ポッドキャスト 日常英会話

【第45回】五輪カナダ人レポーターが英語で熱くコンビニを語る 前編

投稿日:2021年8月9日 更新日:

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/

(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)

 

 

エイミ

こんにちは!

医学英語発音コーチのエイミです。

 

今日私は、オリンピックで来日されたカナダのCBC局レポーターさんによる 日本のCombini(コンビニ)レポート の動画を観ています。

カナダ人スポーツキャスター、デビン・ハロウさんが「日本のセブン・イレブンが好きすぎる」ことでメディアに取り上げられ、オリンピック期間中ちょっとした有名人になられたのですが、皆さんご存知でしょうか?

そのデビンさんとクレイグ・マクモリスさんによるセブンレポート動画(2分35秒)で、今日は生きた英語を学習していきたいと思います。

今回は医療英語ではなく日常英会話です。

記事とポッドキャストでコンテンツを公開していますので、お好みのサービスで発音練習してみてください!

 

Dr.サトシ

ラジオは通常速度で27分08秒だよ。

早く聞きたいあなたは倍速などでどうぞ!

 

アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストからも「エイミ」で検索!

 

Hi でも Hello でもない「こんにちは」

(↑元動画です。楽しくて短い動画なので、ぜひ見てみてください!)

 

エイミ

それではさっそく聞いていきましょう!

動画はクレイグさんのこんな一言から始まります。

「皆さんこんにちは。

クレイグ・マクモリスと、

CBCの熱血男、デビン・ハロウです」

たったこれだけですが

リスニングはかなり難しいです!

「皆さんこんにちは」を何と言っているか、

よーーーく聴いてみてください!

 

【聞き取りチャレンジ】「皆さんこんにちは」

皆さんこんにちは。クレイグ・マクモリスと、CBCの熱血男、デビン・ハロウです。

______ _____. Craig McMorris here your friend alongside Devin Heroux, CBC stallion.

 

こんな感じです!

どうでしょうか。

めちゃくちゃ速くないですか…。

難しいかと思うのですが、3、4回繰り返して出来るだけよーーーく聴いて、最初の2単語、何と言っているか考えてみてください!

ちなみに stallion は、本来の意味は「去勢されていないオスの馬」。

● 血気盛んな雄の馬 → 精力的でエネルギッシュな男性

という感じかなと…。

この単語、私もここで初めて知りました。

勉強になります!

 

さて、クレイグさんは “Hi” も “Hello” も使っていませんし、 “everyone” も “guys” も使っていませんが、「皆さん、こんにちは」と言っています。

最初の二単語、なんでしょうか?

何度か聞いて考えていただいたら、答えをどうぞ!

 

 

 

 

◆ 答え 

皆さんこんにちは。クレイグ・マクモリスと、CBCの熱血男、デビン・ハロウです。

Howdy folks. Craig McMorris here your friend alongside Devin Heroux, CBC stallion.

 

ということで、クレイグさんの「みなさんこんにちは!」は、

◆ Howdy folks.  

ハウディ フォウクス.

でした!

 

“Howdy” は “How do you do?” の短縮形で、アメリカやカナダで気さくなあいさつとして使われている表現です。

そして “folk” は食器のフォーク(fork)ではなく、「フォークソング」の方のフォークですね。

「仲間」のようなニュアンスがある「みんな」で、ドラマや映画にも良く出てきます。

職場の “my folks” は「同僚」、家族の話題での “my folks” は「両親」を指すことが多いです。 

“my folks’ place” は「両親の家」なので「実家」です。

発音は、フォークではなく フォウク です。

 

「ネットで一気に拡散(バズる)」の英語表現

 

続いてクレイグさんは、デビンさんが毎日セブンでごはんを食べ、それをツイートし続けたところメディアの目に留まって記事化され、それでデビンさんが日本でプチブレイクを果たしたことについて動画で言及していきます。

 

エイミ

ここでクレイグさんの口から

情報が一気に拡散される(バズる)

を意味する英語表現が出てきます。

ネット社会の現代、非常に良く聞く表現です!

聞き取りに挑戦してみましょう!

 

【聞き取りチャレンジ】「そのことで一気に有名になったんだって?」

クレイグ:(五輪の取材で)忙しくて、ずっとホテル内のコンビニで食事してたんだよな。そしたらきみ、そのことで一気に有名になったんだって?

 -You don’t have that much time. I know you’ve been eating at the convenience store in the hotel. And ____ ____ _____ ___ __, _____?

デビン:いやー、僕はね、皆さんを旅に連れて行ってあげたくて。

I mean, I want to take people on the journey.

 

こんな感じです!

どうでしょうか。

こちらも非常~に速いです。

3、4回繰り返して出来るだけよーーーく聴いて、クレイグさんが何と言っているか考えてみてください。

ヒントは

現在完了形が使われている

●「ウイルス(virus)」的な単語が入っている

です。

考えていただいたら、答えをどうぞ!

 

 

 

 

◆ 答え 

クレイグ:(五輪の取材で)忙しくて、ずっとホテル内のコンビニで食事してたんだよな。そしたらきみ、そのことで一気に有名になったんだって?

 -You don’t have that much time. I know you’ve been eating at the convenience store in the hotel. And you’ve gone viral for it, correct?

デビン:いやー、僕はね、皆さんを旅に連れて行ってあげたくて。

I mean, I want to take people on the journey.

