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こんにちは!
医学英語発音コーチのエイミです。
この記事は、医療ドラマ ER の ケースカンファレンス(症例検討会)のシーン から、英語表現と発音を皆さんにご紹介する4つ目(ラスト)の記事です。
(最初の記事はこちらです。)
今回は、質疑応答セッションの会話の終盤から「結果を踏まえると」などの表現を学んでいきましょう!
「それが起きたんですね」ネイティブは which で繋ぐ
このカンファは、
「救急科にて緊急帝王切開をした妊婦さんが子癇前症(妊娠高血圧症候群)であり、お産直後に出血多量で亡くなってしまった」
という深刻なケースに関するものです。
前回ご紹介したのは、担当医のグリーン先生が、別のドクターから「6時間後にもう一度血圧を測るべきだった」と意見され、「もっと注意を払うべきでした。」と潔くミスを認めたところまででした。
Dr. グリーンへの質問はさらには続きます。
もう1シーン、見ていきましょう。
質問者:What risks do you run using forceps on a macrosonic baby?
巨大児を鉗子分娩させる時のリスクは何ですか?
Dr. Green:A 23% chance of shoulder dystocia.
肩甲難産の確率が23%です。
質問者:Which happened.
それが起こった。
Dr. Green:Yes.
そうです。
はい、
Which で話し相手の発言をそのまま引っ張る
英語らしい表現がここでまた出ました。
そうなんです。
ネイティブはこの
相手の言葉を引っ張る which
を本当によく使うので、
私たちも慣れていきたいですね!
ネイティブはどう言う?「結果を踏まえると」
いよいよ質疑応答も終盤です。
ではここで、
ネイティブの
「結果を踏まえると」
の聞き取りにトライ してみましょう!
何と言っているか、わかるでしょうか?
【1回目】ネイティブの英語をリスニングチャレンジ!!
質問者:ーーーーーーー, ーーーーーーーーーー?
結果を踏まえますと、どうするべきであったと思いますか。
Dr. Green:I should’ve taken her up to the OB myself. Immediately.
僕自身の手で患者さんを産科に運ぶべきでした。即座に。
「それを踏まえて」の英語表現はいろいろとありますが、
ここで使われているものは
日本人も理解しやすく使いやすい、シンプルな言い方の一つだと思います。
文字で見てしまえば、とても簡単な英語です。
読めばなんてことない英文も、
聞き取るとなると一苦労なんだよな…。
ここで大ヒントだ。
使われているのは、現在分詞の分詞構文だぜ。
つまり最初の単語は ~ing ね!
ヒントを踏まえて、もう一度聞いてみてください!
【2回目】「結果を踏まえると」のリスニングに再トライ!
質問者:ーーー the outcome, what ーーーー differently?
結果を踏まえますと、どうするべきであったと思いますか。
Dr. Green:I should’ve taken her up to the OB myself. Immediately.
僕自身の手で患者さんを産科に運ぶべきでした。即座に。
どうでしょう、聞き取れましたか?
それでは、答えを見てみましょう!
【3回目】「結果を踏まえると」の答え合わせ
質問者:Knowing the outcome, what would you have done differently?
結果を踏まえますと、どうするべきであったと思いますか。
Dr. Green:I should’ve taken her up to the OB myself. Immediately.
僕自身の手で患者さんを産科に運ぶべきでした。即座に。
この場面の「結果を踏まえると」の表現は、
” Knowing the outcome, “
でした!
えー!
knowing とか have なんて聞こえなかったけど?
というあなた用の 発音解説 はこちらです!
【発音解説】knowing と have の聞き取りのコツ
質問者:Knowing the outcome, what would you have done differently?
結果を踏まえますと、どうするべきであったと思いますか。
◆ 解説【音声1分25秒】
今回のまとめ
今回は、「結果を踏まえると、あの時、どうするべきだったと思いますか」という英語表現を ER の症例検討会シーンよりご紹介しました。
質問者:Knowing the outcome, what would you have done differently?
結果を踏まえますと、どうするべきであったと思いますか。
“Knowing the outcome,” は、非ネイティブにも使いやすいシンプルな表現で良いなと思い、ご紹介してみました。
これは発音するのも簡単です。(英会話ではとても大事なポイントです)
分詞構文は書き言葉でしか使わないのでは?と思われている方が結構おられるのですが、そんなことはなく、仕事の英会話はもちろんのこと、ふつうの日常会話でも使われることがあります。
参考になりましたら幸いです!
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