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【第91回】医学論文の TAKE-HOME MESSAGE で英語の発音練習

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当記事でご紹介しているポッドキャストは、個別レッスンを受講してくださっている生徒さんのために私の方でレッスンの復習用にお作りしている音声データを公開しているものです。

今回は「ジャーナルに掲載されている医学論文の TAKE-HOME MESSAGE を口に出して読んでみる」という回です。

取り上げる論文のテーマはこんな感じです。

「血液の抗凝固が心房細動を持つ患者の脳卒中予防に役立つことは有名だが、実は認知症予防にも有効である」

医学系用語の発音をぜひご一緒に練習しましょう!

 

Dr.サトシ

ラジオは通常速度で10分20秒だよ。
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今回の TAKE-HOME MESSAGE の内容

エイミ

こんにちは!

医学英語発音コーチのエイミです。

 

◆ 今回の練習題材とした英文(先生からご紹介頂いたもの)

  • Anticoagulation is cardinal for stroke prevention in patients with atrial fibrillation (AF), but its efficacy for dementia prevention is not well-known. This large, population-based, observational cohort study investigated the association between the use of oral anticoagulants and the risk of dementia in patients older than 50 years with nonvalvular AF (N = 142,227). Oral anticoagulant use was associated with a reduced risk of dementia in patients aged 75 years or older (HR, 0.84). Interestingly, fewer than 20% of the patients had a previous stroke or transient ischemic attack, and half of the patients were on additional antiplatelet agent therapy.

 

この文章を英語のリズム(強弱のイントネーション)で口に出していきます。

ぶつぶつ切らず、なめらかに。

そして平坦に読まず、抑揚をつけて読むことが大切です。

声はお腹から出しましょう。

喉を広く開いて、舌は寝かします。

キーワードとなる語や発音が難しい語などは、単語レベルに短く切って繰り返し練習 していきましょう!

 

1行目の練習

  • Anticoagulation is cardinal for stroke prevention in patients with atrial fibrillation (AF), but its efficacy for dementia prevention is not well-known. 

★ワードチェックと和訳★

・cardinal(形容詞) 非常に重要な。(第一義は「ローマ教皇の補佐役である枢機卿」)

「抗凝固は心房細動を持つ患者の脳卒中予防に非常に重要なものであるが、その認知症予防の効果についてはあまり知られていない。」

 

まずは1行目読んでみましょう!

強弱のリズムをフォントの大小で示すとこんな感じです。

 

Anticoagulation is cardinal for stroke prevention in patients with atrial fibrillation (AF), but its efficacy for dementia prevention is not well-known

 

抗凝固 anticoagulation は、多くの先生が「発音が難しい」と感じられる単語です。

強勢3つで発音することがポイントです!

Anticoagulation

ンティ コギュレイション

また、心房性 atrial は「エイトリアル」ではなく

atrial

チュリオウ

と発音すると英語らしくなります。

tr- の音の並びでは口がすぼまり、チュ のように発音されることが多いです。

 

2行目の練習

 This large, population-based, observational cohort study investigated the association between the use of oral anticoagulants and the risk of dementia in patients older than 50 years with nonvalvular AF (N = 142,227). 

★ワードチェックと和訳★

「この大規模な、集団ベースの観察コホート研究は、内服の抗凝固薬の使用と、非弁膜症性心房細動を持つ50歳以上の患者群の認知症リスクとの関連性を調べたものです。」

 

こちらはリズムを取るとこんな感じです!

This large, population-based, observational cohort study investigated the association between the use of oral anticoagulants and the risk of dementia in patients older than 50 years with nonvalvular AF

 

この文の中では「コホート」が少し発音に気を付けると良い単語になるかと思います。

最初の コ に第一ストレス(アクセント)を乗せましょう。

cohort

ウホーt

コホートのように、カタカナで使い慣れている用語ほど英語で話す時には発音が異なることが多く、気を付ける必要性が高くなります…!

 

 

3・4行目の練習

 Oral anticoagulant use was associated with a reduced risk of dementia in patients aged 75 years or older (HR, 0.84). 

 

同じ要領で3、4行目もリズムを取っていきましょう!

oral anticoagulant use was associated with a reduced risk of dementia in patients aged 75 years or older (Hazard Ratio, 0.84).

 

Interestingly, fewer than 20% of the patients had a previous stroke or transient ischemic attack, and half of the patients were on additional antiplatelet agent therapy.

Interestingly, fewer than 20 percent of the patients had a previous stroke or transient ischemic attack, and half of the patients were on additional antiplatelet agent therapy.

 

3、4行目から、発音に気を付けたい単語として

oral 

ischemic

ratio

などがあるかと思います。

oral は「オーラル」ではゆっくり過ぎるので、ラルを省くような気持ちで発音してください。

oral    オーrl。

oral anticoagulant 

ー(rl) ンティ コギュランt。

 

ischemic は イスケミック ではなく

ischemic イスーミック

 

ratio は ラシオ ではなく 

ratio イショウ(または イシオウ)

 

今回の内容をポッドキャストでもどうぞ!

Dr.サトシ

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今回のまとめ

今回は、論文のTAKE-HOME MESSSGE を使った英語の発話練習をレッスンで行ったものをご紹介しました。

TAKE-HOME MESSAGE やアブストラクトは論文の要旨が短くまとめられていて、医療英語の発話練習にはとても良い題材であると思います。

レッスンでは今回のように真面目に論文を読んでみたり、医療ドラマから診療英会話を楽しく学習したり、発表練習や面接練習をして頂いたり、先生のご希望に応じていろんな題材で英語学習をご提供しています。

これからも記事やラジオで英語コンテンツを公開していきますので、ぜひチェックしてくださいね。

また一緒に英語学習しましょう!

 

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医学英語・学会英語発音コーチ
エイミ
英語の発声・発音改善の専門家。日本人にとっての理解しやすさを追求した音声解説と、「トレーニングは楽しく!!」が信条。英語は読み書きもできず、センキュー以外何も言えなかったところから習得をスタート。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

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