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【第95回】”Does”, “Did”, “any” は「ダズ」「ディド」「エニィ」じゃない! 英語発音・リスニング攻略法

投稿日:2023年5月17日 更新日:

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当記事でご紹介しているポッドキャストは、個別レッスンを受講してくださっている生徒さんのために私の方でレッスンの復習用にお作りしている音声データを公開しているものです。

この時のレッスンは ER を使って診療英会話を学習する回でした。

Dr. スーザン・ルイスの台詞の中に Does、Did、any といった基本的な単語が出てくるのですが、ネイティブは実は「ダズ」「ディド」「エニイ」とはあまり発音しません。

ではスーザンは Does、Did、any をどのように発音するのでしょうか?

一緒に英語学習してみましょう!

 

Dr.ゴリラ

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ドラマで「Does」「Did」の発音・リスニング練習

エイミ

こんにちは!

医学英語発音コーチのエイミです。

 

最初に ER から短い会話を聞き、何を話しているのかを考えてみましょう。

場面は、外因不明の痙攣発作を起こした女性が救急科へ搬送され、救急科内科レジデントの Dr. スーザン・ルイスが診察にあたっているところです。

患者は、家族とアイススケートを楽しんでいた最中、別のスケーターに接触されて脚を切り、病院で縫合処置を受けて帰宅中であった若い女性です。

女性は切創縫合時までいつも通りでしたが、治療を終えて家族の車で帰途についていたところ、車内で突然意識を失います。

運転していた患者の姉は、妹が突然昏倒したことに驚き、スーザンが勤務する救急科へ助けを求めて駆け込んできました。

それでは、どうぞ!

 

◆ リスニングチャレンジ「けいれん発作の病歴はありますか?」

 

さて、いかがでしょうか。

ネイティブの発話なのでとても難しいですが、2回、3回と聞き返して出来るだけ頑張ってみてください。

ヒントとして、seizure(シージャー)は「けいれん発作」のことです。

スーザンは患者さんのお姉さんに何を聞いていて、お姉さんは何と答えているでしょうか?

もうこれ以上は無理!というところで、下で答え合わせをしましょう!

 

 

 

◆ 答え

Dr. ルイス:(患者へ)リバ、聞こえる?(看護師へ)発作後症状だわ。点滴を始めて。マスクで酸素を15リットル投与。(患者の姉へ)妹さんはけいれん発作の病歴はありますか?

Reba, can you here me? She’s postictal. Let’s start a line. 15 liters O2 by mask.  Does she have a history of seizures?

患者の姉:いいえ。スケートリンクで滑っていたら、男の子が妹にぶつかってきて、脚をひどく切ったの。

No. We were at the skating rink, and I’ve just seen a boy run into her. Her legs were cut up pretty badly.

看護師:瞳孔は左右差なし、円形、光に反応します。

Pupils equal, round, reactive.

Dr. ルイス:妹さんは頭を打ちましたか?

Did she hit her head?

患者の姉:多分。頭が痛いと言っていたわ。

I think so. She had a headache.

Dr. ルイス:(先にかかった病院で)レントゲンは撮りました?

Were any x-rays taken?

患者の姉:わからないわ。脚は縫ってもらいましたけど…。

I don’t know. They-they just stitched up her legs.

看護師:痛みに反応あり。血圧120の70、脈拍56です。

Responsive to pain. BP 120 over 70. Pulse 56.

 

答えはこんな感じでした!

少しでも聞き取れたあなた、素晴らしいです。

ただここで終わらせたらもったいないです!

もう少し突っ込んで学習すればもっともっと英語が聞き取れるようになるので、もう少しだけ頑張りましょう!

 

Does、Did、Any のネイティブ発音はこう違う

それでは学習ポイントをまとめます!

今回はルイス先生の台詞に注目してみます。

 

Dr. ルイス:妹さんはけいれん発作の病歴はありますか?

Does she have a history of seizures?

太字部分は強く、細字部分は弱く発音されています。グレー部分はほとんど発音されていません。

● Does の発音は「ドゥス」(×「ダズ」)

私たち日本人は「ダズ」と読むと思っていますが、ネイティブが発音すると

ドゥス

のように聞こえることが多いです。

今回は Does の次の単語が she なので、「ス」は she と同化します。

Does she have a history of seizures?

ドゥ シ アヴァ スチュリィ アv スィージャーズ?

「妹さんは痙攣発作の病歴がありますか?」

ここでは have の h も発音されていません。

 

Dr. ルイス:妹さんは頭を打ちましたか?

Did she hit her head?

● Did she…? の発音は「ディッシ」(×「ディドシー」)

Did she をネイティブが発音すると、

ディッシ

のように聞こえることが多いです。

Did she hit her head?

ディシ ダァ ェ?

「妹さんは頭を打ちましたか?」

単語の最後の d はあまり発音されないので、Did のド も head のド もあまり聞こえません。

この台詞では her の h も発音されてません。 

 

Dr. ルイス:(先にかかった病院で)レントゲンは撮りました?

Were any x-rays taken?

● were の発音は「ワ」、any の発音は「ニ」!(×「ワーエニイ」)

ネイティブが any を弱く発音すると、頭のエが聞こえなくなり、「二」だけ のように聞こえることがよくあります。

be動詞の過去形、were もとても速く、「ワー」としっかり聞こえることはほとんどありません。

Were any x-rays taken?

ワ ニ クスイズ イクン?

「前の病院でレントゲンは撮りましたか?」

any が「 ニ」と発音される変化 は、英会話で頻出します。

英語のリスニング力を上げたいなら、ぜひ覚えておきたい変化です。

 

今回の内容をポッドキャストでもどうぞ!

 

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今回のまとめ

今回は ER を使った診療英会話のレッスンの一部をご紹介しました。

発音面からは特に次の5つをポイントとして取り上げてみました。

● Does の発音 → 「ドゥス」

● Did she…? の発音 → 「ディシ」

● were の発音 → 「ワ」だけ

● any の発音 → 「ニ」だけ

● have の発音 → アヴ

● her の発音 → アー

英語学習において「英単語や英語表現を覚える」のはもちろん大切なのですが、表現だけ覚えてリスニングや発音を放置していると、実際に英会話をする時に困るタイミングが必ず出てきます。

なぜなら英語話者は私たちが思うような発音では話してくれないからです。

「表現を覚えて、ネイティブが実際にそれをどう発音しているのかをしっかり聞いて、自分でも同じように発音して、総合的にマスターする」というのが一番いいんじゃないかなと私は思っています。

今回一緒に学習してくださった皆様、お疲れ様でした!

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興味のある方は、よければフォローしてみてください。

それではまた一緒に英語学習しましょう!

 

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エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。学会発表、座長の英語、診療英会話、英検、OETなどのオンラインレッスンを提供中。20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴でした。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERオタク。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

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