あれこれ ポッドキャスト

【第97回】小学5年生の生徒さんへのサッカー英会話レッスン1

投稿日:2023年6月8日 更新日:

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/

(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)

 

 

当記事でご紹介しているポッドキャストは、レッスン受講生さんのために復習用にお作りしている音声データを公開しているものです。

今回は 小学5年生の男の子へ「サッカー」を使って英語を勉強してもらう という個別レッスンの一部を公開します。サッカー好きさんはぜひ一緒に英語学習しましょう!

 

Dr.ゴリラ

ラジオは通常速度で15分12秒だ。
早く聞きたいあなたは倍速などでどうぞ!

 

アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストからも「エイミ」で検索!

 

YouTubeのサッカー系教育動画でリスニングチャレンジ!

エイミ

こんにちは!

医学英語発音コーチのエイミです。

 

私は普段はお医者さんへ医療英会話のレッスンをご提供しているのですが、今回の生徒さんは小学5年生の男の子(ある先生の息子さん)です。

お子様は一日中サッカーのことを考えているようなサッカー大好き少年とのことで、教材は一瞬で「サッカー」と決まりました。

教材としたYouTube動画のタイトルは Football Vocabulary in English | Past Simpleサッカーで英語の過去形を学ぼう です。

男性と女性のスポーツキャスターさんが登場し、「今日の試合はこんな感じでした」と試合を振り返っていきながら、英語の過去形を勉強していきます。

動画はこちら↓

 

ここで動画冒頭の音声をご紹介しますので、聞いて頂き、何を話しているのかを考えてみましょう。

英会話をある程度勉強されている大人の方にとっては簡単すぎるかもれませんが、物は試しです!

それではどうぞ!

 

◆ サッカー系教育動画でリスニングチャレンジ!

 

さて、いかがでしょうか!

最後の一文に win(勝つ)の過去形が出てきていましたが、おわかりになりましたか?

win過去形は、発音を間違えて覚えている方がとても多いです。

win の過去形は won ですが、これはどう読むのだったでしょうか?

考えて頂いたところで、下で答え合わせをしましょう!

 

 

 

◆ 答え

女性:さあ、フットボールカップの時間です!今日はたくさんの素晴らしい試合がありました。

Welcome to the football cup! There were so many exciting matches today.

男性:今日の最初の試合からハイライトを見てみましょう。そして同時にサッカー用語も覚えましょう!

Let’s take a look at some highlights from the first match of the day. And learn some football vocabulary at the same time!

女性:(最初の)試合は、緑チーム対青チームでした。

The match was green versus blue.

男性:青チームがコイントスで勝ったので、青チームが試合を始めるキックオフをゲットしました。

The blue team won the coin toss, so they got to kick off to start the game.

 

答えはこんな感じでした!

winの過去形、won は ウォンではなく、ワン のように発音しますね!

覚えていたあなた、素晴らしいです!

 

今回の学習ポイント 前半

今回の学習ポイントを 小学校5年生の生徒さんの視点から 解説していきます!

長いのでまずは前半から!

女性:さあ、フットボールカップの時間です!今日はたくさんの素晴らしい試合がありました。

Welcome to the football cup! There were so many exciting matches today.

(太字部分は強く、細字部分は弱く発音されています。)

●Welcome to the football cup!「さあ、フットボールカップの時間です!」

テレビ番組が始まる時、司会の人が “Welcome to…” と言って番組を始めることが多いよ。「さあ、~の時間です!」

●There were so many exciting matches today. 「今日はたくさんの素晴らしい試合がありました。

・”There were…” で「~があった」。「~がありました」はほかにも言い方があるんだけど、まずは There were…(ゼァ ワ)を覚えてみよう。

・”so many”  「すごくたくさんの」という意味だよ。英語でしょっちゅう出てくる言葉だよ。

・”exciting matches”  exciting は、ドキドキしたり、はらはらしたり、刺激を感じる気持ちのこと。試合を見ていて、またはプレイしていて、「すごい!」「やった!」「惜しい!」のように感じたら、それが “exciting”!

