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「集団免疫」英語でどう言う? 発音&聞き取りが難しめなので解説します

投稿日:2020年4月19日 更新日:

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エイミ

こんにちは!

医学英語発音コーチのエイミです。

 

新型コロナウイルスに関する報道で、「集団免疫を獲得するまで…」という表現を耳にすることが増えていますね。

この “集団免疫” 、英語では herd immunity と言い、英語圏のニュースでも良く出てきています。

カタカナにするなら ハード・イミュニティ となると思うのですが、おそらくほとんどの日本人の方が音を聞き取るのには苦労されるのではないかな? と思います。

ということで、ここで一緒に「集団免疫」の英語の発音を聞いてみましょう。

読み終わる頃には、かなり聞き取りやすくなっていると思います!

 

ネイティブの「集団免疫」をリスニングチャレンジ!

 

集団免疫 herd immunity の herd は、『群れ』や『集団』を表す単語です。

immunity はご存じの通り、『免疫』ですね。

それでは早速、ネイティブの発音を聞いてみましょう。

この10秒の中に “herd immunity” が出てきていますので、よーーく聞いてみてください!

 

【1回目】ネイティブの英語をリスニングチャレンジ!!

 

エイミ

はい、サトシ先生!

『集団免疫』が出てきたこと、

わかりましたか?

 

Dr.サトシ

か、かろうじて

ミュニティ は聞こえた!

ハード…

ハードはどこに!?

 

エイミ

herd は

発音記号で書くと [hə:rd] です!

低い声で、とても早く発音されています。

聞き取りにくいのですが

耳を澄まして、低い音に集中してみてください!

 

Dr.サトシ

低い音ね!低い音!

 

【2回目】低くて早い「herd」 に集中して聞き取りトライ!

” -the 300 friends, you get the same level hard immunity, as if you had vaccinated 96% of population at a much greater efficiency with a strict budget constraint. “

「-厳しい予算内にあっても、人口の96%に予防接種したのと同じレベルの集団免疫が、ずっと効率よく得られます。」

 

Dr.サトシ

なんとなく

ハードイミューニディ

って聞こえたよ!

ってもほとんど ミュー しか聞こえんけど!

 

エイミ

それで正しいです!

herd immunity は…

 

 

と発音します。

 

英語は、アクセントの乗る音は大きく、乗らない音は小さく、音量にはっきり強弱を付けて話す言語です。

herd immunity では  ミュ の音に第一アクセントが乗るので、ここだけはっきり、音を長く、高く発音して、他の音は結構適当になります。

そのため ハードィミューニティ、とミューだけはっきり聞こえ、ほかは聞き取りにくいことが多いです。   

 

 

「herd」は「hard」と同じ発音か?

 

エイミ

サトシ先生、質問です!

herdhard は、

カタカナにするとどちらも ハード ですが、

この二つは同じ音ですか?

 

Dr.サトシ

違う音です!

herd は hard より

日本人が聞き取りにくい やつ!

 

エイミ

ですね!!

だから余計、herd が聞き取れなかったのですね。

 

細かい説明は省きますが、

hard と herd は、発音が違います。

herd の母音は、girl、work、hurt、third、first などと同じ [ə:r] で、ちょっとトレーニングしないと発音したり聞き取りしたりが難しいです。

 

Dr.サトシ

work や hurt の発音練習をしたことがある人は、

同じ要領で

herd を発音&聞き取りしてみてね!

 

 

新型コロナに関する「集団免疫」の英語記事

 

新型コロナウイルスに関する英語圏の報道では、

「集団免疫獲得は outcome(結果)であって、残念ながら strategy(戦略)にはなり得ない」

ということが繰り返し語られています。

 

covid-19に対して『ただ集団免疫の獲得を待つ』ことが選択肢になり得ないのはなぜか」

MIT technology review

 

Bloomberg

「集団免疫は、我々が何かして得られるというようなものではなく、結果なのです。」

” It’s not something you’re actively doing. It’s more of an outcome. “

 

 

新型コロナウイルスに「自然に集団免疫」は難しく、やはりワクチンが必須であるとのこと。

早期のワクチン開発を目指し働いてくださっている世界中の科学者の方々に感謝し、flatten the curve(感染者を急増させない)のために、家にいようと思います。

 

 

今回のまとめ

今回は、新型コロナウイルスの報道で耳にするようになった herd immunity、「集団免疫」という言葉を、英語の発音の面からご紹介しました。

 

 

herd の発音は日本人にはかなり聞き取りづらいのですが、その理由は、のどにこもらせて発音する [ə:r] という母音のせいです。

firstwork などの単語が聞き取りにくかったり、よく聞き返されたりする方は、[ə:r] の音を一度学習されると悩みが解決することが多いです。

『first の発音』の記事で [ə:r] を解説していますので、こちらもぜひどうぞ!

 

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エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。学会発表、座長の英語、診療英会話、英検、OETなどのオンラインレッスンを提供中。20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴でした。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERオタク。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

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