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こんにちは!
学会英語発音コーチのエイミです。
今回は、医療ドラマ ER から
「~(病名)の疑いがあります」
「~(病名)かもしれません」
にあたる英語表現を抜き出し、ご紹介します。
日本語の「かもしれない」に対する英語の助動詞は、
could、can、might、may、would
などたくさんあり、英語に慣れていないと、どれを使うべきなのか悩んでしまいます。
ただ、「~の病気かもしれません」で使う助動詞は、実は決まっているんです。
それでは見ていきましょう!
1.人 could have 病名 のパターン
結論から行くと、「~(病名)かもしれない」の表現に使われる助動詞は could です。
could は、
「そういう可能性もあり得る」
「ひょっとするとそうかもしれない」
のような、慎重な言い回しに使う助動詞です。
◆ You could have A.
(あなたはAかもしれません)
この表現を、続けて4つ見てみましょう。
「結腸の炎症かもしれません。数時間様子を見て良くならなければ、恐らく手術が必要です。」
” You could have an inflammation in the colon. If it doesn’t get better in next couple of hours, you might have to have a surgery. ”
「子癇前症の症状かもしれません。血圧が少し高いので。」
” You could have a condition called preeclampsia. Your blood pressure’s a little elevated. “
医学生:首が折れているかもしれないんですよ。
You could have a broken neck.
患者:ただのむち打ちだよ。大丈夫さ。
It’s just whiplash. That’s all.
「心内膜炎という病気かもしれません。細菌が血流に入り込んで、心臓の弁の周りに感染するんです。」
” (She) Could have what’s called endocarditis. Bacteria spreads in the blood stream and causes an infection around the heart valves. “
このように、could ばかり が使われています。
もう一つ、人ではなく病状を主語にする方法もあります。
そちらも見ておきましょう。
2.状態 could be 病名 のパターン
「~(病名)の疑いがある」のもう一つのバリエーションは、病状を主語にする表現です。
You could have A. よりやや改まったニュアンスに聞こえます。
◆ X could be A.
(Xという状態は、Aという病気かもしれない)
これもとっても良く使われる表現ニャ。
3つ、使い方を見てみるニャ!
「種やナッツを食べた後の腹痛は、憩室炎かもしれません。」
” Stomach pains, plus seeds or nuts, could be diverticulitis. “
(肺のX線写真の影を説明して)
「(この影は)いろいろと考えられますね。炎症とか、古い病巣の跡とか、知らずに吸い込んだ異物とか、何かの肉芽腫とか。いろんなケースがあります。」
” Well, it could be a number of things. It could be an infiltrate, a dense area of tissue from an old infection. It could be an inhaled foreign body. It could be a granuloma of some sort. It could be a lot of things. “
「肺炎か、もしかすると、初期の心不全かもしれません。」
” It could be pneumonia or possibly early heart failure. “
このように、
「~(病名)かもしれない」
の表現には、could で対応すると自然です。
would be、can be、may be などは、どれも could be より高い可能性を示します。
慎重さが求められる場面では、could 以外の助動詞をネイティブは使いたがらないように感じます。
言葉のニュアンスに慎重になるのって、
やっぱり大事だよな!
今回のまとめ
「〇〇の病気かもしれません」「〇〇の疑いがあります」にあたる英語表現には、慎重に可能性を示す助動詞 could が好んで使われます。
◆ You/He/She could have A.
(あなた、彼、彼女はAかもしれません)
◆ X could be A.
(Xという状態は、Aという病気かもしれない)
could have、could be は、発音するのも簡単です。
ネイティブの音声をよく聞き、イントネーションを真似して、使ってみてください!
関連記事:「~(疾病、状態など)の可能性が高い」「低い」って英語で何て言う?
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