ポッドキャスト 日常英会話

【第47回】五十嵐カノア選手の五輪英語インタビューが勉強になり過ぎる 前編

投稿日:2021年8月19日 更新日:

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/

(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)

 

 

エイミ

こんにちは!

医学英語発音コーチのエイミです。

 

今日私は、東京オリンピック男子サーフィン銀メダリスト、五十嵐カノア選手のインタビュー動画を五輪公式YouTubeで観ています。

カノア選手は日本人のご両親を持ち、日本語も堪能でありながら、カリフォルニア州Huntington beach育ちの完全な英語ネイティブです。

今回はカノア選手のインタビュー動画で皆さんと一緒に生きた英語を学習していきたいと思います!

 

Dr.レン

ラジオは通常速度で29分09秒だよ。

早く聞きたいあなたは倍速などでどうぞ!

 

アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストからも「エイミ」で検索!

 

まずお名前(カノア)の発音を確認してみましょう!

 

エイミ

早速インタビューを聞いていこうと思いますが

その前に!

五十嵐カノアさんのお名前の発音

を先に確認しておきましょう。

以下の動画はカノア選手の公式YouTubeです。

冒頭で

「皆さんこんにちは。五十嵐カノアです」

とおっしゃっているのですが

しっかり聞かないと

お名前が聞き取れないかもしれません。

日本語と発音が違いますので、

よーーく聴いてみてください!!

 

【聞き取りチャレンジ】「こんにちは、五十嵐カノアです」

【冒頭部分の音声】

 

こんな感じです!

どうでしょうか。

お名前、聞き取れましたか?

結構難しいかと思うのですが、3、4回繰り返して出来るだけよーーーく聴いて、どこに強勢(アクセント)が乗っているか、考えてみてください。

何度か聞いて考えていただいたら、答えをどうぞ!

 

 

 

◆ 答え 

Hey guys, it’s Kanoa Igarashi. You guys ask the questions and now I’m here to answer them.

(こんにちは、五十嵐カノアです。今日は皆さんからの質問にお答えしていきます。)

 

ということで、五十嵐カノア選手のお名前の英語発音は

◆ Kanoa Igarashi

ア イガ

 

でした!

ノア ではなく、カア ですね。

まあ発音がとても速いので、カノアというよりほぼ「」だけに聞こえるかと思います。

英語ネイティブが発話すると大体こんなスピードです。

カノア選手の動画をほかにも探していたら、ご本人が13歳の時に受けられたインタビュー動画がありました。

こちらの方がお名前が聞き取りやすいかと思います。

 

【冒頭部分の音声】

 

 

13歳の時ということで、とても可愛いですね!

さて、お名前の英語発音がわかったところで、五輪のインタビューの冒頭部分を聞いていきましょう。

私たちにとって勉強になる表現と発音がてんこもりです!

 

五輪インタビューの聞き取りに挑戦しましょう

 

エイミ

こちらのインタビュー動画の中から

今回は一部分だけ抜粋し

じっくりと英語学習してみたいと思います。

それではまず、聞き取りに挑戦してみましょう!

 

【聞き取りチャレンジ】五十嵐カノア選手インタビュー 抜粋

___ _____ ____ ______ ___ like crazy. It’s been __ _____ ______ ____ for me so far. I ____ _____ know ____ __ expect of an Olympic year…a year competing in this situation ___ ____ __. And I think ____ ___ kind of __ ___ ____ ____.

 

こんな感じです!

どうでしょうか。

こちらもとても速いですね。

3、4回繰り返して出来るだけよーーーく聴いて、カノア選手が何と言っているか、考えてみてください。

ヒントは

最初の文は現在完了進行形(have been doing)

二文目は現在完了形(have done)

三文目と四文目には「we’re」と言っている箇所が一か所ずつあります

最後の文は「同じ境遇にあり、運命を共にしている」という意味の慣用句が使われています

の4つです。

どこか一カ所だけでもいいので、耳に全神経を傾けて、聞いてみましょう…!

頑張って考えていただいたら、答えをどうぞ!

 

 

 

 

◆ 答え 

This year’s been flying by like crazy. It’s been a really learning year for me so far. I didn’t really know what to expect of an Olympic year…a year competing in this situation that we’re in. And I think we’re all kind of in the same boat.

今年はここまで、めちゃくちゃ時間が経つのが速かったです。今年は僕にとって本当に学びの年で…。このオリンピックイヤーが、こういった状況(注:おそらく新型コロナのこと)の中にいながら競技をしているこの年が、どんな年になるのか、よくわかりませんでした。いま私たちは全員、同じ境遇の中にいる(注:おそらく新型コロナのこと)ような感じかと思います。

 

ということで、最初の一文は

This year’s been flying by like crazy.

◆ ‘s は has。have been doing で「ずっとdoしている」

◆ fly by   時間が飛ぶように速い

◆ like crazy   「めちゃくちゃ」「ものすごく」

 

二文目は

It’s been a really learning year for me so far.

◆ この ‘s も has。

◆ so far   ここまでのところ。これまで。

 

三文目は

I didn’t really know what to expect of an Olympic year…a year competing in this situation that we’re in.

◆ didn’t really know   「はっきりとわからなかった」。really の発音はリリーです。(リアリーではありません)

◆ what to expect  「どんな感じになると思えば良いのか」

◆ that we’re in   we’re の発音はワーです。(ウィーアーではありません)

 

四文目は

And I think we’re all kind of in the same boat.

