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こんにちは!
学会英語発音コーチのエイミです。
この記事は、医療ドラマ ER の ケースカンファレンス(症例検討会)のシーン から、英語表現と発音を皆さんにご紹介する記事の3つ目です。
(最初の記事はこちらです。)
今回は、質疑応答セッションでのドクター同士の会話の続きです!
「もっと注意すべきでした」の英語をリスニング!!
このカンファは、
「救急科にて緊急帝王切開をした妊婦さんが子癇前症(妊娠高血圧症候群)であり、お産直後に出血多量で亡くなってしまった」
という深刻なケースに関するものです。
前回ご紹介したのは、担当医のグリーン先生が、別のドクターから「妊婦は血圧が高かった(なのになぜ子癇前症を疑わなかったのか)」と問われ、「血圧が高かったのは一度だけだったんです」と言い返したところまででした。
それではまた
続きの聞き取りにトライ してみましょう!
今回もちょっと難しめな表現ですが、
たとえミスを認める発言であったとしても
こんな風に言えると知的だな
と感じる、プロフェッショナルなフレーズです!
【1回目】「もっと注意すべきでした」をリスニングチャレンジ!!
質問者:You should’ve taken her again in 6 hours.
6時間後にもう一度(血圧を)測るべきだったでしょう。
Dr. グリーン:My index ーーーーーーーーーーーー.
もっと注意を払うべきでした。
このグリーン先生の
潔くミスを認める一言は、
日本人にはなかなか思いつかないタイプの英語表現だと思います。
私たちが「もっと注意するべきでした。」と言おうとすると、ほとんどの場合、I を主語にすると思います。
(そして I を主語にすることももちろん間違いではありません。)
ここで Dr. グリーン は ” My index ” (私の指数、能力)から文を始めていて、直訳すれば「私の疑い指数はもっと高くあるべきでした」という感じになります。
My index の後は、どう続いているでしょうか?
ここでもう一度、聞いてみましょう。
スローにしたので、
最初より少し聞き取りやすいです!
【2回目】スローで聞き取りに再トライ!
質問者:You should’ve taken her again in 6 hours.
6時間後にもう一度(血圧を)測るべきだったでしょう。
Dr. グリーン:My index ーーーーーーーーーーーー.
もっと注意を払うべきでした。
それでは、答えです!
【3回目】「もっと注意すべきでした」の答え合わせ
質問者:You should’ve taken her again in 6 hours.
6時間後にもう一度(血圧を)測るべきだったでしょう。
Dr. グリーン:My index of suspicion should’ve been higher.
もっと注意を払うべきでした。
グリーン先生の「もっと注意を払うべきでした」は、
” My index of suspicion should’ve been higher. “
でした!
直訳すると
「自分の疑い能力指数はもっと高くあるべきだった」
という表現で、当時の判断を深く後悔していることが感じられます。
私は時々「英語を話すと、主語が I と You ばかりになってしまう」というお悩みを聞くことがあるのですが、そういう方は、このような言い回しを一つずつ取り入れて、使ってみるのはどうでしょうか。
たとえ学会発表であっても、
人間同士の会話なので
I や You がよく主語になるのは
なにも悪いことではないと私は思います。
ただ、よりプロフェッショナルな表現を
目指される意欲的な方は、
ぜひこういうものも取り入れてみましょう!
それでは、最後に発音解説です!
【発音解説】グリーン先生はこう言っています!
Dr. グリーン:My index of suspicion should’ve been higher.
もっと注意を払うべきでした。
◆ 解説【音声48秒】
今回のまとめ
今回は、「(ある危険因子に対して)私はもっと注意を払うべきでした」「もっと慎重になるべきでした」と自己反省を述べる時の、プロフェッショナルな英語表現の一つをご紹介しました。
My index of suspicion should’ve been higher.
直訳:自分の疑い能力指数はもっと高くあるべきでした
意味:(血圧が高いということに)もっと注意を払うべきでした。
それでは、今日はここまでです!
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