 

男性:今日の最初の試合からハイライトを見てみましょう。そして同時にサッカー用語も覚えましょう!

Let’s take a look at some highlights from the first match of the day. And learn some football vocabulary at the same time!

●Let’s take a look at some highlights from the first match of the day.「それでは、今日の最初の試合からハイライトを見てみましょう。」

“Let’s take a look at…” で「それじゃ~を一緒に見てみよう!」という意味になるよ。

“some highlights” ハイライトというのは、試合の中で特にスポットライトが当てられるような、ここぞという場面のことだよ。そして英語を話す人たちは、「1つだけなのか、もっとたくさんなのか?」という数をはっきりさせたがる人たちなんだ。数が1つじゃない時は最後に s を付けて、ハイライツ と複数形にするよ。some(サム)も「一つだけじゃなくていくつか」という意味。

●And learn some football vocabulary at the same time!「そして(試合のハイライトを見るのと)同時にサッカー用語も勉強しよう!」

・”And” 何か話し始める時、And… で始めると「それから」という意味になるよ。「試合のハイライトを一緒に見てみましょう。それから…」。英語では最後の d は読まないので、エン みたいに言おう。

・”learn”  ラーンは、「学ぶ」、つまり勉強するという意味のちょっと難しめの単語だよ。大人がとてもよく使う単語。

・”vocabulary”  ヴォキャビュラリィ と読んで、「言葉」という意味。football vocabulary で「サッカーの言葉」!

・”at the same time” same (サムじゃなくて「セイム」と読むよ)は、「~と同じ」「~と一緒」という意味。at the same time で「同時に」「一緒に」という意味だよ。

 

今回の学習ポイント 後半

女性:(最初の)試合は、緑チーム対青チームでした。

The match was green versus blue.

・”was” は「~でした。」という意味だよ。最初に出てきた “There were…” の “were” と “was” はどちらも「~でした」。二つ合わせて覚えておこう。

 

男性:青チームがコイントスで勝ったので、青チームが試合を始めるキックオフをゲットしました。

The blue team won the coin toss, so they got to kick off to start the game.

・”won” は「ワン(×ウォン)」と読んで、「勝った」という意味です。win(ウィン・勝つ)の過去形だよ。英語では o と書いても オ と読まないことがあるよ。

・”so”  so は「~なので。~だから」という意味だよ。青チームが勝った「ので」。ものすごく良く使う言葉なのでぜひ覚えよう。

・”they got to kick off” ここの they(彼ら)は、青チームのことだね。got(ガット)は ゲットの過去形で「ゲットした」ということだよ。

 

今回の内容をポッドキャストでもどうぞ!

Dr.ゴリラ

ラジオは通常速度で15分12秒だ。
早く聞きたいあなたは倍速などでどうぞ!

 

アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストからも「エイミ」で検索!

 

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/

(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)

 

 

今回のまとめ

今回は、小学5年生の男の子へ「サッカー」を使って英語を勉強してもらう という個別レッスンの一部を公開しました。

5年生はまだ There構文 も 過去形 も学校で習っておらず、教材に使った動画は難しいかも、と心配していたのですが、ご本人に直接聞いてみると「サッカーが好きだから大丈夫!」とはっきりとした返事が返ってきたので、安心して進めていくことが出来ました。

大人でもお子さまでも「教材選び」に悩むことは多いと思います。

一番大切なのは 興味を持てる題材であること だと私は思っています。

興味を持てる題材であれば、知らない単語や構文が出てきても案外あっさり理解出来ることってとても多いです。

ぜひそういう目線も持って、学習教材を選んでみてくださいね。

個別レッスンは空き枠が出ましたらメルマガでご案内しています!

興味を持ってくださったら、下記の無料メルマガへ参加してみていただけると嬉しいです。

また一緒に英語学習しましょう!

