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【塞栓の英語】エンボラス、エンボリズムを英語で正しく発音するコツ

投稿日:2020年1月13日 更新日:

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エイミ

こんにちは!

学会英語発音コーチのエイミです。

 

今回は、

 

塞栓症 embolism

血栓、栓子  embolus

塞栓除去術 embolectomy

 

の正しい英語発音を、医療ドラマ ER の音声を使って解説していきます。

 

私たち日本人の間では エンボリ、エンボラス などでお馴染みですが、

英語で発音する時は、「ボ」と言わない方が良い です。

 

その理由は、ネイティブの発音を聞けばわかります!

それでは行ってみましょう!

 

 

ネイティブの embolism の発音をチェック!

 

まずは 塞栓症 embolism の発音です。

 

カウンティ州立病院の ER に、ハンドボールのプレイ中に発作を起こした42歳男性が搬送されてきました。

男性には搬送中に酸素15リットルが投与されましたが、改善がみられません。

その様子を見たグリーン先生の一言を聞いてみましょう。

 

「酸素で呼吸が改善していないな。肺塞栓症かもしれない。」

” His breathing’s not improving with the oxygen. Could be a pulmonary embolism. “ 

 

最後の音を、よーく聞いてみてください!

 

embolism の bo の音が、あいまいで聞き取りにくく感じませんか?

はっきり ボ とは、言っていないですよね。

 

エンボリズムというより、

 

【embolism】

エン ブリズム 

 

の方が、近いように思えませんか?

英語はつづり通りに読まないことが多いので、こういうことが良く起こります。

 

この ボではなくブ というのが、塞栓の英語発音のポイントです。

 

さてこの男性は、グリーン先生の読み通り、やはり肺塞栓症でした。

ということで、塞栓除去術 embolectomy を行うことになります。

 

 

embolectomy も ボではなく「ブ」!

 

ERで急きょ肺塞栓除去をすることになった、と聞いた実習生のカーターは、指導医のベントンに「見学に行かせて欲しい」と願い出ます。

その台詞から 塞栓除去術 embolectomy を聞きましょう。

 

「グリーン先生が塞栓除去をされるなら、僕たち、自分は、見学したいです。」

“Well, if Dr. Green is doing embolectomy, we, I would like to observe. “

 

 

こちらは、かなりわかりやすく と言っていますね。

 

【embolectomy】

ンブ クトミィ

 

けれどなぜ、つづりは bo なのに、ブに近い音になるのでしょうか?

embolism、embolectomy の bo は、発音記号では

[bə]

と書きます。

 

この [ə] は、唇を開かずに曖昧に発音してください という意味の記号です。

 

Dr.ゴリラ

なるほど。

って、結構ちゃんと唇を動かさないと出せへんよね。

唇をハッキリ動かさないから、

ブ に近くなるんやな!

 

エイミ

血栓 embolus の bo も、

やはり [bə] です。

聞いてみましょう!

 

 

embolus も ボではなく「ブ」!

 

グリーン先生による肺塞栓除去の手技が始まりました。

医学生2人が見学する中、ER部長のモーガンスタン先生が、グリーン先生を指導します。

 

「血栓をカップに吸引して。」

” Aspirate the embolus into the cup. “

◆ aspirate A Aを吸い込む

 

Dr.ゴリラ

いや待って!

早いし小声だよ!!

ほぼ エン しか聞こえんよ!?

 

ちょっとこの台詞は早くて大変かと思います!

でも、文字を見ながらリピートして、よーーく聞いてみてください。

 

Aspirate the embolus into the cup.

スプレイ (ジ)エンス (ィン)トゥ ザ カッ

 

です。

ということで、血栓 embolus は、

 

【embolus】

エン ブルス

 

のように発音されています。

 

大事なのは、エン(em)の後、唇を大きく動かさないこと。

bo をはっきり発音しない ことです。

 

 

今回のまとめ

今回は、塞栓症、塞栓除去術、血栓(栓子) の英語発音のコツ をご紹介しました。

 

◆ embolism → エン ブリズム

◆ embolectomy → ンブ クトミィ

◆ embolus → エン ブルス

 

 

私たち日本人は bo をスペル通りに ボ と読んでいますが、英語で話す場合、ブ と発音する方が近いです。

滑舌よく「ボ」と言うと 訛ってるな~ という感じになりますので、ぜひ気を付けてみていただければと思います!

 

自分で上手く発音できれば、リスニングもできるようになっていきます。

英語の聞き取りのためにも、自分の口でどんどん発音練習していきましょう!

 

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エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。学会発表、座長の英語、診療英会話、英検、OETなどのオンラインレッスンを提供中。20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴でした。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERオタク。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

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