医療系英単語の発音

「nm、mm、cm、mm3、μm」の英語の発音をわかりやすく

投稿日:2018年12月29日 更新日:

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エイミ

こんにちは!

学会英語発音コーチのエイミです。

 

今回は、「m【メートル】が付く単位」の英語の読み方についてのお話です。

 

臨床でよく使われる、「nm(ナノメートル)」「mm(ミリメートル)」「cm(センチメートル)」「mm3(立法ミリメートル)」「μm(マイクロメートル)」の発音をまとめました。

 

音声だけ聞きたい方はそれぞれの段落へ、動画が良い方は7の動画(約6分)へ、下の目次から移動されると早いです。

時間のある方は、最初から順に読んでいただくと詳しく理解できます!

 

 

「メーター」じゃない! meterは ミーダァ と発音しよう

まず、英語の meter の発音から確認していきましょう。

meter の一番基本的な読み方は ミーダァ です。

 

【meter】

ミーダァ

/míːtər/  

 

legalリーガル)などのように、e のつづりは、アルファベット読みそのままで イー と読むことがあります。

 

日本語では私たちは「メーター」と言っていますが、メーターではないんですね。

ミーダァ です。

 

最後の ter が「ダァ」と濁るのは、アメリカ英語の特徴です。

イギリス英語では ミータァ となります。

 

それでは、ミーダァ を使って「ナノメートル」「ミリメートル」「センチメートル」「立法ミリメートル」をどう発音するのかを見ていきましょう。

 

コツは メートルを ミーダァ と発音する 、そして イントネーションは尻下がり の2つです!

 

 

1. nm / ナノメートル の読み方

 

nanometer の発音

 

 

日本語の「ナノメートル」は メー を強く読みますが、英語は違います。

頭の を強く読み、 ナァナミーダァ です。

ナナミー↑ダァ ではないところがポイントですよ!

 

 

2.mm / ミリメートルの読み方

 

millimeter の発音

 

 

ミリメートルも、ナノメートルと同じリズムです。

ミリミーダァ ではなく、頭を強く発音して リミーダァ と読みましょう!

 

 

3.cm / センチメートル の読み方

 

centimeter の発音

 

 

センチメートルも、ミリメートル、ナノメートルと同じイントネーションです。

センティミーダァ ではなく、頭を強く発音して センティミーダァ です。

 

 

4.mm3 / 立法ミリメートル の読み方

 

cubic millimeter の発音

 

 

立法ミリメートルは少し長くなりますが、読み方のイントネーションはここまでのルールと同じです。

 

最初の cubic はフラットに読み、次の ミリミーダァ を 頭を強く・尻下がり で発音します。

 

キュービックミリミーダァ ではなく、 キュービックリミーダァ と、「ミリのミ」で音程を上げます。

 

 

このような感じで、「〇〇メートル」は、

 

① メートルを「ミーダァ」と読む。

② 頭の音を強く発音し、尻下がりで読む。

 

という2つのポイントで、大体クリアできます。

ただ、何にでも例外っていうのがありますね。

 

今回は「マイクロメートル」だけ、ちょっと例外になります!

 

 

5.μm / マイクロメートル の読み方

 

micrometer の発音

 

 

マイクロメートルだけ、強く発音する部分が違います。

 

マイクラァメダァ と、真ん中の を強く発音するんですね。

 

そして meter は ミーダァ と伸ばさず、短く メダァ と発音します。

直前のラの音が強いので、バランスを取るため、後の meter が弱くなります。

ということで、マイクロメートルだけは マイク ラァ メダァ です!

 

 

動画で「メートルを使う単位」の発音練習をしましょう!

それでは、ここから実際に口を動かして一緒に練習をしていきます。

発音は自分の口を動かして練習しないと絶対に上達しないので、無言で見るだけではなく、ぜひ一緒に発音してみてくださいね!

 

「nm」「mm」「cm」「mm³」と「μm」の英語の発音練習

 

 

今回のまとめ

今回は、m【メートル】が付く単位の英語の読み方をまとめました。

 

nm」は ナァ ナミーダァ

 

mm」は ミ リミーダァ

 

cm」は セン ティミーダァ

 

mm³」は キュービック ミ リミーダァ

 

μm」は マイク ラァ メダァ

 

と発音します。

日本の読み方とはかなり違うので、自分でどんどん発音してみて、口周りの筋肉を慣れさせましょう。

それでは今回はここまでです!

 

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エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。ER先生。舌トレ先生。英検先生。
20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴だった。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERが大好き。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

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