◆ we’re all   we’re all の発音はワーオー(ウィーアーオールではありません)

◆ in the same boat   「同じ境遇で、運命を共にしている」という意味の慣用句です

 

でした!

ラジオではこの個所のカノア選手の発音を速度を変えながら何度も聞き、聞き取るためのコツをお話ししていきます。

一緒に頑張りましょう!

アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストからも「エイミ」で検索!

 

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/

(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)

 

 

今回のまとめ

今回は、日本人のご両親を持つアメリカ育ちのプロサーファー、五十嵐カノア選手のインタビュー動画から英語を学習させて頂きました。

学習ポイントになりそうな箇所を4つまとめます。

1.ネイティブのhave done や have been doing の使い方

「今年はここまでこんな感じだった」「こんな風に感じながら過ごしていた」と、時間幅を表現されるために使われていました。

2.really の発音

速い発話での発音は「リリー」です。

3.we’reの発音

速い発話での発音は「ワー」です。

4.in the same boat 

発音は「ン ザ  セイム ボウ」です。in と boat の発音がカタカナと違います。ラジオで詳しくお話ししています。

 

今回の記事とラジオは、スポーツがお好きなある外科の先生から「こんな動画で英語学習してみたいのですが…」とカノア選手の動画をご紹介いただいたことから作成しました。

医学英語ではない内容でしたが、いつもと違う角度からの英語学習として楽しんで頂けていたら嬉しいです。

最後に、カノア選手の英語はとてもかっこいいです。

若い方は特に参考にされると良いんじゃないかなと思いました!

 

-ポッドキャスト, 日常英会話

執筆者:

関連記事

【第24回】オーストラリア英語の聞き取り練習(TOEICとERで解説)

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   今日は オースト …

【第53回】fully と free を悩まずに聞き分ける方法

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   今回は full …

【第110回】”バニラ” を日本人が発音すると “バナナ” に聞こえます

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     今回は 日本人がカタカナ発音で「バニラ」と言うと英語人には「バナナ」に聞こえてしまいま …

【第58回】”低位舌” は英語の発音にとって大問題

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   今日は 低位舌( …

【第126回】医療の英語表現「胆嚢」「カローの三角」をドラマで学習しよう!

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     今回は、胆嚢手術においての指標となる三角形「カローの三角」とその三片の部位の英語表現 …

最新記事

  1. 【第61回】英語で「は?」と聞き返されても気にしない。受け止め方と対処法
  2. 【塞栓の英語】エンボラス、エンボリズムを英語で正しく発音するコツ
  3. 【第24回】オーストラリア英語の聞き取り練習(TOEICとERで解説)
  4. 【第35回】「コックス比例ハザードモデル」 の英語発音のコツ
  5. 【第150回】/ʒ/ を正しく発音する方法! ELSA speak や Siri を攻略しよう
  6. 【第17回】”Didn’t” は「ディドゥント」じゃない!英語の発音・リスニング攻略法
  7. 【薬剤名の発音どう調べる?】YouTubeで結構解決できます!
  8. 【第68回】ブラよろで保険医療費制度の英語表現を学ぼう
  9. 驚異の開封率!?『平均開封率70%』は読者の皆さんのおかげです
  10. 【第44回】ネイティブのぼそぼそ発音を「逃亡者」を観ながら解説していきます
  11. 【第99回】英検準1級のリスニング問題演習 1
  12. 【第29回】「針を肝臓から門脈に入れ短絡路を作る」の発音練習
  13. 【第69回】”英語喉” KAZ先生の「喉ブレーキをかけない」の意味を解説
  14. 『医療崩壊を防ぐ』『感染者を急増させない』英語でどう言う?
  15. “濃厚接触者” 英語でどういう?新型コロナ関連の英語表現&発音 まとめ【4】
  16. 英検1級受験記【3】英作文・エッセイの「難キーワード」まとめ No. 2
  17. 【ERで学ぶ医療英会話】胸部X線の所見説明1 【英語丸ごと解説】
  18. 【動画】多変量解析の英語の発音をわかりやすく
  19. 【第117回】医学論文で英語の音読練習 3
  20. 【動画】学会発表「本日は~についてお話させて頂きます」を英語で
  21. 【側方】ネイティブの『lateral』 の発音を真似してみよう!
  22. 【学会レポ】Vol. 9「英語を話しながら日本語をうまく挟む方法」
  23. 「結果を踏まえると」【ER】症例検討会の英語表現 発音も解説【4】
  24. 【第157回】OETリスニング攻略法:シャドーイングでリスニング力を劇的向上!
  25. 【第82回】スタンフォード大学研究者の著書から学ぶ発表に役立ちそうな英語表現 2
  26. 【第18回】「胸膜」の発音を出来るだけネイティブに近づけてみようの回
  27. 【第86回】of の前後が長い時の切り方。リンキングなしで自然に発音するコツ
  28. 【医療者の英語】血圧が「110の90」「低い、高い」「上がった、下がった」どう言う?
  29. 【生徒さんの声】英語の口述発表猛特訓!成長が実感できた5週間でした
  30. 【第25回】英語の発音はサザン桑田佳祐さんを真似れば最強
エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。英検、OET、学会発表、外来での診療英会話、舌トレなどのオンラインレッスンを提供中。20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴だった。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERが大好き。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

詳しいプロフィールはこちらからどうぞ。