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こんにちは!
学会英語発音コーチのエイミです。
「その質問はしてほしくなかった」というタイミングは、おそらく、どんな研究者にも訪れます。
ただ、実際の質疑応答を拝見して感じたのは、そんな時にも傷を小さく抑えるための準備をしている人は、やはり強いなということです。
ということで今回は、ネイティブや発表上級者が実際に使っている「質疑応答でピンチを乗り越えるためのダメージコントロール英語フレーズ」をご紹介していきます!
1.【詳しく話したくない時・意表をつかれた時】などの交わし方
たとえば、こんな質問をされたとしよう。
・この点については、どのようなご意見でしょうか?
〜〜〜. Could you comment on that?
・この点についてはどのようにお考えでしょう?
〜〜〜. Do you have any thoghts on that?
そしてあなたは、
「あ~、その質問は困ります。」
「そんな方向からは考えませんでした。」
「うーん、どうしよう!」
と思ったとします。
そんな時の、
ネイティブ的な丸く収める切り返しは、
たとえばこんな感じです。
サンプル
・それについては詳しく存じておりません。(きっぱり)
Actually, I am not familiar with that.
・なるほどですね。正直、そのことは考えませんでした。(きっぱり)
That’s a good point. Actually I haven’t thought of that.
+
ご提言いただきありがとうございます。調べてみるように致します。(明るく、きっぱり!)
Thank you for bringing that up.
We will look into this.
ポイントは、
「きっぱり正直に説明しつつ、
ポジティブに、素早く話を切り上げる」!
そういうことです。
詳しくお話ができそうであれば、もちろんされる方が良いでしょう。
でもそれが出来ない時は
「ありがとう! 後で調べます」という前向きな言葉で
切り上げます。
2.【英語力不足で答えられない時】の交わし方
また、
「答えたい内容はあるのだけれど、
英語でどう表現すれば良いかわからず、
伝えられそうにない」時。
そのような時にも、
非ネイティブである私たちとしては
「それを正直に伝える」のは恥ずかしくなく、
むしろスマートな姿勢だと私は思います!
サンプル
ご質問への答えは持ち合わせているのですが、あいにく、英語でどのように表現すれば良いのかうまく考え付きません。
ですので、セッションの後にお話ができましたら、大変有り難く思います。
Well, I think I know the answer to your question, but I’m afraid I can’t really think of a good way to put it in English.
So, I’d appreciate it very much if we can discuss it after the session.
※ think of a good way 良い方法を思いつく、考えつく
うむ。
ここまではっきりと伝えられたら、
むしろ格好良いかもしれん。
can’t really think of a good way to put it in English
(英語での表現がうまく思いつかない)
が難しければ、
ちょっと直接的にはなりますが、
「I don’t know how to say it in English」
などでも、もちろん伝わります。
このフレーズは、
相手が日本人であってももちろん使えます。
つまり、日本人同士で英語で行っている学会でも、
英語が出てこなくて困った時は、
このように言えばOKです!
3.【発表テーマから外れた質問をされた時】の交わし方
最後は、これ行っときましょう。
「話の本題から逸れた質問をされた時」。
「今その話じゃないんだけどなぁ」っていう時ね!
そんな時も、ここまでと同じ流れでいきましょう。
「正直に説明+サッと切り上げる」です。
サンプル
ご質問ありがとうございます。そのことは取り組むべき重要な課題ではありますが、
Thank you for your question. That is an important issue we should address,
+
・あいにく、本日の発表の要点ではありません。
but I’m afraid that’s not the point of my presentation today.
・あいにく、本日の発表の論点から外れています。
but I’m afraid that falls outside my objective today.
+
ですので、当セッション終了後にお話をさせていただくべきかと思います。
So I think we should discuss it after the session.
こんな感じで対応できれば、
グダグダになるのは避けられそう。
事前に何度も口に出して練習しておくと、
本番でちゃんと使うことができますよ!
まとめ
今回は、英語の質疑応答での「返答に窮した時のとっさの一言」をいくつかご紹介しました。
良い答えがすぐに思いつかない時の切り返しの鉄則は、
① できるだけ正直にそのことを伝える。
② そして、ポジティブな言葉を使って、素早く切り上げる。
という2点です。
ピンチは迎えたくないものですが、準備をして逆境を上手く乗り越える人というのは、そつなくこなすだけの人よりも、ずっとカッコいいです!
事前に出来るだけ対策を考え、
さまざまな場面への対応力を付けていきましょー!
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