英検・OET・英語総合

【英語でスライド作成】おすすめ書体はArial、Segoe、Helvetica

投稿日:2019年2月8日 更新日:

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/

(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)

 

 

エイミ

こんにちは!

学会英語発音コーチのエイミです。

 

今回はちょっと発音とは関係ない内容なのですが、

 

Dr.レン

スライドの 英字フォント って、

何を使ったらいいんでしょーか?

 

というご質問を時々いただくことがあるので、私なりにお答えしてみたいと思います。

確かに、はじめて英字でスライドを作ろうとすると、悩んでしまうポイントですよね。

ということでこの記事は、発表用スライドに使う欧文フォントの選び方 のお話です!

 

スライド用欧文フォント候補4選

 

いきなり結論なのですが、私がおすすめするスライド用欧文フォントの第一候補は、

 

◆ Arial(アリアル)

 

というフォントです。

Arial以外では、

 

◆ Helvetia(ヘルベチカ)

◆ Segoe UI(シーゴー ユーアイ)

◆ Calibri(カリブリ)

 

などが、スライドでよく使われている書体になります。

 

エイミ

インターネットで

fonts for presentation slides

(プレゼンのスライド用フォント)

と英語で検索すると、たくさんの英文記事がヒットします。

その中でもこれらのフォントが取り上げられていますよ。

 

 

スライドでの使用率が高い定番欧文フォント 

 

これらのフォント、特に Arial と Helvetica は欧文フォントとして世界の定番中の定番ですので、安心して使うことができます。

どのフォントも可読性に優れており、遠目にも非常に読みやすい ことが特徴です。

海外の大学に通っていた時、授業課題などの提出物は「このフォントで」と教授にフォントを指定されていたのですが、ほとんどの場合、指定フォントは  Arial でした。

Arial は小さい字で長文を書いても読みやすいので、発表用スクリプトも Arial にしておくと「今どこだっけ?」となりにくいです。

 

また、フォントのサイズの目安としては、

 

◆ メインテーマは36~44ポイント程度

◆ 各スライドのタイトルは30ポイント以上

◆ 本文は22ポイント以上

 

あたりの数値が、過不足なしとされています。

 

 

【NG】「日本語書体のアルファベット」と「細い書体」はやめましょう!

 

スライドでもレポートでも、英文を書く時には、日本語フォントは避ける ようにしたいです。

日本語フォントでもアルファベット入力にすればとりあえず英文は書けますので、つい、慣れた日本語フォントをアルファベットに変えて使ってしまう方もおられると思います。

ただ、これをすると、デザインの崩れた微妙な見た目 になってしまう可能性が高いです。

以前、レン先生(クライアントさん)が、

 

Dr.レン

昨日、後輩の先生が

英語で作ったスライドをチェックしてたんだけど、

パッと見で「なんか変だな〜」と思って

フォントを確認したら、

MSゴシック 使ってました…。

 

と苦笑いされていましたが、まさにそういうことです。

たとえば海外サイトなどで、このような「なんとなく違和感のある日本語フォント」を見かけたことがありませんか?

 

 

微妙に文字が欠けていたり、字間や行間が適切でなかったり…。

日本語フォントで書いた英文も、多くの場合、デザインが崩れて見えてしまいます。

また仮に、デザイン的に大きな問題が起きなかったとしてもです。

英語で発表するのですから、スライドにも欧文専用のフォントを使うのが正道ではないでしょうか?

個人的には、英文を書く時には日本語フォントは選ばないべきだと思います。

 

そしてもう一つ、Century Times New Roman などのスラっとした書体も、スライド用としてはNGです。

細く角ばったフォントは知的な印象があり、論文作成には向いていますが、遠目に読みづらいため発表向きではありません。

スライド作成では、細い書体は避けましょう。

 

 

今回のまとめ

欧文フォントにはたくさんの種類がありますが、実際に使うのは、いくつかの「定番」だけで十分です。

スライドには、ArialHelveticaSegoe UICalibri などが、世界基準としてよく選ばれています。

発表用スクリプトも、同じく Arial などで作っておくと見やすく便利です。

日本語フォントのアルファベット、そして Times New Roman などの細めの書体は、スライド用としてはNGですので気を付けましょう。

読みやすくシンプルなフォントで、印象の良いスライドを目指しましょう!

