。「左室駆出率が50%以上の心不全」のこと。今回は出てきませんが、「左室駆出率が40%未満の心不全」の名前は “heart failure with reduced ejection fraction”、HFrEF(へフレフ)。 

“preserved” は「ある水準が保たれた」

“reduced” は「(水準を超えて)減弱した」

というニュアンスです。

・BMI  “Body Mass Index”、体格指数。肥満指数。単位を付ける際は “kg/m2″(1平方メートルあたりのkg数)となり、英語では

kilograms per square meter

と読みます。

「ヘフペフ(左室駆出率が50%以上の心不全)を持ち、かつBMI値が平方メートルあたり30kg以上の被験者によるこの無作為抽出の国際的試験において、」

 

 

今回はここまで読んでいきます!

強弱のリズムをフォントの大小で示すとこんな感じです。

In this randomized international trial involving participants with HFpEF and a BMI of thirty kilograms per square meter or greater,

 

“randomized international trial”「無作為抽出の観察分析」 は、山を3つ描くように発音します。

randomized observational trial”

ンダマイズd オブザヴェイショノウ チュライ

 

“BMI of…” は最後の I(アイ)の音程を上げ、やや伸ばすように発音します。

「アルファベット略語は常に最後の音に強勢を置き、伸ばして発音」です。

“30 kg” では、単位に複数形のsを付けて読みます。s は書かれていませんが、数字が1以外の時は常に複数形 s が伴われるので気を付けます。

キログラムは「キロ」に第一強勢を置き、ログラァムス です。

“BMI of thirty kilograms”

ーエマーイオv サーティ ログラァムス

 

“/m2”  per square meter、スクウェミーター と読みます。

meter はメーターではなくミーターなので、カタカナ読みとの違いに読み方に気を付けたいです。

ところで私は今回初めて、BMIの単位に平方メートルが使われることを知りました。人の身体が面積で表されるのはなんとなく不思議な感じがします…。調べてみるとネット上でも議論が行われていました。

“per square meter or greater,”

パー スクウェミーダァ オr グレイダァ、

 

Dr.サトシ

meter や greater の”ter” の音は

アメリカ英語ではダーと濁音、

イギリス英語ではターと清音で発音されるよ!

 

今回の内容をポッドキャストでもどうぞ!

Dr.サトシ

ラジオは通常速度で07分36秒だよ。
早く聞きたいあなたは倍速などでどうぞ!

 

アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストからも「エイミ」で検索!

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/

(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)

 

 

今回のまとめ

今回は、医学論文のTAKE-HOME MESSSGE を使った英語の発話練習をレッスンで行ったものをご紹介しました。

・”BMI” のようなアルファベット略語は常に最後の音に強勢を置き、伸ばして発音」が原則です。最後の I(アイ)の音程を上げ、やや伸ばし気味に発音します。

・”30kg/m2″  キログラムに s は書かれていませんが、数字が1以外の時は常に複数形 s が伴われるので気を付けて音読します。発音は ログラァムス です。

“BMI of thirty kilograms”

ーエマーイオv サーディ ログラァムス

・”/m2″  「平方メートルあたり」は 英語で per square meter、スクウェミーター と読みます。meter はメーターではなくミーターです。

・BMI、キログラム、メーターのように、カタカナで言い慣れている単語ほど要注意です。「カタカナ読みは日本語」です。

 

一緒に練習してくださった皆さん、お疲れ様でした!

ポッドキャストやメルマガで医療英語コンテンツを公開していますので、良かったらフォローしてみてくださいね。

また一緒に英語学習しましょう!

 

 

-ポッドキャスト, 医療系英単語の発音

執筆者:

関連記事

【第96回】ERで診察英会話 Dr. ルイスの場合

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     当記事でご紹介しているポッドキャストは、個別レッスンを受講してくださっている生徒さんの …

【第134回】あなたの「舌力」は何点?英会話の「舌が回らない」解決方法まとめ

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     皆さんは英語を話す時、「舌が回らない」「LやRが上手く発音できない」と感じたことはあり …

【第17回】”Didn’t” は「ディドゥント」じゃない!英語の発音・リスニング攻略法

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   今回は、日本人が …

【第133回】シュワと「舌先を使わないダークL」は何が違うのか!

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     今回は、私たち日本人の苦手な「ダークL」、たとえば total の L のような、単語 …

【第110回】”バニラ” を日本人が発音すると “バナナ” に聞こえます

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     今回は 日本人がカタカナ発音で「バニラ」と言うと英語人には「バナナ」に聞こえてしまいま …

最新記事

  1. 【第44回】ネイティブのぼそぼそ発音を「逃亡者」を観ながら解説していきます
  2. 【第24回】オーストラリア英語の聞き取り練習(TOEICとERで解説)
  3. 「ソーシャルディスタンス」英語でどういう? 新型コロナ関連の英語表現&発音まとめ【3】
  4. 【第66回】ER 鉄パイプ貫通治療シーンから英語学習 前編
  5. 【L、dL、mL、µL】を英語でちゃんと発音するコツ
  6. 【第13回 “There’s” は「ゼアズ」じゃない! 英語リズムと発音・リスニング攻略法
  7. ビリルビンとアルブミンのネイティブ発音を解説するよ!
  8. 【第113回】”Why don’t you” は「ホワイドンチュー」じゃない!英語リスニング攻略法
  9. 「集団免疫」英語でどう言う? 発音&聞き取りが難しめなので解説します
  10. 【英語の発表フレーズ】ネイティブが使う talk about 以外の5つの表現
  11. 【第162回】「back」は「背中」じゃない!「hip」は「おしり」でも「股関節」でもない!
  12. 【第58回】”低位舌” は英語の発音にとって大問題
  13. 【動画】学会発表「本日は~についてお話させて頂きます」を英語で
  14. 私が5000時間の英語学習を続けて思う「仲間の大切さ」 2
  15. 【学会レポ】留学せずに英語でスラスラ発表している人がやっていること【発音調べる編】
  16. 【第15回】リスニングクイズ!「sink」と「think」聞き分けられる?
  17. 【プラチナ製剤4種類】を英語で正しく発音しよう!
  18. 【第161回】第二言語習得論の「暗示的学習」は医師の英語習得にも役立つか?
  19. 【第4回】antibiotics が「アナ」バイアディクスになる理由
  20. 【側方】ネイティブの『lateral』 の発音を真似してみよう!
  21. 【医療の英会話】「~が考えられる」「の可能性がある」動詞 suggest の使い方
  22. 【学会レポ】留学せずに英語でスラスラ発表している人がやっていること【アヒル口編】
  23. “濃厚接触者” 英語でどういう?新型コロナ関連の英語表現&発音 まとめ【4】
  24. 【第100回】英検準1級のリスニング問題演習 2
  25. 【第32回】”inflammatory” は「インフラマトリー」ではありません
  26. 【第64回】「モーニングサービス」は朝食じゃないよ!キリスト教用語です
  27. 【医療の英会話】「症例数は多くない」ネイティブの英語表現を聞いてみよう!
  28. 【第12回】EKG、MI、DVT…英語の略語を発音するコツ
  29. 【第139回】医学論文を音読!「ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬」の回
  30. 【第80回】ER で英語学習 術後の患者さんに関する医師とナースの会話
エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。学会発表、座長の英語、診療英会話、英検、OETなどのオンラインレッスンを提供中。20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴でした。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERオタク。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

詳しいプロフィールはこちらからどうぞ。