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【第35回】「コックス比例ハザードモデル」 の英語発音のコツ

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エイミ

こんにちは!

医学英語発音コーチのエイミです。

 

今回は、最近複数の生徒さんから練習リクエストのあった統計用語、Cox proportional-hazards model (コックス比例ハザードモデル)の発音と聞き取りを皆さんと一緒にワークをしていきたいと思います。

この用語、「コックス」と「モデル」が少し難しく、特に「model」は要注意です。(「モデル」ではありません。)

記事、動画、ポッドキャストの3つのコンテンツを公開していますので、お好みのサービスで発音練習してみてください!

 

Dr.ゴリラ

ラジオは通常速度で17分13秒だよ。

早く聞きたいあなたは倍速などでどうぞ!

 

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“hazard”? “hazards”?

 

発音の前にまず一つ確認です。

コックス比例ハザードモデルの「ハザード」の部分なのですが、複数形の s が付いているものと付いていないもの、どちらも見かけますよね。

これ、「どっち?」と悩んでしまいませんか?

● The Cox proportional-hazard model

● The Cox proportional-hazards model

今回いろいろと調べてみたり、先生たちにも伺ってみたのですが、結論から言うとどっちが正解というのはよくわかりませんでした。

ただグーグルでは、proportional-hazards の方を多く見かけます。

7割程度が hazards で、残り3割程度が hazard な感じです。 

 

 

また、この解析の手法から考えてみると、「複数のハザード(危険項目)を比例させて」と捉えると自然に思えるので、hazards が良さそうと思ったりもしました。

どうなんでしょうか。

詳しい方がこれを読んでおられたら、ぜひ正解を教えてください。

とりあえず今回は、

● The Cox proportional-hazards model

の方で発音練習していきたいなと思います!

 

 

“コックス比例ハザードモデル” ネイティブはこう発音する

 

エイミ

それではまず

ネイティブの発音を聞いてみたいと思います。

以下の音声を聞いて、ネイティブが

Cox proportional-hazards model の

どの音を強く発音しているか、

考えてみましょう!

 

◆ 【聞き取り】”Cox proportional-hazards model” どこに強勢が乗る?

‐これは 部分尤度と呼ばれるものです。そして、コックス比例ハザードモデルについて聞いたことがある人は、

-that are called partial likelihood estimators. And for those of you who have heard of ____________, and I know they’re discussed in Friday’s recitation, that’s an example of a class model that’s commonly used within this partial likelihood estimators.

【英語音声】

6. Physiological Time-Series 20:10時点より)

 

さて、”Cox proportional-hazards model” 、どこにアクセントを置いて発音されているか わかりましたか?

一度でよくわからなくても、繰り返して聞いて大丈夫です。

よーーく聞いて、「どの音がはっきり聞こえて、どの音が聞こえにくいか」を考えてみてくださいね!

それでは答えをどうぞ!

 

 

 

 

 

◆ 答え(Cox proportional hazards model の強勢位置) 

‐これは 部分尤度と呼ばれるものです。そして、コックス比例ハザードモデルについて聞いたことがある人は、

-that are called partial likelihood estimators. And for those of you who have heard of カァks プロポーショノウハァザーズマァドウ, and I know they’re discussed in Friday’s recitation, that’s an example of a class model that’s commonly used within this partial likelihood estimators.

【英語音声】

 

ということで発音のリズムは、

 

cox proportional hazards model

カァks プロポーショノウハァザーズマァドウ

 

となります。

声で山を4つ描くようなイメージで発音してみてください!

 

 

Dr.レン

それじゃ

動画で細かい口の動きを確認してみよう!

長さは1分58秒だよ!

 

 

単語一つずつで発音練習

 

エイミ

参考までに、

Cox proportional-hazards model を発音する時の

私の日本語の口と英語の口を並べてみました。

全部の口の形が違っているので、

ぜひよーく見比べてみてください!

 

◆ “Cox-proportional-hazards-model”  日英口比較

↑ [ka:ks] 「コックス」ではありません。小さいツは入れないで! 唇を大きく開いて「カァks」。

↑[prəpɔ́:rʃənəl] 「プロポォrショノウ」ポーで口を小さく丸くしましょう!

↑[hǽzərdz] 唇をヨコに大きく引いて「ハァザァrズ」

↑[ma:d(ə)l] 「モデル」と発音しないように気を付けましょう…! 唇を大きく開いて「マァドゥ」。

 

英語は、アクセントの乗る音で日本語よりもかなり大きく口を動かします。

(正確には「口の奥」を大きく動かします。)

強勢音は動きを大きく、非強勢音は動きを小さくして発音すると、英語らしく発音できるようになります。

 

それでは、今日はここまでです!

ラジオでは、私と皆さんとで一緒に Cox proportional hazards model の発音練習 をしていきます。

頑張りましょう!

 

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今回のまとめ

統計用語の一つ「コックス比例ハザードモデル」Cox proportional hazards model は、強勢4つで発音します。

cox proportional hazards model

カァks プロポーショノウハァザーズマァドウ

 

「コックス」と「モデル」はカタカナと全然違う音になります。

口を大きく開けて声を出すことをぜひ頑張ってみてくださいね!

 

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エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。学会発表、座長の英語、診療英会話、英検、OETなどのオンラインレッスンを提供中。20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴でした。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERが大好き。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

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