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【第73回】ER の診察英会話 初診診療での英語表現と発音

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エイミ

こんにちは!

医学英語発音コーチのエイミです。

 

今回は 外来診療の英語表現をご紹介します。

診察室で英語を使われる機会のある先生に何かお役に立てましたら嬉しく思います。

ER の小児内科医、Dr. ダグ・ロス の初診場面での台詞 から学習しましょう!

 

Dr.ナミ

ラジオは通常速度で10分20秒だニャ。

早く聞きたいあなたは倍速などでどうぞ!

 

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聞き取れる? 診療英会話をリスニング

エイミ

米医療ドラマ ER から

ジョージ・クルーニーさん演じる小児科医、

Dr. ロスの台詞の聞き取りにトライしてみましょう。

とても速いので

よーーく耳を集中させて聴いてみてくださいね!

 

◆ 【聞き取りチャレンジ】「こんにちは、医師のロスです」

Dr. ロス:Hey, Ray. I’m Dr. Ross. __ ________ _____ ____ _______ some headaches and _______ _________. 

患者:Yeah, they’re pretty bad.

Dr. ロス:Okay. _____ __ ____ ____ _____ __ _____?

患者:Here.

Dr. ロス:___ ____ ___ ____ ______ ______?

患者:_____ __ _______.

 

エイミ

ナミ先生!

ロス先生と患者のレイくんの会話、

聞き取れましたか?

 

Dr.ナミ

うーん…。

headaches と言っているから「頭が痛い」のかな

ぐらいの感じニャ。

次は「頭のどこ?」って言っているのかニャ?

ネイティブの発音は速すぎて

今回も激ムズですニャ。

 

エイミ

聞き取るのはとても難しいですよね…!

実は、ぜんぶ簡単な単語ばかりなんですよ。

3回くらいよーく聞いて考えて頂いて、

下で答え合わせをしましょう!

 

 

 

 

◆ 答え 

医師:こんにちは、ロスです。最近頭痛が続いて学校を休みがち、ということだね?

Hey, Ray. I’m Dr. Ross. I understand you’ve been having some headaches and missing school. 

患者:はい、ひどい頭痛なんです。

Yeah, they’re pretty bad.

医師:なるほど。頭のどの辺り?

Okay. Where in your head does it hurt?

患者:この辺です。

Here.

医師:いつ頃からかな?

How long have you been having these?

患者:一カ月くらい前からです。

About a month.

 

ということでロス先生の診察英会話は、

 

I understand you’ve been having some headaches and missing school. 

「最近頭痛が続いて学校を休みがち、ということだね?」

★ I understand ~.  ~だと聞いています。

★ you’ve been having …    ~がしばらく続いていると

★ miss school    学校を休む。

 

Where in your head does it hurt?

「頭のどの辺り?」

★ Where in A?    Aのどこ?(詳しく場所を尋ねる時の決まり文句)

 

How long have you been having these?

「症状はいつからですか?」

★ いつからですか?は、 How long +現在完了形または現在完了進行形 が使われることがよくあります。

 

でした!

 

ロス先生の発音リズム

いかがでしたでしょうか、

「最初はあまり聞き取れなかったけれど、わかってしまえば何も難しいことは言ってないな…。」

と感じられた先生も多くおられたのではないかと思います。

英語はリズムで話す言語です。

今回のロス先生の発音リズムをまとめます!

(グレー字はほとんど発音されていない部分です)

 

● Hey, Ray. I’m Doctor Ross. I understand you’ve been having some headaches and missing school

 

Where in your head does it hurt?

 

How long have you been having these?

(ing のあとに th が続く時、th音は消え気味になります)

 

英語のリズムで話せるようになると、ジョージ・クルーニーさんの発音も聞き取れるようになっていきます。

ポッドキャストで一緒に練習しましょう!

 

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今回のまとめ

今回はERから初診診療でよく使われる英語表現とその発音をいくつかご紹介しました。

ジョージ・クルーニーさんはかなりはしょり気味に発音される方なので、リスニングは難しかったかなと思いますが、いかがでしたでしょうか?

(「最初の understand が still ぐらいにしか聞こえないですけど…」と苦悩される先生もレッスンでおられました。)

表現的なポイントをまとめておきます。

★ I understand ~.  

~だと聞いています。

★ you’ve been having …   

~の症状がしばらく続いていると

★ Where in A?   

Aのどこ?(より詳細な場所を尋ねる時の決まり文句)

★ How long have you been having A? 

 Aの症状はいつからありますか?(How long +現在完了形または現在完了進行形)

 

診療英会話の表現は医療ドラマに学ぶとリアルです。

リスニングも頑張られる方は、聞こう聞こうとするだけでなく、ぜひご自身でのコピーイング(まったく同じように発音する練習)も抜かりなくなさってください。

面倒でもご自身で口に出さないとものになりません。

それではまた一緒に英語学習しましょう!

 

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エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。ER先生。舌トレ先生。英検先生。
20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴だった。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERが大好き。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

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