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こんにちは!
医学英語発音コーチのエイミです。
今回は、医療の「守秘義務」を表す英語表現 confidentiality(コンフィデンシャリティ)の発音と聞き取りを皆さんと一緒にワークをしていきたいと思います。
米ドラマ「ER」と「LOST」からワンシーンずつ、例文を取り上げます。
記事、動画、ポッドキャストの3つのコンテンツを公開していますので、お好みのサービスで発音練習してみてください!
ラジオは通常速度で16分25秒だよ。
早く聞きたいあなたは倍速などでどうぞ!
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「守秘義務があるから」ネイティブはこう発音する
医療の「守秘義務」は
● patient confidentiality
(患者さんの個人情報保護義務)
または
● doctor-patient confidentiality
(医師と患者の間の情報保護義務)
などと表現されることが多いです。
まず「LOST」の次のシーンから
ネイティブの発音を聞いてみましょう。
音声を聞いて、ネイティブが
confidentiality のどの音を強く発音しているか
考えてみてください!
◆ 【聞き取り】”confidentiality” どこに強勢が乗る?
ジャック(医師):答えたいところだけど、守秘義務があるから言えないな。
Well, I’d answer that, Kate, but you know, (there’s) doctor-patient _________.
ケイト(ジャックの友人):そうよね。
Of course.
【日本語吹替と英語音声を連続で】
さて、”confidentiality” 、どこにアクセントを置いて発音されているか わかりましたか?
一度でよくわからなくても、繰り返して聞いて大丈夫です。
よーーく聞いて、「どの音がはっきり聞こえて、どの音が聞こえにくいか」を考えてみてくださいね!
考えていただいたら、答えをどうぞ!
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◆ 答え(confidentiality の強勢位置)
ジャック:答えたいところだけど、守秘義務があるから言えないな。
Well, I’d answer that, Kate, but you know, (there’s) doctor-patient カンフィ デンシ アリディ.
ケイト:そうよね。
Of course.
【日本語吹替と英語音声を連続で】
ということで発音のリズムは、
◆ confi denti ality
カンフィ デンシ アリティ
となります。
声で山を3つ描くようなイメージで発音してみてください!
それじゃ
動画で細かい口の動きを確認してみよう!
● confidentiality
● patient confidentiality
この2つを発音練習していきます。
長さは1分24秒だよ!
参考までに、
confidentiality を発音する時の
私の日本語の口と英語の口を並べてみました。
全部の口の形が違っているので、
ぜひよーく見比べてみてください!
◆ “con-fi-denti-a-lity” 日英口比較
↑ [kὰ(:)n] 「コン」ではなく、 唇を大きく開いて「カン」。
↑[fə] 英語の「フィ」は前歯と下唇で音を出します
↑[dènʃi] 「デンシ」唇をむきっとアヒル口で!
↑[ǽ] 「ェア」唇を横に引きましょう!
↑[ləti] 「リティ」出来る方は “L” の発音で!
ERから「守秘義務」の例文を見てみましょう
それではもう一つ、
ネイティブの「守秘義務」を聞いてみましょう!
ご紹介するのは、ERからこんなシーンです。
救急科看護師のキャロルとリディアが
受付付近で患者さんの個人情報を話し合ってしまい、
情報流出で大変なことになってしまいました。
さて、医師のグリーン先生は
二人へどんな言葉を掛けるのでしょうか?
まずは聞き取りに挑戦してみましょう!
◆ 【聞き取り】グリーン先生は何と言っている?
キャロル:(患者へ)弁解の余地はないわ。本当にごめんなさい。
You have no idea how sorry I am.
リディア:(グリーン先生へ)人前で話した私たちがバカでした。
(It was) Stupid to talk about it in the open.
Dr. グリーン:まったくその通りだよ。明日のスタッフミーティング_____________。
Really stupid. Let’s put ____________ for tomorrow’s staff meeting.
【英語音声のみ】
さて…
グリーン先生が何と言っているか、わかりましたか?
ネイティブの発話なのでものすごく速いですね!
でも、confidentiality 以外に難しい単語は出てきていません。
繰り返してよーーく聞いて、考えてみてくださいね!
それでは答えをどうぞ!
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◆ 答え
キャロル:(患者さんへ)弁解の余地はないわ。本当にごめんなさい。
You have no idea how sorry I am.
リディア:(グリーン先生へ)人前で話した私たちがバカでした。
(It was) Stupid to talk about it in the open.
Dr. グリーン:まったくその通りだよ。明日のスタッフミーティングの最初の議題を「守秘義務遵守」に変えよう。
Really stupid. Let’s put “protecting patient confidentiality” at the top of the agenda for tomorrow’s staff meeting.
【日本語吹替と英語音声を連続で】
ということで、
“protecting patient confidentiality”
(患者さんの個人情報秘匿を守ること=守秘義務の徹底)
がグリーン先生の台詞のキーワードだったかなと思います。
馴染みのある単語ばかりであっても、
この速度での聞き取りはとても難しいですね…!
それでは今日はここまでです!
ラジオでは、グリーン先生の Let’s put protecting patient confidentiality at the top of the agenda … の文全体の発音や聞き取りのコツをお話し、同じように発話できるよう、発音練習していきます。
頑張りましょう!
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今回のまとめ
「患者の個人情報守秘義務」は、英語で
● patient confidentiality
● doctor-patient confidentiality
などと表現されます。「個人情報守秘を徹底する、遵守する」は
● protect patient confidentiality
● maintain patient confidentiality
などになります。
発音面からは、”confidentiality” は強勢3つで発音しましょう。
ラジオでは「グリーン先生の台詞はココが発音されていないから聞き取れない」というところもちょこちょこ話しましたので、興味のある方は聞いてみてくださいね!
それでは、また明日も頑張りましょう!