医療ドラマ英会話

【ERで学ぶ医療英会話】緊急分娩対応2【英語丸ごと解説】

投稿日:2019年7月29日 更新日:

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/

(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)

 

 

エイミ

こんにちは!

医学英語発音コーチのエイミです。

 

ドラマ「ER 緊急救命室」から、医学英語の表現と発音を少しずつ解説しています。

今回は、ファーストシーズン第1話の28:03から28:13までです。

この赤ちゃん出産シーンは勉強しどころがたくさんあるので、記事を5つに分けました。こちらは2つ目です。

一つ目の記事はこちら。

音声は、ドラマの発音に忠実に、私の声で「自然な速さ→ゆっくり」で発音しています。

参考に聞いてみてください!

 

Dr.レン

ERのDVDとか持ってる人は、

できれば実際にドラマのこのシーンを観ながら

記事を読むのがおすすめだよ。

 

Dr.サトシ

ドラマ観ながらだと、勉強になる度200%保証 だぜ!

 

英語でどう言う? 意外と出てこない「~されたら困る!」の表現

妊婦:もうだめー!生まれちゃう!

It’s starting. It’s coming!

 

グリーン先生:(走りながら、カーター先生に)頭を中に入れといて。廊下で生んでもらっちゃ困るから。

Hold the head in. We don’t want her to deliver in the hallway.

ホーウ ザ ヘディン。ウィドンワンナー ダ ドゥリヴァー ィン ザ ホーウェイ。

 

 

フレーズ&発音チェック

● Hold the head in. hold「そのままにして!」→(何を?)the head「その頭を」→(どんな風にそのまま?)in「中にね!」ということで、「(出てこないように赤ん坊の)頭を胎内に入れといて!」という意味です。

 

エイミ

発音は、head と in がズルっとくっ付いて

ヘディン」になります!

 

● We don’t want her to deliver in the hallway. 「主語 don’t want 人 to do」で、「主語は人にdoして欲しくない、doされると困る」という意味になります。

● her her はHが発音されないことが多いです。Hがなくなると ハー は「アー」になり、「want her」の発音は繋がって「ワンナー」のようになります。

● to toはトゥーと発音することはあまりありません。代わりに、「」や「」で発音します。

 

Dr.ナミ

want her ワンナー

to で、

want her to」の発音は

ワンナーダ になるってことだニャ!

 

 

「手をどこどこに置いて」は、シンプルに「put」で表現できる

[言われた意味がわからず、固まるカーター先生。]

 

グリーン先生:きみの手を彼女の両脚の間に入れて、「頭」を中に入れておくんだ。

Put your hand between her legs and hold the head in.

プッチュアヘァン btウィーンナァレェグス ェンホォウ ザヘディン。

 

 

フレーズ&発音チェック

● Put your hand between her legs. 手を彼女の脚の間(股)に置いて。put「置いて!」→(何を?)「君の手を」→(どこに?)between her legs「彼女の脚の間に」という順番で理解しましょう。

 

 

カーター先生はまだメディカルスクール3年生で、この時おそらく23歳(逆算して)。

そしてこの日が彼のER実習初日です。

ドラマとはいえ、実習初日にいきなりすごいことをさせられてます。

がんばれカーター先生!

 

 

今回のまとめ

【フレーズ&発音】

● hold + 物 + in 「物を中に入れたままにしておく」。

● 主語 don’t want 人 to do 「主語は人にdoされると困る」。

● her her はHが発音されないことが多い。ハー は「アー」になり、「want her」の発音は繋がって「ワンナー」。

● to toはトゥーではなく「タ」や「ダ」で発音することが多い。「want her to」の発音は「ワンナーダ」。

● Put + A(物や体の一部)+ 場所 「Aをどこどこに置く、入れる」。 

 

エイミ

緊急分娩対応3 へ続く!

 

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!!/

(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)

 

 

-医療ドラマ英会話

執筆者:

関連記事

【第102回】診療英会話〜再診患者さんへ「どうですか」英語でどう言う?

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     当記事でご紹介しているポッドキャストは、個別レッスンを受講してくださっている生徒さんの …

【ERで学ぶ医療英会話】開放骨折の緊急対応1【英語丸ごと解説】

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   ドラマ「ER 緊 …

「カンファレンス」英語で言える?【ER】症例検討会の英語表現 発音も解説【1】

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 学会英語発音コーチのエイミです。   今回は、医療ドラ …

【第95回】Does の発音は「ダズ」ではなく、Didも「ディド」じゃない

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     当記事でご紹介しているポッドキャストは、個別レッスンを受講してくださっている生徒さんの …

【第37回】大動脈解離の術後ブリーフィングを ER で練習【1】

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   今回は「ER の …

最新記事

  1. 【薬剤名の発音どう調べる?】YouTubeで結構解決できます!
  2. 【生徒さんの声】スウェーデンの人たちと医療について語り合いたい!
  3. 英検準1級に不合格→合格へ!失敗談と成功談を全部伝えます
  4. 【胆嚢】ネイティブの『gallbladder』をリスニングチャレンジ!
  5. 【第58回】”低位舌” は英語の発音にとって大問題
  6. 【第80回】ER で英語学習 術後の患者さんに関する医師とナースの会話
  7. 40代ずぼら英会話【7】王道教材を使い倒せ!NHKラジオビジネス英語学習法
  8. 「アナフィラキシー」「挿管」「気管切開」ERで英語学習しましょう
  9. “濃厚接触者” 英語でどういう?新型コロナ関連の英語表現&発音 まとめ【4】
  10. 【医療の英会話】「〇〇先生を呼ぶ、来てもらう」ネイティブはどう言う?
  11. 【動画】「カプランマイヤー曲線」の英語の発音をわかりやすく
  12. おっさん頑張れ!40代ずぼら英会話【1】ある勤務医の英語学習法まとめ
  13. 【学会レポ】Vol. 1 「録音しよう!」の巻
  14. 【腹部4区分】右下腹部、右上腹部、左下腹部… Quadrant の発音をERで学ぼう!
  15. 【第84回】iPhoneの「Live Text」で大量の英語表現をメモアプリに保存する方法
  16. 40代ずぼら英会話【6】海外ドラマで英語学習3:しんどい時は手抜きでOK!
  17. 【ERで学ぶ医療英会話】胸部X線の所見説明1 【英語丸ごと解説】
  18. 【第62回】can と can’t がどうしても同じに聞こえる時
  19. 【第133回】シュワと「舌先を使わないダークL」は何が違うのか!
  20. 【第132回】exit を「エグジット」と言わないで!子音連続の発音練習
  21. 【第69回】”英語喉” KAZ先生の「喉ブレーキをかけない」の意味を解説
  22. 【第82回】スタンフォード大学研究者の著書から学ぶ発表に役立ちそうな英語表現 2
  23. 【第52回】5分で「カテーテルを入れる」の英語発音をマスター!動詞はアレを使います
  24. 【第19回】医療英会話のアウトプット学習について考えてみよう
  25. zoom レッスンの始め方
  26. 【第96回】ERで診察英会話 Dr. ルイスの場合
  27. 【第54回】全然違う音なんやで! She と See の発音方法を1分で解説
  28. 【第49回】オーバーイージーとは? 英語圏の「目玉焼きの焼き加減」4つ
  29. “f”と “v” の発音のコツ【ERとフレンズで解説】
  30. 【学会レポ】Vol. 9「英語を話しながら日本語をうまく挟む方法」
エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。ER先生。舌トレ先生。英検先生。
20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴だった。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERが大好き。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

詳しいプロフィールはこちらからどうぞ。