医療系英単語の発音

【ニトロの発音はナイトロ】i を アイ と読む医学英語 まとめ

投稿日:2019年2月4日 更新日:

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エイミ

こんにちは!

学会英語発音コーチのエイミです。

 

英語の i は、 ink などのように と読む場合と、

ice などのように アイ と読む場合がありますね!

 

この記事では、

日本では イ で読んでいるけれど、英語では アイ で読まなければいけない医学英語

を9つまとめました。

 

Dr.ゴリラ

発音を間違えやすいから気を付けよう!

 

 

1. nitroglycerin ニトログリセリン

 

正しい発音

nitroglycerin /nὰɪtrəglís(ə)rɪn/  ナイトロ グスリン

 

nitro は、日本ではドイツ語読みの ニトロ で通っていますが、英語では

ナイトロ

です。

 

医療ドラマ ER からも発音を聞いてみましょう!

 

「初診検査に心電図、ロプレソールとニトロを。」

” All right. First day labs, 12-lead. Lopressor and ナイトロ. “

 

窒素 nitrogen も、英語ではニトロゲンではなく

ナイトロジェン

です!

 

 

2. glycogen グリコーゲン

 

正しい発音

glycogen /ɡláɪkədʒn/  ライ カジェン

 

グリコーゲンも、ドイツ語由来の読み方です。

英語では ライ カジェン と発音するようにしましょう!

 

 

3. kinase キナーゼ

 

正しい発音

kinase /káɪneɪz/  カイネイズ(または ス)

 

キナーゼ もドイツ語です!

英語では、頭の ki カイnase ネイズ(スでもOK)と読み、

カイ ネイズ

です。

 

ER からネイティブの発音を聞いておきましょう!

 

「ストレプトキナーゼを150万単位。」

” 1.5 million units streptoカイネイス. “

 

アクセントは、最初の カイ のところです!

 

 

4. lipase リパーゼ

 

正しい発音

lipase /láɪpeɪz/  ライペイズ

 

リパーゼもやはりドイツ語由来です。

キナーゼと同じように、li ライpase ペイズ(ペイス)に変わり、

ライペイズ

です!

 

最初の ライ を強く読みましょう!

 

 

5. iatrogenic 医原性の

 

正しい発音

 iatrogenic /aiæ`trədʒénik/  アイアトロジェニッk

 

イアトロジェニック ではなく

アイアトロジェニッk

です!

 

 

6. virus ウイルス

 

正しい発音

virus /váɪrəs/  ヴァイオレス

 

ウイルスはラテン語。

ヴィルスはドイツ語。

そして英語は ヴァイオレス です!

 

 

7. pylorus / pyloric 幽門、幽門の

正しい発音

pylorus /paɪlɔ́:rəs/  パイローラス

 

pyloric /paɪlɔ́:rɪk/  パイローリック

 

ピロルスもドイツ語に近い読み方です。

英語では py を パイ に変えて

パイローラス

と言いましょう!

 

pylorus の複数形は pylori ですが、こちらも ピロリ ではなく、

パイローリ または パイローライ

と発音します!

 

8. ion / ionic イオン、イオンの

 

正しい発音

 

イオンもドイツ語です!

英語では アイ ァン です。

iron とほとんど同じ発音で、違いは R が入るか入らないかだけです。

 

9. ibuprofen イブプロフェン

 

日本では「イブプロフェン」でお馴染みの痛み止めも、英語では

アイビュウ プロウフェン

となります。

医療ドラマ「ニュー・アムステルダム」から発音を聞いてみましょう。

持病のADHDをコントロールしながら病院で勤務を続ける Dr. ブルームは、ADHDの薬(アデロール)をイブプロフェンの容器に入れて携帯していましたが、それを誤って同僚の看護師に飲まれてしまいました。

 

「私のイブプロフェンは、イブプロフェンじゃないの。アデロールなの。」

” My アイビュウプロウフェン wasn’t アイビュウプロウフェン. It was Adderall. “

【日本語吹替と英語音声を連続で】

 

 

この記事のまとめ

今回は、i の発音に気を付けたい医学英語 9つをまとめました!

 

◆ nitro ナイトロ

◆ glycogen  グライカジェン

◆ kinase  カイネイズ(ス)

◆ lipase  ライペイズ(ス)

◆ iatrogenic  アイアトロジェニック

◆ virus  ヴァイオレス

◆ pylorus / pyloric  パイローラス パイローリック

◆ ion / ionic  アイアン アイアニック

◆ ibuprofen  アイビュウプロウフェン

 

ほかにも、母音(アイウエオ)の読み方の落とし穴 は実はたくさんあります。

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それでは今日はここまでです!

 

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興味のある方はこちらもぜひどうぞ!

【食道】「エソファーガス」はなぜ通じない!?

 

 

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エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。ER先生。舌トレ先生。英検先生。
20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴だった。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERが大好き。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

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