 

ということで、クレイグさんの「そのことで有名になったんだって?」は

you’ve gone viral for it, correct?

ユv ガン ヴァイォロ フォリッ コレkt?

でした!

 

“go viral” は、ネットなどで情報がバーッと広がる、一気に拡散される、その結果として人や商品などが一躍知れ渡る、という意味を持つ表現です。

ちなみに日本ではこういう現象を最近「バズる」と言ったりしますが、英語の buzz は「バズる」にあたる意味をもたないので、バズるは和製英語ですね。(ややこしい。)

クレイグさんは「有名になったんだってね?」と go viral を Have P.P. にしているので、you’ve gone viral for it, correct? と言っています。

 

それでは今日はここまでです!

ラジオでは、クレイグさんとデビンさんの動画からもっとたくさん、生きた英語の聞き取りと発音を練習していきます!

一緒に頑張りましょう!

アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストからも「エイミ」で検索!

 

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/

(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)

 

 

今回のまとめ

今回は東京五輪に参加されていたカナダ人レポーター、デビン・ハロウさんとクレイグ・マクモリスさんのコンビニ商品レポート動画を題材に、英語学習をしていきました。

私はこんな風にふいに出会った動画で英語学習するのが大好きです。

2分の動画で、余裕で2時間は勉強する内容があると思います。

この記事でご紹介できたのは

◆ Howdy folks.  

◆ You’ve gone viral for it, correct?

の2フレーズだけでしたが、ラジオではこれ以外にも

「来たね」

「日本で僕、大人気ですよ」

などのデビンさんのお茶目なコメントも学習しました。

この後お二人は、おにぎり、唐揚げ串、羊羹(←)などをもぐもぐしつつ感想を述べていかれるのですが、もし出来たらそのあたりで後半のコンテンツも作れたらなと思っています!

 

-ポッドキャスト, 日常英会話

執筆者:

関連記事

【第94回】とにかく明るい安村さんのBGTフリートークで英語学習!

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     当記事でご紹介しているポッドキャストは、個別レッスンを受講してくださっている生徒さんの …

【第103回】品詞に注目すればネイティブっぽく英語が話せる

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     英語を英語らしく話すには発話にリズム(強弱)を伴わせる必要があります。 日本人は強弱の …

【第82回】スタンフォード大学研究者の著書から学ぶ発表に役立ちそうな英語表現

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     今回は「スタンフォード式人生を変える運動の科学(原題:The Joy of Movem …

【第54回】全然違う音なんやで! She と See の発音方法を1分で解説

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   今回は she( …

【第57回】”girl” を一発で Siri に認識させる発音のコツを1分で解説

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   私、昨日のレッス …

最新記事

  1. ロサンゼルス・タイムズ「大谷は潔白」米報道に学ぶ英語表現
  2. 【第129&130回】英検準1級のリスニング問題演習 6
  3. 【学会レポ】Vol. 3 robot の発音はロボットではない
  4. 【第16回】「滅菌」”sterile” の発音を本気でマスターしてみよう
  5. 【第34回】コロナワクチンの製薬会社3社、英語で正しく発音するには?
  6. 【第82回】スタンフォード大学研究者の著書から学ぶ発表に役立ちそうな英語表現
  7. 【第122回】医学論文のTake Home message で英語の音読練習 4
  8. 【腹部4区分】右下腹部、右上腹部、左下腹部… Quadrant の発音をERで学ぼう!
  9. 【第108回】診療英会話〜穿刺の治療方法を説明する
  10. 私が5000時間の英語学習を続けて思う「仲間の大切さ」 1
  11. 【第30回】「多変量解析」multivariate analysis の発音のコツ
  12. 英検1級受験記【1】学習準備・一次試験の流れ・リスニングPart1&2の感想
  13. 【第51回】キング・カズこと三浦知良選手のレジェンドな半生を英語で
  14. 【医療の英会話】「〇〇先生を呼ぶ、来てもらう」ネイティブはどう言う?
  15. 【ERで学ぶ医療英会話】緊急分娩対応4【英語丸ごと解説】
  16. 【第20回】ネイティブの「When do l」は聞き取りがめっちゃ難しいの巻
  17. 【第132回】exit を「エグジット」と言わないで!子音連続の発音練習
  18. 【第10回】「英語の母音はどの程度の完璧さを目指すべきか」を考えてみる
  19. 【第9回】医学英語の発音練習には何がオススメですか?
  20. 【動画】「カプランマイヤー曲線」の英語の発音をわかりやすく
  21. 【第70回】そのカタカナ英語、通じません! “デュアルエナジーCT” の発音練習
  22. 【第6回】”could” の使い方
  23. 【第28回】「針を反時計方向に90度回す」の発音練習
  24. 【第24回】オーストラリア英語の聞き取り練習(TOEICとERで解説)
  25. 【第45回】五輪カナダ人レポーターが英語で熱くコンビニを語る 前編
  26. メルマガ登録フォームのシステム不具合を経験して感じたこと
  27. 【第8回】英語の学会発表 ~理想の準備の進め方~
  28. 【第46回】五輪カナダ人レポーターが英語で熱くコンビニを語る 後編
  29. 「メイヨークリニック」の発音はまさかのアレと同じです!
  30. おっさん頑張れ!40代ずぼら英会話【2】「英語耳」は発音学習の白地図である
エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。ER先生。舌トレ先生。英検先生。
20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴だった。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERが大好き。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

詳しいプロフィールはこちらからどうぞ。