学会レポート

【学会レポ】留学せずに英語でスラスラ発表している人がやっていること【子音編】

投稿日:2019年11月19日 更新日:

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エイミ

こんにちは!

学会英語発音コーチのエイミです。

 

この記事は、

英語の発表でスラスラ話せるようになるための自主練のコツ

の2記事目です!

 

1記事目はこちら → 留学せずにスラスラ【発音をちゃんと調べよう!】

 

べたべたのカタカナ英語をやめるには、

英語の「子音の強さ」に気が付かないといけません。

今回は、子音をキレッキレにして一気に英語っぽく話すコツをお話ししていきます!

 

 

10秒で【子音】を説明します!

 

エイミ

サトシ先生、「子音」とゆーものを

一言で説明してください!

 

Dr.サトシ

えーと~、

ローマ字の左側の文字

 

 

子音というのは、ローマ字でひらがな一文字(アイウエオ除く)を書いた時の「左側」の音のことです!

 

たとえば「ka(カ)」なら、左側は ですね。

このKが子音です。

sa(サ)なら、左側の S

ta(タ)なら T

na(ナ)なら N が「子音」です。

 

英語は、このKとかSとかを強く発音します。

この「子音を強く発音する」というのは、文字で書いてもあまり伝わりませんので、音で聴いみてもらいたいと思います!

 

 

たとえば【子音 Tを強くしてみると

 

エイミ

医療ドラマ「ER」から音声を聞いてみましょう!

部長のモーガンスタン先生のセリフです。

 

” Because a lot of surgeons don’t take the time to listen to their patients. “

「(診断ミスが起きるのは、)ほとんどの外科医が、患者の話を聞かんからだ。」

 

数値だけで「手術は必要ない」と判断し、緊急オペを招いた後輩医師、ベントン先生を諭すための一言です。

 

「take the time」の発音に注目して、耳を澄まして聞いてみてください!

 

ネイティブの発音

 

 

英語の「take the time」、

むっちゃキレがあると思いませんか?

 

ッツェイク ザ ッツァイ

 

みたいな感じです。

 

エイミ

日本語と英語を並べて発音してみます。

違いを感じてみてください!

 

イク → take → イム → time → イクザイム → take the time

 

 

比べると、日本語の音は、落ち着いていてマイルドですよね。

逆に英語の音は、パンチが強く勢いがあり鋭いです。

 

この鋭さが、「子音を強く発音する」という感覚です。

 

Dr.サトシ

タイム っていうより、

ッツァアイム

って感じで発音するといいぞ!!

 

 

【次はS】英語はキレが命! キレッキレに発音するべし

 

エイミ

子音を強くする」感覚、

もうちょっと続けて感じてみましょう。

次は「S」です!

 

Stop talking just a second? “

「少し話すのをやめてください」

 

重体なのにしゃべり続ける患者さんを心配する、グリーン先生の一言です。

 

ネイティブの発音

 

 

よ~く聞くと、「just a second」のところで、

息のシューっと出る音」が聞こえませんか?

 

ジャス(シューー)セカン?

 

みたいな、空気が吹き出すような音です。

この「シュー」が、英語のSです!

 

エイミ

これも、

カタカナ発音と英語を並べて発音してみます。

日英の「シュー」の量の違いに注目してみてください!

 

ジャトアカンド → just a second → トップトーキングジャトアカン? → Stop talking just a second?

 

 

このように英語は、勢いをつけて言葉を話します。

その勢いは、日本語の3倍から5倍です。

キレのある音にすると一気にそれらしく聞こえるようになりますので、

ぜひやってみてください。

 

ていうか、英語話すなら絶対やらなあかん。

 

 

今回のまとめ

英語の発音で一番大切なのは、「子音を強く、キレよく発音すること」です。

ということで、家や職場で、キレのある音を出す練習をしてください。

 

練習のイメージとしては、

K、T、G、D、Pなどの「弾く(はじく)系の音」は、前に小さいツを入れるイメージです。

勢いをつけるのが大事です。

 

◆cancer

キャンサー → ッキャンサァ

◆take

テイク → ッテイ

◆patient

ペイシェント → ッペイシェンッ

 

こすれる系の音」の S は、前にシューっと、「自転車のタイヤに空気を入れる時のような音」を入れます。

 

◆surgeon

サージェン → (シュー)サージェン

◆spleen

スプリーン → (シュー)スプリーン

 

「なんかあいつ英語うまいな!」という先生は、みんなこれを知っていて、ひそかにこれを練習しています。

 

皆さんもぜひやってみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^

 

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続きの記事は、

スラスラ英語発表のための自主練ノウハウ【アヒル口編】

です!

 

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医学英語・学会英語発音コーチ
エイミ
英語の発声・発音改善の専門家。日本人にとっての理解しやすさを追求した音声解説と、「トレーニングは楽しく!!」が信条。英語は読み書きもできず、センキュー以外何も言えなかったところから習得をスタート。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

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