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こんにちは!
学会英語発音コーチのエイミです。
この間ある先生から、
「もう少し後ろに座ってくださいって言いたい時があるのですが、
英語でどう言えばいいのかわからないんですよね。
なんて言ったらいいんですかね?」
というご質問をいただきました。
そんな時にすごく使える動詞がありますので、今回はこの記事でご紹介したいと思います!
目次
「少し後ろに下がって」ネイティブはどう言う?
医療ドラマ ER から、こんなシーンを見てみましょう。
高齢なのにマッチョボディを目指して筋トレに励み、腰が痛くなってしまった患者さんが病院へ来院します。
ルイス先生の診察が始まります!
患者さん:ああ、痛い。
Oh man. That smarts.
ルイス先生:さ、もう一度座りましょう。
Why don’t you take a seat again?
smart は動詞の使い方があって、
「痛い」の意味になるで。
ルイス先生、患者さんの「(筋トレはしているけど)ステロイドは使ってないよ」の言葉を聞いて、
「それは良かったです。少し後ろに下がってください」
That’s good. Scoot back.
(患者さん、後ろにずれる。)
「(足で)私の手を押してください」
Press against my hands.
はい、ここで scoot という動詞に注目です!
scoot(スクート)は、人に少し体をスライディングさせて欲しい時に、ネイティブがとてもよく使う動詞です。
座っている人や横になっている人に
少しずれて欲しい時に
よく出てきますよ!
ということで、「もう少し後ろに下がってください」は
Could you scoot back?
のように表現することができます。
「もう少し前に来てください」を英語で
逆に、座っている状態の人に「もう少し前に来てもらえますか」と言うには、scoot に forward を足します。
「もう少し前に来てもらえますか?」
Could you scoot forward?
「端に寄って」or「隣に移って」も Scoot を使う
「横に寄ってほしい」時も、scoot です。
ベッドに寝ている人に「片側に寄って」と声をかけるシーンを見てみましょう。
ナースのサムが、
寝ようとしている息子のアレックスに
「ちょっと寄ってよ」と言っているニャ。
「(ベッドの端に座りたいから)寄ってよ」
Scoot.
(片側に寄るアレックス。)
これも「少し体をずらす」動きですね!
もう一ついきましょう!
患者さんをストレッチャーから診察台へ移すにあたり、重体ではなかったため、
「ご自分でそちらへ移ってください」と言うシーンです。
「いや、待てよ。ご自分でそちらへどうぞ。」
On second thought, why don’t you just Scoot over.
(患者さん、隣の診察台へ自分で移る。)
「もう少し下に下がってください」は Scoot down
それでは、婦人科の内診など、ベッドに横になっている状態で「もう少し下に下がって来てください」と声を掛けるのはどうでしょうか?
ER の次の内診シーンでは、scooch(スクーチ)という単語が使われています。
scoot が変形した単語で、意味は全く同じ、少し体を滑らせる ことを指します。
「もう少し下に来てもらえる?(私の方にずれて来てもらえますか)」
“ Can you scooch down towards me? “
「もう少し。」
” Little bit more. “
このように、
臥位の方に「少し下に下がってください」と言うには
scoot に down を足して
Could you scoot down?
などと言うことが出来ます。
「もう少し上に上がってください」は Scoot up
それでは最後です!
臥位の方に「もう少し上に上がってもらえますか」というには…。
down の逆で…。
Could you scoot up?
ですね!
これで、座位で「前に」「後ろに」ずれて欲しい時、臥位で「上に」「下に」ずれて欲しい時、そしてベッドなどで端に寄って欲しい時の表現が全部言えるようになったかと思います!
今回のまとめ
座っている人、または横になっている人に「少し前に、後ろに、上に、下に」動いてもらいたい時、ネイティブはよく scoot という単語を使います。
● 【座位】少し後ろに下がってもらえますか?
Could you scoot back?
● 【座位】少し前に来てもらえますか?
Could you scoot forward?
● ベッドの片側に寄ってもらえますか?/(すぐ隣にあるベッドやいすなどに)移ってもらえますか?
Could you scoot over?
● 【臥位】少し下に下がってもらえますか?
Could you scoot down?
● 【臥位】少し上に上がってもらえますか?
Could you scoot up?
scoot は発音も簡単です。
「ちょっと動いて欲しいな」という時、どんどん使ってみてください!
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