あれこれ

私が5000時間の英語学習を続けて思う「仲間の大切さ」 1

投稿日:2019年9月18日 更新日:

 

エイミ

こんにちは!

医学英語発音コーチのエイミです。

 

今回は、20代後半から英会話を始めて6年で5000時間学習した私の個人的な学習歴と、その中で感じた「誰かと一緒に勉強することの大切さ」について書いてみようと思います。

 

この記事を書こうと思ったのは、

英会話をやらなきゃと思って、これまで何度も手をつけたのですが、続かなくて

というお悩みや、

エイミさんも、元々は英語好きではなかったんですよね? どうしてここまで続けられたんですか?

という質問をよくいただくようになったからです。

 

「続けよう!」と思って続けられるなら苦労はないのですが、私たちは大体、目標に届く前に英語をやめてしまいます。

続けるためには、何か仕掛けが必要なんです。

私にとってその仕掛けは「いつも仲間を欠かさないこと」でした。

あなたの英語学習に、誰かを巻き込み、そして一緒に成長していけたら、すごく素敵ではないでしょうか?

「この人(たち)と一緒に頑張りたい」と思う人を探し、ガシッと捕まえる勇気が、あなたの英語力をどんどん上げていくかもしれません。

それでは、良かったら、少し読んでいってください。

 

 

私が英会話を始めたきっかけは

そもそも私が英語学習を始めたのは、マーケティング関連の仕事で次の目標が見つけられずにいた20代後半の時に、「一旦仕事から離れて世界を見てこよう」と思ったからでした。

英語は、中学3年生の現在完了形あたりからさっぱり意味がわからなくなり、高校を卒業した頃は「もう私の人生に英語が関係することは一切なし!」と開放感でいっぱいだったのですが、人生はいつも予想外なものです。

絶縁したはずの英語を、もう一度やることになりました。

20代後半まで海外すらほぼ未経験だったので、最初はただ旅をするだけのつもりで、「それでも世界を回るには英語が要るなー」と思いました。

しかし、お金も時間もなく、そんな中で見つけたのがフィリピン留学でした。

 

世界一周の最初の1カ国目をフィリピンにして、2ヶ月勉強して出ればちょうどいいなぁ

 

という軽い気持ちで留学したのですが、そこで世界一周するのをやめ、そのままそこで大学に進学しました。

 

Dr.サトシ

何それ…。なにがどうなってそーなった?

エイミ

後でもう少し詳しくお話しします。

 

 

続けない人はそこで終わり

大体の人は、英語が話せるようになるまでの時間の見積もりをミスっています。

ペラペラ話せるようになるには、すごくまじめに頑張っても、年単位の時間がかかります。

数ヶ月ではありません。

それを知らずに途中でやめてしまったら、そこで試合終了です。

 

そして、年単位で時間がかかるとわかったら、次はモチベーションが続かないという問題が出てきます。

普通はどこかで心が折れます。

心が折れたら途中でやめてしまうので、やっぱり、これでもそこで終了です。

 

 

 

どうして「留学すれば英語はすぐ話せるようになる」と思っていたんだろう?


ここから夕焼けを眺めつつ考えたあの日

 

私も外に出ていく前は夢を見ていました。

2、3ヶ月ちゃんと頑張れば、英語を話しながらアハハーって笑えるようになるだろう」と。

だから最初の英語学校を2ヶ月の滞在期間で申し込みました。

でも、すぐに現実と向き合うことになります。

一言も話せないのに、入学後即日本語の通じない先生とのマンツーマンレッスンが始まりました。

ここでまったく何ともならず、「何とかなるだろう」という気持ちが一瞬でシューンとしぼみます。

1週間目を必死にこなし、少しだけ余裕の出た2週間目が終わった金曜日、寮の2階からぼんやり夕日を眺めながら、こう思いました。

 

2ヶ月で、英語で談笑?そんなん、絶対に 無理やん。

 

何を寝言を言ってたんやろう?

 

どうしてそんな勘違いをしたんだろう。

 

この時に私は現実に気がつき、とりあえず、ありえない夢を見るのをやめました。

 

Dr.レン

まぁ良かったね、2週間で気づいて…。

ていうか、無謀すぎたよね?