【第105回】小学5年生の生徒さんへのサッカー英会話レッスン2

 

-あれこれ, ポッドキャスト

執筆者:

関連記事

【第72回】発音に要注意!parameter は「パラメーター」じゃないですよ

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)   エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   発表練習や論文音読の際、多くの …

【第116回】医学論文の TAKE-HOME MESSAGE で英語の音読練習 2

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     今回は ジャーナルに掲載されている医学論文の TAKE-HOME MESSAGE を口 …

【第18回】「胸膜」の発音を出来るだけネイティブに近づけてみようの回

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   今回は、「胸膜」 …

【第121回】診療英会話〜検査終了後の「着替えてください」どう言う?

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     今回は ER から、肺がん疑いの患者さん、パーカーさんと医師のスーザンとの最初の問診の …

【第152回】英検準1級で解説!ディクテーションするなら発音記号の理解が必須です

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     Dr.レン ラジオは通常速度で18分25秒だよ。 早く聞きたいあなたは倍速などでどうぞ …

最新記事

  1. 【第31回】アーテリーではない「artery(動脈)」
  2. おっさん頑張れ!40代ずぼら英会話【1】ある勤務医の英語学習法まとめ
  3. 【学会レポ】座長編 英語の例文「質疑応答をコントロールし、セッションを締めくくる」
  4. 「男性・女性を male / female と表現するのはどうなのか?」という議論に対する一つの答え
  5. 【第123回】”them” “that” “there” は「ゼム」「ザット」「ゼア」じゃない! 英語リスニング攻略法
  6. 【学会レポ】Vol. 6 At firstは「まず」ではない の巻
  7. 【第86回】of の前後が長い時の切り方。リンキングなしで自然に発音するコツ
  8. 【第49回】オーバーイージーとは? 英語圏の「目玉焼きの焼き加減」4つ
  9. 【第110回】”バニラ” を日本人が発音すると “バナナ” に聞こえます
  10. 【医療の英会話】「症例数は多くない」ネイティブの英語表現を聞いてみよう!
  11. 通じないカタカナ医学英語 まとめ【1】
  12. 【第51回】キング・カズこと三浦知良選手のレジェンドな半生を英語で
  13. 【第47回】五十嵐カノア選手の五輪英語インタビューが勉強になり過ぎる 前編
  14. 【英語の発表例文】「(みんな知っての通り)~ですので」を自然に言う方法
  15. 【第78回】急性心筋梗塞の患者さんのTPA治療場面で英語学習
  16. 【学会レポ】留学せずに英語でスラスラ発表している人がやっていること【子音編】
  17. 【第38回】大動脈解離の術後ブリーフィングを ER で練習【2】
  18. 【生徒さんの声】英語発音改善アプリ「ELSA Speak」でスコアアップ!
  19. 【第134回】あなたの「舌力」は何点?英会話の「舌が回らない」解決方法まとめ
  20. 【ERで学ぶ医療英会話】手の術前処置後の報告1【英語丸ごと解説】
  21. 【第58回】”低位舌” は英語の発音にとって大問題
  22. 【第61回】英語で「は?」と聞き返されても気にしない。受け止め方と対処法
  23. 「mg/m2」を英語で正しく読もう!【ERで解説】
  24. 【第107回】英検準1級のリスニング問題演習 3
  25. 【学会レポ】留学せずに英語でスラスラ発表している人がやっていること【アヒル口編】
  26. 【受験してわかった】英検新形式準1級・1級の「時間配分&対策すべきこと」まとめ
  27. 「少し前に来て」「後ろに下がって」「上に上がって」「下に下がって」を英語で
  28. 【第111回】診療英会話〜妊娠高血圧症疑いの妊婦さんとその夫とお医者さん
  29. 【第13回 “There’s” は「ゼアズ」じゃない! 英語リズムと発音・リスニング攻略法
  30. 【学会レポ】Vol. 7 ourの発音は『アー』の巻
エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。英検、OET、学会発表、外来での診療英会話、舌トレなどのオンラインレッスンを提供中。20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴だった。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERが大好き。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

詳しいプロフィールはこちらからどうぞ。