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【ERで学ぶ医療英会話】緊急分娩対応 1 【英語丸ごと解説】

投稿日:2019年7月28日 更新日:

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エイミ

こんにちは!

医学英語発音コーチのエイミです。

 

ドラマ「ER 緊急救命室」から、医学英語の表現と発音を少しずつ解説しています。

今回は、ファーストシーズン第1話の27:37から28:02までです。

この赤ちゃん出産シーンは勉強しどころがたくさんあるので、記事を5つに分けました。こちらはその一つ目です。

音声は、ドラマの発音に忠実に、私の声で「自然な速さ→ゆっくり」で発音しています。

参考に聞いてみてください!

 

Dr.レン

ERのDVDとか持ってる人は、

できれば実際にドラマのこのシーンを観ながら

記事を読むのがおすすめだよ。

 

Dr.サトシ

ドラマ観ながらだと、勉強になる度200%保証 だぜ!

 

赤ちゃんが生まれかかっている妊婦さんが運び込まれるシーン

 

この場面は、カウンティー病院の受付に転がり込んできたタクシー運転手のおじさんが、

俺の車に妊婦が乗ってるんだー!(I got a lady pregnant in my cab outside!)

と叫ぶシーンから始まります。

もう生まれそうなんだよー!!」ということで、ERのグリーン先生と実習生のカーター先生が駆けつけます。

 

エイミ

グリーン先生は、冷静沈着がモットーの

真面目な仕事人間です。

どんな状況でも、落ち着いた口調を崩しません。

グリーン先生の歌うような軽やかな口ぶりに注目です。

 

 

女性患者さんへは【ma’am】を使え!

グリーン先生、

ま、一緒に行こうぜ?(Why don’t you come with me?)

と、そのへんを歩いていたカーター先生をさくっとゲット。

 

グリーン先生:(事務員へ)産科のナースを呼んで。

Get us an OB nurse.

ゲッダサンノウビー ナァス。

 

[先生たち、タクシーへ急ぐ]

 

妊婦:ああああぁーー!!

 

グリーン先生:(絶叫している妊婦を担ぎながら)はーい大丈夫ですよ、よし行きましょう。ここ(タクシー)出ましょうね。大丈夫ですよー。

OK, OK ma’am. Come on. Let’s go. Let’s get out here, OK? You’re gonna be fine.

オウケイ、オウケイメァム。カモン。レッツゴウ。レッツゲダウッヒァ、オウケイ?ユァガナビーファイン。

 

 

単語&フレーズ&発音 チェック

● OB obstetrics(産科)の省略形です。発音はそのまま、オウビーです。

● Get us 人 「私たちのところに誰々を連れて来てください」という意味です。英語は前後の音をズルズルつなげて話すため、「get us」の発音は「ゲダス」になります。

 

エイミ

ここでは「Get us an OB」まで全部つながり、

ゲダサンノウビイ です。

 

● ma’am madam(マダム)の変形語。既婚、もしくは目上の女性への丁寧な呼びかけ。発音は メアム

 

Dr.サトシ

ma’am はとてもよく使う

丁寧な呼びかけ言葉やで。

 

● get out 外へ出る。発音は、get と out がつながって「ゲダウッ」になります。

 

 

ストレッチャーはアメリカ英語では「ガー二―」だ

グリーン先生:(妊婦へ)はいストレッチャーに乗りましょう、そうです。初めての出産ですか? 違う? わかりました、じゃあ行きましょう。

All right ma’am, up on the gurney. There you go. Is this your first child? No? OK, let’s go.

オゥライッメァム。アッポンザガァニィ。ゼァユウゴウ。ィズディスヨァファアスッチャイゥd?ノウ?オゥケイ、レッツゴウ。

 

妊婦:ぎゃああああぁーー!!

 

 

単語&フレーズ&発音 チェック

● gurney 「ガーニー」と「グーニー」の間のような音で発音して、ストレッチャーのこと。ERでは stretcher の代わりに gurney が使われます。

● There you go. 何かを上手く終えた人に、成果を認める意味合いでサラッと使うフレーズ。「そうそう」ぐらいの意味。

● You’re gonna be fine. 「gonna」は going to の省略形です。直訳すると「あなたは大丈夫になりますよ」。患者さんのこれから先の不安を和らげるための声かけです。ERではむちゃくちゃ頻繁に出てきます。

 

 

まとめ

【単語&フレーズ&発音】

● OB obstetrics(産科)の省略形。

● Get us 人 「私たちのところに誰々を連れて来てください」。発音は「get us」が繋がって「ゲダス」。

● ma’am 女性への丁寧な呼びかけ。発音は「メァム

● get out 外へ出る。発音は「ゲダウッ」。

● gurney アメリカ英語でストレッチャーのこと。「ガーニー」と「グーニー」の間の音で発音する。

● There you go. 何かを上手く終えた人に、成果を認める意味合いでサラッと使うフレーズ。ここでは「そうそう」。

● You’re gonna be fine. 直訳は「あなたは大丈夫になりますよ」。これから先の不安を和らげるための声かけ。

 

エイミ

緊急分娩対応2 へ続く!

 

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エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。ER先生。舌トレ先生。英検先生。
20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴だった。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERが大好き。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

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