医療ドラマ英会話

【ERで学ぶ医療英会話】緊急分娩対応3【英語丸ごと解説】

投稿日:2019年7月30日 更新日:

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エイミ

こんにちは!

医学英語発音コーチのエイミです。

 

ドラマ「ER 緊急救命室」から、医学英語の表現と発音を少しずつ解説しています。

今回は、ファーストシーズン第1話の28:14から28:28までです。

この赤ちゃん出産シーンは勉強しどころがたくさんあるので、記事を5つに分けました。こちらは3つ目です。

 

一つ目の記事はこちら。

二つ目の記事はこちら。

 

音声は、ドラマの発音に忠実に、私の声で「自然な速さ→ゆっくり」で発音しています。

参考に聞いてみてください!

 

Dr.レン

ERのDVDとか持ってる人は、

できれば実際にドラマのこのシーンを観ながら

記事を読むのがおすすめだよ。

 

Dr.サトシ

ドラマ観ながらだと、勉強になる度200%保証 だぜ!

 

「Blow through the pain」のニュアンスを感じよう!

グリーン先生:(妊婦へ)おおきく息をして、痛みに合わせて息を吐いて。(ナースへ)麻酔科医をここへ、小児科医も呼んで。足台付けよう。

Keep breathing, ma’am. Blow through the pain, blow through the pain. Get me anesthesia, call the pediatrician. Hook up those stirrups.

キーッブリージンメァム。ブロウスルーザペイン、ブロウスルーザペイン。ゲッミーアネスシージャ、コー ザ ピーディアトリシャン。フッカッ ドウズ スターラップス。

 

単語&フレーズチェック

● Blow through the pain おおきく息を吐いて。「through 〇〇」で、「〇〇の最初から最後まで、〇〇の間をずーっと通して」のような感覚です。つまりここは、「痛みを通り抜けるようにずーっと大きく息を吐いて」のようなニュアンスです。

● anesthesia 麻酔。ここでは麻酔医の意味。発音は「アネスシージャ」。

● Get me 人 誰々を私の所に連れてきてください。

● Hook up 引っ掛けて取り付ける。

● stirrups 分娩用の足台。ペアで使う物なので複数形のSが付いています。発音は「ターラプス」。

 

 

【現在進行形を使った未来表現】「~しますか?」

ナースのキャロル:会陰切開しますか?

You’re doing an episiotomy?

ユァ ドゥイン ナン ァピズィアーダミィ?

 

 

グリーン先生:いや、時間がなさそうだ。もう頭が出てるし。(妊婦へ)はい、痛みに合わせて息吐きましょう。おおきく吐いて。そう、上手です。

No, I don’t have time. She’s already crowning. Blow through the pain, ma’am. Blow through the pain,  blow through the pain. That’s right.

ノウ ァドン ヘァヴタァイム。シズオーレディ クラウニン。ブロウスルーザペイン メァム。ブロウスルーザペイン、ブロウスルーザペイン。ザァツライ。

 

ここで処置室へ到着です。

 

単語&フレーズチェック

● do an episiotomy 会陰切開をする。発音は「アピズィアーダミィ」。si は「ズィ」「スィ」どちらでも可です。

ここの「You‘re doing an episiotomy?」という現在進行形は、「今それをしている」ではなく、「これからそうする」の意味です。

 

エイミ

もうすでに、気持ちがそれに向かっている。

気持ち的には、すでに始まっている。

そんな感覚で「これから~するね。」と伝える時、

英語では、be doing(現在進行形)を使うことがあります。

「厳密にはまだ始めていないけど、私の意識の部分ではもう始まってるんで、[ing]を使いますね」

という感覚で使われます。

 

Dr.サトシ

つまりキャロルは、グリーン先生に、

先生の心の中では ”会陰切開するぞ” という気持ちがもう始まってますかー?

みたいなイメージで質問しているわけやな。

 

Dr.ナミ

それを素直な日本語にすると、

「会陰切開しますか?」になるんニャね。

 

● She’s crowning. お腹の子の頭が出てきている。直訳すると「彼女は(股に)クラウン(王冠)が載っている」。だいぶパンチの効いた表現です。冗談ではなくふつうの表現です。

 

 

今回のまとめ

【主な単語・フレーズ・発音】

● Blow through the pain 痛みに合わせておおきく息を吐いて。

● anesthesia 麻酔。ここでは麻酔医。発音は「アネスシージャ」。

● Get me 人 誰々を私の所に連れてきて。

● be doing(現在進行形) まだ実際に始めていないことに対しても、「気持ち的にはもうその行動の中にいる」感覚がある時、使う時制。

● stirrups 分娩用の足台。発音は「ターラプス」。

● do an episiotomy 会陰切開をする。発音は「アピズィアーダミィ」。

● She’s crowning. お腹の子の頭が出てきている。

 

 

エイミ

緊急分娩対応4 へ続く!

 

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医学英語・学会英語発音コーチ
エイミ
英語の発声・発音改善の専門家。日本人にとっての理解しやすさを追求した音声解説と、「トレーニングは楽しく!!」が信条。英語は読み書きもできず、センキュー以外何も言えなかったところから習得をスタート。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 915点。

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