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今回のポッドキャストでは、 ミリグラム(milligram)と「英語の3つのア」 の発音練習をしていきます。
英語の発音は実は母音の方が難しいです。
「事後解析」”post hoc analysis” や「受容体作動薬」”recepter agonist” などの医療系単語で、ア系母音を一緒に練習しましょう!
ラジオは通常速度で10分23秒ニャ。
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目次
「ミリグラム」の英語の発音
こんにちは!
医学英語発音コーチのエイミです。
当記事でご紹介しているポッドキャストは、個別レッスン受講生さんに私の方でレッスンの復習用にお作りしている音声データを公開しているものです。
この日のレッスンでは最初に生徒さんと「ミリグラム」の発音練習をしましたので、そこからさくっと練習を始めたいと思います。
日本語では ミリグラム と「リ」の音程を上げて発音しますが、英語では
milligrams
ミリグラァムス
と、「ミ」に第一強勢を置いて発音します!
◆ YouTube動画より
「この国では、1日あたりのカフェイン摂取量は400mgを超えないことが推奨されています。」
“The recommendation in this country is you shouldn’t have more than 400 mgs of caffeine in a day.”
レッスンでは 「0.75mg/week(1週間に0.75mg の投与)」という言葉で発音練習をしました。
強勢音節を間違えないよう、ポッドキャストで一緒に練習しましょう!
“zero point seventy five milligrams per week”
強弱リズムを取っていきます。
“0.75mg/week”
“zero point seventy five milligrams per week”
ズィロ ポインt セヴンティ ファイヴ ミリグラムス パー ウィーk
数字が1以外の時、単位に複数形の “s”(ス)を付けることも大切なポイントです。
忘れないように気を付けたいですね!
1. “post hoc” の 「ホ」は open A
日本人に「ア」に聞こえることの多い英語母音は3つあります。
それぞれ医療系の単語などを使って練習していきます!
◆ 一つ目のア:open A(オープンエー)[a] 発音のポイント
↑”doc” [dak] と発音しているERのキャロルです。 唇よりも「のど」の使い方に注目します!
・口から喉にかけてぽかんと空間を作り、広く空いた喉のスペースを使って「ア(オ)」と発音する、アとオの間のような音です。
・後舌母音(発音する際に舌先が下前歯より後ろに下がる母音)です。
・つづりは主に “o” です。
・イギリス英語ではオ寄り、アメリカ英語ではア寄りの音になります。
open A を使う単語には以下のようなものがあります。
◆ open A [a] を使う単語例
talk [tak] hoc [hak] hospital [hɑ́spɪt(ə)l]
long [laŋ] doctor [dɑ́ktər]
problem [prɑ́bl(ə)m] probably [prɑ́bəbli]
イギリス英語では「オ」と聞こえるのに、
アメリカ英語ではア+オのような
微妙な音になるむずかしい母音にゃ。
レッスンでは 「事後解析」“post hoc analysis” という言葉で発音練習をしました。
アメリカ英語では、hoc を open Aで、やや「ハック」寄りで発音します。
◆ YouTube動画より
「しかし当研究では、60%が自閉症を患っており、事後解析では‐」
“-but about 60% of those in this study had autism and a post hoc analysis-”
強弱リズムを取っていきます。
“post hoc analysis“
ポst ハk ァネァリスィス
open A は「アの口をしてオと言う」と説明されることもあります。
「ハの口をしてホ」のような気持ちで発音するとうまく行くことが多いです!
2. “gram” の 「ラ」は american A
二つ目は american A、”apple のA” などとも言われる特徴的なア系母音です。
◆ 二つ目のア:american A(アメリカンエー)[æ] 発音のポイント
↑”cancer” [kǽnsər] と発音しているERのグリーン先生です。
・「エァ」という響きの音です。
・唇をタテにもヨコにも大きめに開き、舌根を上から下に動かして発音します。
・アゴを下から前に向けてずらすような動きを伴います。
・前舌母音(発音する際に舌先が下前歯に着く母音)です。
・つづりは主に “a” です。
◆ american A [æ] を使う単語例
gram [græm] factor [fǽktər] cancer [kǽnsər]
analysis [ənǽləsıs] attack [ətǽk]
family [fǽməli] thank you [θænk ju]
エ…エ…エァ。
この音はいつもアゴが外れそうになるニャ!
アゴが弱い方は無理のない程度で…!
3つのアのうち、もっとも口を大きく動かす母音です。
出来れば日頃から口を大きめに動かすことを心掛け、
アゴや舌を動きやすくしておけると良いですね!
3. “one” の 「ワ」は mountain A
3つ目は日本語の「ア」にもっとも似ている母音です。
◆ 三つ目のア:mountain A(マウンテンエー)[ʌ] 発音のポイント
↑”one” [wʌn] と発音しているERのスーザンです。
・ 唇は小さめに開き、音を前に押し出すように発音します。
・アとウの間のような音です。
・中舌母音(発音する際に舌先が下前歯の根本あたりに付く母音)です。
・つづりは主に “u” です。
◆ mountain A [ʌ] を使う単語例
study [stʌdi] one [wʌn]
drug[drʌg] done [dʌn]
lumber [lʌnbər] introduction [ɪ̀ntrədʌ́ʃən]
レッスンでは 「GLP1受容体作動薬」“glp1 receptor agonist” という言葉で、american A と mountain A を一緒に発音練習をしました。
◆ YouTube動画より
「(SANS発症の徴候が見られたら)我々はSANSの治療法を検討し、GLP1受容体作動薬を用いて治療を行います。」
“-Then we’ll look at how we can treat SANS, and we’ll do this using a GLP1 receptor agonist, -”
“one” の「ワ」は mauntain A(スーザンの顔)、”agonist” の「ア」は american A(グリーン先生の顔)で発音します。
そのまま強弱を付け、リズムを取りましょう!
“GLP one recepter agonist“
ジィエウ ピィ ワン レセプタ エァゴニスt
今回の内容をポッドキャストでもどうぞ!
ラジオは通常速度で10分23秒ニャ。
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今回のまとめ
今回はある生徒さんと「ミリグラム」そして「3つのア」の発音練習 を行ったレッスンの内容をご紹介しました。
◆ ミリグラム の発音のポイント
「ミ」に第一強勢を置いて発音します!複数形の “s” も大事です。
milligrams
ミリグラァムス
◆ 3つのア の発音のポイント
・[a] オープンA のどを広く開き、口の奥に響かせて発音する音です。talk、hoc、hospital、long、doctor、problem などの母音です。つづりは主に “o” です。イギリス英語ではオ寄り、アメリカ英語ではア寄りの音になります。
・[æ] アメリカンA 「エァ」という響きの音です。唇をタテにもヨコにも大きめに開き、舌根を上から下に動かして発音します。つづりは主に “a” で、factor、cancer、analysis、attack などの母音です。
・[ʌ] マウンテンA 唇は小さく開き、音を前に押し出すように発音します。つづりは “u” が多く、study、one、drug、introduction などの母音です。
英語の発音は子音より母音の方が難しいのですが、3つのアが発音できるようになると、英語を話す時の身体の使い方が身に付き、ほかの母音も上手に発音できるようになります。
これからもラジオや無料メルマガで英語コンテンツを公開していきますので、良ければチェックしてくださいね。
また一緒に英語学習しましょう!