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【第84回】iPhoneの「Live Text」で大量の英語表現をメモアプリに保存する方法

投稿日:2022年9月21日 更新日:

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今回は「iPhone のこれすごく便利!」と最近私が思っている機能を英語学習者の皆さんにご紹介したいと思います。 

本の中、またはウェブ上にある大量の文字を一瞬でテキスト化して、iPhoneやiPadのメモアプリ内に一瞬で取り込んでくれる Live Text という機能です。

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30秒の動画でわかる「ライブテキスト」

エイミ

こんにちは!

医学英語発音コーチのエイミです。

 

たとえば皆さんは、本やウェブ上の記事を読まれていて

「このページに書いてある内容を全部スマホに入れたいな。」

と思うことはありませんか?

医療者の方なら、たとえば診療英会話の英語表現がたくさん載っている参考書を読んでおられる時。

座長フレーズがまるっと入ったウェブの記事を読んでおられる時。

これ全部スマホのメモに入れて読み返したいな」と思うことがあるかもしれないです。

そういう時 Live Text を使えば、簡単にそれができます。

iOS 15 からできちゃうようになりました。

どんな機能か、37秒の動画にまとめましたのでよろしければご覧になってみてください。

こんな感じです。↓

◆ 【実験】ライブテキストを使って量の多い英文をテキスト化する(37秒)

 

本を自炊するより手っ取り早く、いちいちズームする必要もない

紙の本をスマホで見られるようにしたい時、これまでは本を裁断してPDF化していたりしたと思います。

本を一冊PDF化してデバイスに入れる「自炊」ですね。

もちろん自炊も良い方法なのですが、裁断機が手元に必要ですし、なによりスマホで本の中身を読む時、文字が小さすぎるのでいちいちズームしないといけないんですね。

私はなんでもスマホで済ませたく、なんなら動画編集もスマホです。

PDFの本を読むのにスマホだと画面をピンチアウトするのがいちいち面倒くさいなーと思ってしまい、そのせいでせっかくのPDFもほぼ開かない、みたいなこともありました。

それがこのライブテキストで解決です。

スマホのメモアプリの中に適切な文字サイズで本が収納できるので、画面をズームしたり戻したりせず、快適に読めるようになりました。

しかもメモに入れておけばメモの「検索機能」が使えます。

これがまた素晴らしいんです。

メモの検索機能を使えば、自分が今まで学習してきた大量の英文から特定の英単語を抜き出し、使い方をさらにメモにまとめることができます。

これをどんどん増やしていけばメモの中に自分だけの辞書的なものが複雑に完成し、自分史上過去最高の学習体験が得られること間違いありません。

(私のスマホのメモにはこれまで触れてきた英文が山と詰まっています。)

私が今ライブテキストをどんなことに使っているかというと、現在TOEICを出来るだけ満点まで目指して勉強中ですので、TOEICの紙のテキストを5、6冊分まるまる iPhone のメモに入れて持ち歩いています。

これでいつでもどこでもちょっと暇な時とかにチラチラッとTOEICの復習ができます。

スマホ一台、メモアプリだけで、10秒の空き時間にでも1単語復習出来るようになったのはすごいことです。

英語学習はなにを置いても復習が命ですから。

たとえば長い信号の待ち時間や、歯医者さんの待ち時間などにメモアプリを適当に開いて、過去に学習したTOEICのテキストを開きます。

ちらっと目を通すだけで、すっかり忘れている単語や表現が必ず見つかります。

あー忘れてる忘れてる、と思うやつがあります。

そういう忘れ去られ英単語を隙間時間にちょこちょこ復習します。

このことが最近確実に私の英語力を上げています。

ということでこれすごく画期的な機能だと思うんですけれども、いかがでしょうか?

私がこの機能に初めて気がついたのは2022年の春頃で、それからほぼ毎日使っており、英語学習になくてはならない相棒になりました。

 

【要設定変更】ライブテキストを使う前に

それではここから実際にどうやってライブテキストを使うのかをご紹介していきます!

まずは設定を触って、ライブテキストが使えるように変えていきましょう。

設定<一般<地域と言語 と進み、「テキスト認識表示ボタンをアクティブにしてみてください。

以下、生徒さんが撮ってくださったスクショ2枚です。(私のiPhone言語が英語になっているので代わりに撮影してくださいました)

味のあるマル印でお届けします!

 

 

 

これだけで設定の準備が完了です!

 

では早速メモアプリに英文をスキャンしていきたいと思います。

何か英語の載っている紙を用意してもらうといいのですが、今手元になければ、iPadやパソコンの画面になにか英語を表示してもらっても大丈夫です。

OS を iOS 16 以降にアップデートされていれば、日本語の文でもOKです。(iOS 15 までは日本語に対応していません)

何か読み込みたい文字列が用意できたら、iPhoneでメモアプリを開きましょう。

メモで新規のファイルを立ち上げます。

カメラマークを押します。

そうすると選択肢が4つ出てくると思います。

一番下の「テキストをスキャン」を選択します。

その状態で、用意しておいた文字にスマホをかざしてみてください。

量が多くてもだーっと取り込まれていきます。

ライブテキストの注意点

ライブテキスト機能の使用上の注意点として、現時点で二つあるかなと感じています。

一つは スキャンの精度 です。

総じて精度はかなり高いですが、読み取るものによっては文字認識ミスや文字抜けなどが生まれることがあります。

精度が低くなるのは、フォントが細い時、明朝体やセリフ体のように文字にひげが付いている時、文中に特殊記号がある時、行間が広い時などです。

読み込んだ後は目視確認し、必要に応じて手打ち修正をします。

そしてもう一つの問題は 著作権の問題 です。

当然のことながら、スキャンしたテキストデータは権利保持者に敬意を払い、適切かつ合法な範囲内で扱われなければなりません。

アメリカではこの機能の悪用がすでに社会問題になっている向きもあるようです。

元の作品を作られた方や団体へ「ありがとうございます」「あなたが損をしない使い方をします」といった気持ちで、丁寧にありがたく使用したいですね。

そして逆に、私やあなた自身の大切なデータもあっという間にテキスト化されて盗まれる可能性も増しました。

大事なデータの管理には今後一層の留意が求められそうです。

 

今回の内容をポッドキャストでもどうぞ!

 

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今回のまとめ

今回は 本の中、またはウェブ上にある大量の文字を一瞬でテキスト化して、iPhoneやiPadのメモアプリ内に一瞬で取り込んでくれる Live Text というアップル製品のビルトイン機能をご紹介しました。

iPhone ユーザーの方はライブテキストとメモアプリを一緒に使うと英語の学習効率が相当上がると思います。

最後になりましたがこの記事を書くことになったきっかけは、

「これ、医者も案外みんな知りません。今度、英語学習と iphone の tips として記事を書いてみてはいかがでしょうか?」

と、ある先生からお声がけを頂いたからでした。

それがなければ書くことがなかったので、もしこの記事が少しでもあなたのお役に立てましたら、心の中で「I 先生ありがとう!」と呟いてもらえると嬉しいです。

それではまた一緒に英語学習しましょう!

 

 

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エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。ER先生。舌トレ先生。英検先生。
20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴だった。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERが大好き。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

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