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【第96回】ERで診察英会話 Dr. ルイスの場合

投稿日:2023年5月25日 更新日:

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当記事でご紹介しているポッドキャストは、個別レッスンを受講してくださっている生徒さんのために私の方でレッスンの復習用にお作りしている音声データを公開しているものです。

この時のレッスンは ER を使って診療英会話を学習する回 でした。

救急科内科レジデントの Dr. スーザン・ルイスと、突然の心臓の痛みで来院した患者のペリーさん、そしてペリーさんの奥さんフリーダさんの会話です。

3人はどんな話をしているのでしょうか?

一緒に英語学習してみましょう!

 

Dr.ゴリラ

ラジオは通常速度で10分32秒だ。
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ERの診療場面でリスニングチャレンジ!

エイミ

こんにちは!

医学英語発音コーチのエイミです。

 

最初に ER から3人の会話を聞き、何を話しているのかを考えてみましょう。

登場人物は、心臓の痛みで来院した男性患者・ペリーさんと奥さんのフリーダさん、そして救急科内科レジデントの Dr. スーザン・ルイスです。

ベッドに横たわるペリーさんのところへ Dr. ルイスがやってきて、声をかけるところから場面が始まります。

それでは、どうぞ!

 

◆ リスニングチャレンジ「もし痛みがどこどこからであれば…」

 

さて、いかがでしょうか。

ネイティブの発話なのでとても難しいですが、2回、3回と聞き返して出来るだけ頑張ってみてください。

ヒントとして、スーザンは「ペリーさんの胸の痛みはどこから来ているのか?」を考えながら話をしています。

心臓が悪くて胸が痛いのか?

それとも別の理由によるものなのか?

もうこれ以上は聞き取れない、無理!というところで、下で答え合わせをしましょう!

 

 

 

◆ 答え

Dr. ルイス:ペリーさん、お薬を手配しました。痛みが胃からであれば、これである程度治まりますので。

Okay, Mr. Perry, I ordered some medications. If your pain is gastrointestinal, you’ll get some relief.

患者の妻:[Dr. ルイスへ]この人、心臓発作を起こしたんですよ。

The man had a heart attack.

ペリーさん(患者):[スナック菓子を食べながら]フリーダ、やめてくれよ。ただの胸やけだよ。

Freida, stop. It’s heartburn. 

Dr. ルイス:夕べの食事内容から見て、胃炎の可能性は高いでしょうね。

Given your husband’s diet last night, gastritis seems likely. 

患者の妻:激辛ポテトにチリソースはこの人いつも食べてるのよ。なのにこんなこと初めてですよ。

He gets three-alarm chili over spicy fries all the time. Never bothered him before.

ペリーさん:レノショー見ながらブリトーを食ったのが余計だったのかもな。[Dr. ルイスへ]こいつ怖がっちゃってね。俺の親父が心臓発作をやったんでさ。

It could’ve been the Burrito Grande during Leno. She‘s a little freaked. My old man had a coronary.

Dr. ルイス:そうですか…。[ペリーさんのお菓子を指して]これはもうやめないとですね。痛みが心臓から来ている可能性もありますので、念のためにいくつか検査をしますね。

Ah-huh. You need to lay off these. There is a chance your pain could be cardiac related, but we’ll run some tests to rule that out, okay?

 

答えはこんな感じでした!

少しでも聞き取れたあなた、素晴らしいです。

ただここで終わらせたらもったいないです!

もう少し突っ込んで学習すればもっともっと英語が聞き取れるようになるので、もう少しだけ頑張りましょう!

 

今回の学習ポイント

それでは学習ポイントをまとめます!

 

Dr. ルイス:ペリーさん、お薬を手配しました。痛みが胃からであれば、これである程度治まりますので。

Okay, Mr. Perry, I ordered some medications. If your pain is gastrointestinal, you’ll get some relief.

太字部分は強く、細字部分は弱く発音されています。

● 「痛みがどこどこからであれば」の英語表現

“If your pain is 場所の形容詞, “

日本語では「胃から来ている」「胃が原因となっている」などと言いますが、from や cause などを使うことなく、このように言うことが出来ます。

● order の発音

私たち日本人はorder を「オーダー」と読むと思っていますが、ネイティブが発音するとダーの音がかなり短く発音されることが多いです。そのため

オー

オー

のような聞こえ方になります。

英語の「ダ」は弱く発音される時「ラ」のように聞こえることがあり、今回は「オーラ」のような感じに聞こえているかと思います。

I ordered some medications.