 

エイミ

まったくです。

ただの無茶苦茶でした。

 

 

自分に英語を続けさせるための【最初の一歩】

私は、自分が英語学習をなめていたこと、そしてそのせいで毎日6時間マンツーマンで英会話」という恵まれた環境にいながら自分が全然成長しないことに、段々いらいらがおさまらなくなってきました。

英語学校の先生たちはいつも一所懸命教えてくれ、励ましてくれるのに、まだ言いたいことを何も伝えられない。

ひとつも伝えられない。

 

「このままフィリピンを出たら、この2ヶ月は無かったも同じだな」

 

と思いました。

もっと勉強して、せめて先生たちに、カンペなしで英語で御礼が言えるようになりたい。

そのためにはこのまま英語を続けないといけないけれど、学校を出て一人になったら、きっと挫折してしまう。

そうして悶々と考えていた頃、現地の大学の学生だという日本人の女の子と知り合う機会がありました。

 

サトシ先生

何それ! どうやって知り合ったの?

エイミ

その時お世話になっていた英語学校のオーナーさんが、

彼女とお友達だったんです。

 

そしてその女の子から、授業はすべて英語でされること、大学には日本人はほぼゼロであることなどを教えてもらい、「よし、これをやろう」と私は入学を決めます。

入学月の6月まで一ヶ月しかありませんでしたが、どうにか書類を作り、大学に飛び込みました。

 

 

今回のまとめ

● 英会話学習は、みんな「続かない」ことに悩んでいる。

●続かない2つの理由は、「結果が出るまでに時間がかかることを知らないこと」、そして「それが分かっても、辛くてやめてしまうこと」。

●大切なのは、まずその2つの問題に気がつくこと。

●次に大切なのは、「じゃあ自分はどうしたら続けられるんだろう?」を考えること。

●「これかもしれない」と感じるものを見つけたら、勇気を出して、実際に中に入ってみること。

 

Dr.ナミ

「仲間の大切さ 2」の記事へ続きますニャ!

仲間の大切さ 2

 

 

-あれこれ

執筆者:

関連記事

【生徒さんの声】日々の診療で自信を持って英語で説明できるようになりました

こんにちは、エイミです。 今回は私のレッスンを30時間受講され、「日々の診療で自信を持って英語で説明できるようになりました」とお話ししてくださったD先生のお声をご紹介していきます!   エイ …

【第61回】英語で「は?」と聞き返されても気にしない。受け止め方と対処法

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   今日は英語を話し …

【第94回】とにかく明るい安村さんのBGTフリートークで英語学習!

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     当記事でご紹介しているポッドキャストは、個別レッスンを受講してくださっている生徒さんの …

おっさん頑張れ!40代ずぼら英会話【6】海外ドラマで英語学習 手抜き編

前回の記事で、海外ドラマはディクテーションすると英語学習効果を最大化できる ということをお話ししました。  ただディクテーションはものすごく手間暇がかかります。 「今日は疲れているし、ディクテーション …

【第69回】”英語喉” KAZ先生の「喉ブレーキをかけない」の意味を解説

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   今回は先日レッス …

  1. 【英語でスライド作成】おすすめ書体はArial、Segoe、Helvetica
  2. 【第13回】「There’s」は「ゼアズ」ではありません! ネイティブの発音を解説
  3. 【第17回】知ってる?「Didn’t」の発音は「ディドゥント」じゃないっていう話
  4. 【ドラマでわかる】「ウォウ」と「ワオ」の使い分け
  5. 「nm、mm、cm、mm3、μm」の英語の発音をわかりやすく
  6. 【学会レポ】質疑応答編 英語の例文「最初の一言」
  7. 【学会レポ】Vol.13 発表は「1分100ワード」で話せ
  8. 【学会レポ】座長編 英語例文「セッションを始める」
  9. 【医療者の英語表現】「~の疑いがある」ネイティブはどう言う?
  10. 「少し前に来て」「後ろに下がって」「上に上がって」「下に下がって」を英語で
  11. penis の発音はペニスではないという真面目な話
  12. 【第49回】オーバーイージーとは? 英語圏の「目玉焼きの焼き加減」4つ
  13. 【L、dL、mL、µL】を英語でちゃんと発音するコツ
  14. 「mg/m2」を英語で正しく読もう!【ERで解説】
  15. 【食道の英語】「エソファーガス」が通じないのはなぜ?
  16. 【第31回】アーテリーではない「artery(動脈)」
  17. 大静脈【vena cava】の発音は「ベナカバ」じゃない!
  18. 【第42回】as は「アズ」じゃない! as as 構文の発音のコツ
  19. 「男性・女性を male / female と表現するのはどうなのか?」という議論に対する一つの答え
  20. 【atypical】を アティピカル と読んでいる人、間違ってますよ!
医学英語・学会英語発音コーチ
エイミ
英語の発声・発音改善の専門家。日本人にとっての理解しやすさを追求した音声解説と、「トレーニングは楽しく!!」が信条。英語は読み書きもできず、センキュー以外何も言えなかったところから習得をスタート。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

詳しいプロフィールはこちらからどうぞ。