 

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!!!/

(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)

 

 

興味のある方はこちらもぜひどうぞ!

【学会レポ】使わないと不自然!「えー」「それでは」「さて」英語でも言おう

-英検・OET・英語総合

執筆者:

関連記事

zoom レッスンの始め方

  エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   このページでは、無料オンライン動画通話サービス zoom でのカウンセリング、レッスンの始め方をご説明していきます。 …

【生徒さんの声】スウェーデンの人たちと医療について語り合いたい!

  エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   今回は、私の英語発音レッスンを受けてくださり、「スウェーデンの人たちと福祉について英語で語り合う夢に一歩近づけました …

英検1級受験記【5】エピジェネティクス ~「後天的遺伝子修飾」とは?

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     2024年1月実施の英検1級本試験で、「エピジェネティクス」というタイトルの医療系の難 …

【第41回】留学中最高に面白かった大学の授業を振り返ってみた

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   私は普段「医学英 …

驚異の開封率!?『平均開封率70%』は読者の皆さんのおかげです

  エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   私は2019年11月半ばに 医学英語のメルマガ講座 を始め、今で丸5カ月が経ちました。 はじめは「読んでくださる方が …

最新記事

  1. 【第143回】「便秘」「お通じ」の英語表現! bowel「腸」はボーエルではありません
  2. 【学会レポ】質疑応答編 英語例文「答え方に困った時の一言」
  3. 【第83回】全身麻酔の説明・問診・声掛け、英語でどう言う?
  4. 【第100回】英検準1級のリスニング問題演習 2
  5. 40代ずぼら英会話【6】海外ドラマで英語学習3:しんどい時は手抜きでOK!
  6. 【第80回】ER で英語学習 術後の患者さんに関する医師とナースの会話
  7. 40代ずぼら英会話【5】ドラマで英語学習2:ガチでやるならディクテーション
  8. 「英語はたくさん聞けば慣れる」なんて嘘。ドラマの英語学習は【第1話だけ】でいい!
  9. 【第27回】「外筒を大静脈から肝静脈へ挿入する」を発音練習
  10. 【医療者の英会話】「上を向いてください」ネイティブはなんて言う?
  11. 【第133回】シュワと「舌先を使わないダークL」は何が違うのか!
  12. 【第39回】これでわかる! アメリカ&イギリス発音の決定的違い
  13. 【第94回】とにかく明るい安村さんのBGTフリートークで英語学習!
  14. 【学会レポ】Vol. 4 ダビンチの発音は「チ」が大事
  15. 【大実験】TOEICのマークシートにフリクションペンを使った結果
  16. 【ERで学ぶ医療英会話】開放骨折の緊急対応1【英語丸ごと解説】
  17. 【生徒さんの声】英語の口述発表をスムーズに行うことが出来ました
  18. 【タキサン系薬剤3種類】を英語で正しく発音しよう!
  19. 【第124回】”transcatheter”(経カテーテル)の発音練習
  20. 【第48回】五十嵐カノア選手の五輪英語インタビューが勉強になり過ぎる 後編
  21. 【第58回】”低位舌” は英語の発音にとって大問題
  22. 【第25回】英語の発音はサザン桑田佳祐さんを真似れば最強
  23. 【第16回】「滅菌」”sterile” の発音を本気でマスターしてみよう
  24. ネイティブの『ワクチン』の発音をリスニングチャレンジ!
  25. 【ドラマで診療英会話】「ベッドを起こしますね」を英語で
  26. 【第102回】診療英会話〜再診患者さんへ「どうですか」英語でどう言う?
  27. 英検準1級リスニング対策:ディクテーションやシャドーイングで伸び悩む時の学習法
  28. 大静脈【vena cava】の発音は「ベナカバ」じゃない!
  29. 「mEq」ミリイクイバレント を英語で正しく読もう!【ERで解説】
  30. 【第13回 “There’s” は「ゼアズ」じゃない! 英語リズムと発音・リスニング攻略法
エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。英検、OET、学会発表、外来での診療英会話、舌トレなどのオンラインレッスンを提供中。20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴だった。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERが大好き。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

詳しいプロフィールはこちらからどうぞ。