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こんにちは!
医学英語発音コーチのエイミです。
英語も頑張るドクターやナースの皆さん、「やっぱ留学しないと英会話は出来るようにならないよなぁ…」なんて思っていませんか?
全くそんなことはありません。
やり方さえ間違えなければ、誰でも留学せずに英語が話せる、聞き取れるようになります!
ここでは医療ドラマ「ER 緊急救命室」から、正しい学習方法で、医学英語の表現と発音を少しずつシェアしています。
音声は、ドラマの発音に忠実に、私の声で「自然な速さ → ゆっくりめ」で発音しています。
参考に聞いてみてください!
今回は、ERファーストシーズン第1話の7:12から7:24までです。
ERのDVDとか持ってる人は、
できれば実際にドラマのこのシーンを観ながら
記事を読んでみてね。
ドラマ観ながらだと、勉強になる度200%保証 だぜ!
生食は 「サリン」じゃなくて 「セイリーン」
ビルの崩落事故に遭った女性を触診していたロス先生。
女性は一見問題ないように見えましたが、診察の途中に突然、喀血。
場に緊張が走り、ロス先生は急いでナースに指示を出します。
ロス先生:生食の点滴を2本。全開で。
Start two large bore IVs. Saline, wide open.
スタァ トゥ ラァジボァ アイヴィーズ。 セイリーン、ワイドウプン。
フレーズ&発音チェック
● large bore 大口径の
● IVs 点滴が2本以上になった時、IVにも s が付きます。発音は アイヴィーズ。ズを忘れずに。
●wide open 点滴を全開で。
●saline 生理食塩水。生食の発音は サリン ではなく セイリーン です。
「サリン」だと
毒ガスの sarin の方に近くなるので
気を付けましょう!
米語では チューブじゃなくて 「テューブ」です
ロス先生:血液型検査とクロスマッチ検査を10単位、Oマイナス血液を4単位、至急で。経鼻胃管を入れて。それからベントン先生を呼んできてください。
Type and cross for 10 units, get me 4 units of O-negative, stat. Drop an NG tube and get Dr. Benton in here.
タイプェンクロォス フ テンユニッツ、ゲッミィ フォーユニッツ ォv オゥ ネゲディヴ、ステァ。 ドラァ パン エンジィ テューブ、 エン ゲッ ダクタァ ベンゥン インヒァ。
単語&発音&フレーズチェック
● type 血液型検査。
● cross クロスマッチ(交差適合試験)。cross-matchの省略形です。
● O-negative RhマイナスのO型血液。
血液型はマイナス・プラスではなく、
negative、positiveで表現するぜ。
● stat [ラテン語] 急ぎで。即。発音は ステァッ です。
日本でも「スタット」で使われていますね。
ERでもよく出てきます。
● NG tube 経鼻胃管。チューブ と読むのはイギリス英語。アメリカ英語では テューブ です!
皆さん、この機会にご一緒に!
エンジーてゅーぶ!
エンジーてゅーぶ!
エンジーてゅーぶ!
● Get (me) 物・人 (私に)〇〇をください。人を呼んできてください。
ストレートに人に頼む時の表現です。
丁寧さよりも、ズバリ伝えることの方が重要な時に使います。
この後、ロス先生(本当は小児科医)は、
「これは小児科医の出る幕じゃないな。(This is no place for a pediatrician.)」
と一人呟くのでした。
◆be no place for 人 誰々の出る幕ではない。ふさわしい場所ではない。
今回のまとめ
【主な単語&発音&フレーズ】
● saline 生食。発音は セイリーン。
● type 血液型検査。
● cross(-match) 交差適合試験。
●positive/negative 血液型は、プラスマイナスではなく「ポジティブ・ネガティブ」。
● Get me 物・人 〇〇を私にください。〇〇さんを呼んできてください。
● tube チューブではなく テューブ。
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