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こんにちは!
医学英語発音コーチのエイミです。
今回は、医療系基礎単語の一つ “artery”(動脈)を英語で上手く発音するコツを、ラジオと皆さんと一緒にワークをしていきたいと思います。
artery は実はすごく発音の難しい単語です。
大きなポイントの一つとして「最初から最後までアヒル口で発音する」ということがあるのですが、これが私たち日本人にはなかなか至難の業です。
ぜひ一緒に練習してみましょう!
ラジオは通常速度で16分19秒だよ。
早く聞きたいあなたは倍速などでどうぞ!
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“artery” ネイティブの発音は「アードゥリィ」
それではまず
ネイティブの artery の発音を
よーく聞いてみましょう!
これからご紹介するのは、
「脳卒中の時に起きていること」
という動画の一部です。
複数形の arteries が3回出てきますよ。
さて、どのような音に聞こえるでしょうか?
◆ artery の発音
血中酸素は動脈系を通じて脳に運ばれます。頸動脈は脳の前部に、椎骨動脈は脳の後部に血液を供給します。
That oxygen is carried to the brain through a system of arteries. Carotid arteries supply the front of the brain, and vertebral arteries supply the back.
【英語音声】
(What happens during a stroke?)
サトシ先生!
artery、もし「アーテリー」以外で
もっと本来の音に近いカタカナにするなら、
どんな音が近いでしょうか?
そうだね、
出来るだけ忠実にカタカナにするなら…
「アードゥリー」のような感じ?
「アーテリー」には聞こえないね…!
そうですね!
アードゥリィ って感じですよね!
では、日本人がこの発音に近づくためには
どうしたら良さそうでしょう?
発音のポイントは、
“r” の発音が出来るようになることと
“t” で舌先をしっかり弾くこと
じゃないかな!
で、どっちも「アヒル口」が重要な音だね。
まずアヒル口から練習していくと良さそう!
ネイティブの “artery” はずっと「アヒル口」
ネイティブが artery を発音する時、日本人とわかりやすく違うのは唇の動きです。
日本人が「アーテリー」と言う時の口の動きは平坦で、あっさりしていますが、英語で “artery” を発音すると口周りの筋肉に力が入り、唇が立ち上がって、前歯が良く見えます。
この英語の発音フォームを「アヒル口」と呼びます。
参考までに、
私の日本語の口と英語の口を見比べてみてください!
◆ artery の “ar” “te” “ry” 日英口比較
3つの音全部で、
日本語の口はアッサリ、
英語の口はクッキリしているね…!
このクッキリした口の形は
頬の筋肉を動かすことで作られています。
唇の端から2センチ程度外側を意識して、
ほっぺたを歯にグッと押し当てるようにすると
唇がめくれてアヒル口になります。
次のアン・ハサウェイさんのレベルを目指して
ぜひやってみてくださいね!
“R” を使って artery を発音
アヒル口が作れるようになったら、
最初の “ar” をRを使って発音していきます!
しっかり開いて → アヒル口
こんな感じですよ!
◆ ar
口の中では R はこうなっているよ!
★【Rの舌】舌全体を「スプーンの形」に
舌先→浮く、真ん中→へこむ、舌の両サイド→上の歯茎に付く、という3点セットです。
舌先ばっかり巻きすぎないように気を付けてみてください。
続きです!
te は、直前の ar からの唇をそのままキープです。
そして口の中で舌先強く弾いて「ッドゥ」。
最後の ry までアヒル口はずっとキープして頑張って!
◆ tery
ネイティブの「アードゥリィ」 “artery” の発音方法、わかってきましたか?
それでは、今日はここまでです!
ラジオでは、最初にご紹介した TED Ed の脳卒中の動画から “Carotid arteries supply the front of the brain, and vertebral arteries supply the back.” の発音を練習していきます。
一緒に artery を上達させましょう!
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今回のまとめ
動脈 “artery” は、医療系英単語としては基本的なものと言えるかと思いますが、口にするとなるとなかなかハードルの高い単語です。
英語を話す時には「唇が前歯から離れている」アヒル口が基本のフォームです。
上唇がのっぺりしていると本当にダメです。
今回、ちゃんとアヒル口に挑戦してくださった方は、ちょっと顔の筋肉がしんどくなったかもしれません。
それで正しいです。
今日も本当にお疲れ様でした。
また明日も頑張りましょう!