アイ オーラd サム メディケイションズ.

 

Dr. ルイス:夕べの食事内容から見て、胃炎の可能性は高いでしょうね。

Given your husband’s diet last night, gastritis seems likely. 

太字部分は強く、細字部分は弱く発音されています。グレー部分はほとんど発音されていません。

● 「~からみて、(診断病名は)〇〇の可能性が高いと思います」の英語表現

“Given A, 病名 seems likely.”

「それは考えられますね」「それはちょっと考えられないね」というようなことを言う時、likely、unlikely がとてもよく使われます。

 

患者の妻:激辛ポテトにチリソースはこの人いつも食べてるのよ。なのにこんなこと初めてですよ。

He gets three-alarm chili over spicy fries all the time. Never bothered him before.

ペリーさん:レノショー見ながらブリトーを食ったのが余計だったのかもな。[Dr. ルイスへ]こいつ怖がっちゃってね。俺の親父が心臓発作をやったんでさ。

It could’ve been the Burrito Grande during Leno. She‘s a little freaked. My old man had a coronary.

太字部分は強く、細字部分は弱く発音されています。グレー部分はほとんど発音されていません。

● 「こんな(悪い)ことが起きたのは初めてだ」の英語表現

“(It’s) never bothered 人 before.”

直訳すると「それが人を困らせたことはこれまで一度もなかった」となります。これまで何度も同じ行動(食事、運動、何かの習慣 etc)をしていたのに、こんな結果になったのは始めてだ。

Never bothered me/him/her/them before.

● Burrito は食べ物の名前、Leno はテレビ番組の名前

The Burrito Grande は、日本でも「ブリトー」と販売されていることもある南米のサンドイッチのような食べ物です。

またERと同じ時期、アメリカで The Joy Leno Show という人気トーク番組があったそうです。ER世代の方はご存じの方もおられるでしょうか。

● My old man は「親父」

My old man、海外ドラマで男性が良く使っています。「うちの親父がさ」。

 

Dr. ルイス:そうですか…。[ペリーさんのお菓子を指して]これはもうやめないとですね。痛みが心臓から来ている可能性もありますので、念のためにいくつか検査をしますね。

Ah-huh. You need to lay off these. There is a chance your pain could be cardiac related, but we’ll run some tests to rule that out, okay?

太字部分は強く、細字部分は弱く発音されています。グレー部分はほとんど発音されていません。

● 「やめる」の英語表現

“You need to lay off these.”

人をレイオフするのは「解雇する」の意味が有名ですね。または「人にあれこれ構わずそっとしておく」「休ませてあげる」の意味合いで使われることもあります。

モノをレイオフするのは「それを使うのをやめる」。

lay off alcohol  お酒をやめる。

lay off junk food  ジャンクフードをやめる。

などが良く使われます。

 

今回の内容をポッドキャストでもどうぞ!

Dr.ゴリラ

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今回のまとめ

今回は ER を使った診療英会話のレッスンの一部をご紹介しました。

英語表現の面からは、お医者様であれば、特に次のあたりがポイントになるかと思います。

● 「痛みがどこどこからであれば、(この薬で)治まるでしょう」

“If your pain is 場所の形容詞, you’ll get some relief. “

● 「~からみて、(診断病名は)〇〇の可能性が高いと思います」

“Given A, 病名 seems likely.”

● 「そういうもの(食事やお酒)はもうやめないといけませんよ」

“You need to lay off these.”

● 「痛みが心臓からだといけませんので、念のために検査をしましょう」

“There is a chance your pain could be cardiac related, but we’ll run some tests to rule that out, okay?”

英語が話せるようになるためには、「表現を覚えて、ネイティブが実際にそれをどう発音しているのかをしっかり聞いて、自分でも同じように発音して、総合的にマスターする」というのが一番いいんじゃないかなと私は思っています。

私は発音オタクであり、リスニングオタクであり、海外医療ドラマオタクなので、医療表現のストックはかなり揃ってます!

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また一緒に英語学習しましょう!

 

 

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エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。英検、OET、学会発表、外来での診療英会話、舌トレなどのオンラインレッスンを提供中。20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴だった。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERが大好き。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

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