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こんにちは!
医学英語発音コーチのエイミです。
今回は、医療系基礎単語の一つ “inflammatory”(炎症性の)の発音練習 を、ラジオと動画で皆さんと一緒にワークをしていきたいと思います。
inflammatory は、普段カタカナで「インフラマトリー」と読んでいる先生が多くおられます。(「マ」を上げるイントネーションで。)
普段このカタカナで読まれていると、いざ学会などで正しく発音する必要がある時、発音を直すのにかなり時間がかかってしまいます。
ラジオは通常速度で16分45秒だよ。
早く聞きたいあなたは倍速などでどうぞ!
1.Anchor
2.アップルポッドキャスト
「エイミ」で検索してください!
“inflammatory” ネイティブはこう発音する
それではまず
ネイティブの inflammatory の
リスニングに挑戦してみましょう!
これからご紹介するのは、
「ストレスと友達になる方法」
という動画の一部です。
以下の18秒の音声の中に
“anti-inflammatory”(抗炎症)
というワードが出てきますが、
さて、どこで出て来ているでしょうか?
◆ 【聞き取りに挑戦】”anti-inflammatory” はどこに出てくる?
オキシトシン(というホルモン)は、脳だけでなく、身体の他の部分にも働きかけます。_______________。________。
Well, oxytocin doesn’t only act on your brain. __________________. ______________.
【英語音声】
いかがでしょうか。”anti-inflammatory” 、聞き取れましたか?
「アンチ・インフラマトリー」
だと思っていると、なかなか聞き取れないかもしれません。
一度でわからなくとも、繰り返して聞いて大丈夫ですので、よーく聞いて、耳で探してみてくださいね!
それでは、答えです!
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◆ 答え
オキシトシンは脳だけではなく、身体の他の部分にも働きかけます。オキシトシンの主な役割の一つは、心血管系をストレスの影響から守ることです。自然の抗炎症薬なのです。
Well, oxytocin doesn’t only act on your brain. It also acts on your body, and one of its main roles in your body is to protect your cardiovascular system from the effects of stress. It’s a natural anti-inflammatory.
【英語音声】
(ストレスと友達になる方法 – How to make stress your friend)
サトシ先生!
anti-inflammatory は
カタカナにするなら
どのような感じで発音されているでしょうか?
うーん、まず、
anti が アンチではなく
アンタイ と発音されているよね?
そして inflammatory は
ラとトを強く発音して、
「インフ ラァ マ トー リィ」。
「インフラマトリー」ではないね…!
英語の anti には、「アンティ」と「アンタイ」の二つの読み方があります。
今回ご紹介した動画では「アンタイ」が使われていました。
そして inflammatory は、la と to に強勢を置いて発音します。(「マ」ではありません)
ということで、anti-inflammatory は「アンチインフラマトリー」ではなく、
◆ anti-inflammatory
アンタイ インフラァマトーリィ
となります。
それじゃ
動画で口の動きを確認してみよう!
長さは2分22秒だよ!
inflammatory の発音のコツ
参考までに、
inflammatory を発音する時の
私の日本語の口と英語の口を並べてみました。
イン「フ」「ラ」「マ」「ト」「リー」
ほぼ全部の口の形が違っているので、
ぜひよーく見比べてみてください!
◆ “in-f-la-mma-to-ry” 日英口比較
↑ in は日本語と英語で大きく違いません。
↑ここから変わります。英語の [f] は、前歯を下唇に押し付けて「フッ」。
↑[la] 英語では、あごをしっかり下げ、口を大きく開きましょう!
↑[ma] 英語の「マ」、びっくりしますよね。本当にこんな顔するの…? するんです! あごにシワが寄るくらい強く唇を結びます!
↑[to] 日本語の「ト」ではあっさりしすぎです! 鼻の下を伸ばし、あごを下げて「トォ」。
↑R の発音を使います。アヒル口で「リィ」。
特に大切なのは、アクセントの乗る「ラ」と「ト」の動きです。
どちらも日本語よりも口の動きがかなり大きいです。
インフ 「ラァ」
マ「トォ」リィ
la と to の発音がきれいになると、inflammatory はかなり英語らしく発音できるようになります。
それでは、今日はここまでです!
ラジオでは、 「抗炎症」 “anti-inflammatory” と「炎症反応」”inflammatory response” の発音を練習していきます。
一緒に頑張りましょう!
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今回のまとめ
形容詞 inflammatory は、発話する際、アクセントの位置に留意した方が良い単語です。
「インフラマトリー」ではなく、
◆ inflammatory
インフラァマトーリィ
となります。
強勢が二カ所あるので、少し発音が難しいですが、ラジオで練習したように音を分割して練習すると上達しやすいです。
ちなみに、respiratory(呼吸器の)のアメリカ英語での発音は、 inflammatory とよく似ています。
◆ respiratory
レスプラトーリィ
こちらも強勢箇所が二つあります。
合わせて発音練習すると効率的かと思います!