発表の例文

【英語の発表フレーズ】ネイティブが使う talk about 以外の5つの表現

投稿日:2019年3月14日 更新日:

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/

(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)

 

 

エイミ

こんにちは!

学会英語発音コーチのエイミです。

 

一度の発表の中で、talk about を何度も繰り返してしまっていませんか?

同じ動詞の繰り返しは知的な印象を与えませんので、できるだけ、幅広い表現を使っていきたいですね。

今回は、ネイティブスピーカーお勧めの talk about 以外の表現を5つ、類似表現を合わせてご紹介します!

 

look at A 「Aを見ていきます」

 

「Aについてお話しします」の代わりに使える、シンプルかつ適切な表現です。

 

例文

In part two, I’m going to look at some data over the last 3 years.

第二パートでは、ここ3年間で得られたデータを見ていきたいと思います。

 

data は、デイダ/déitə/ と発音する人が多いですが、アメリカ英語を話す人の中にはダァダ /dǽtə/ と発音する方もいます。

ダァダ の方も知っておくと、聞き取りに役立つことがあるかと思います!

 

 

 focus on A 「Aに注目していきます」

 

「このことを話しますね」と、共有する情報を明確に伝えるための表現です。

 

例文

In this part, I’ll focus on possible side effects.

このパートでは、副作用に注目していきます。

 

 

focus on Aと同じ意味で使える表現

concentrate on A

 

concentrate on は、focus on と同じニュアンスで使えます。

focus on の繰り返しを避けたい時などに使っていきましょう!

 

 

 mention A 「Aにふれます、Aについて少しお話しします」

 

メインの内容に何か情報を足す時などに、非常によく使われます。

 

Dr.レン

mention ってよく聞くんですけど、

正直、使い所がよく分からないんです。

 

というお声を、何度かお聞きしました。

辞書には 言及する などとありますが、確かにこれでは使い方がわかりにくいですよね!

mentionは、この話をちょっとしますね というニュアンスです。

個人的な経験としては、英語圏の大学に通っていた時に、毎日のように耳にしていた単語です。

 

例文

Now, I’d like to mention our future research plan.

ではここで、今後の研究プランについて、少しお話しさせて頂きます。

 

our は、アワーではなくアーと発音する方が近いです!

この例文の場合、mention の n と our アー の音がつながり、

 

mention our future research plan

メンシュン ナァ フューチャァ リーサァチ プラァン

 

という発音になります。

 

エイミ

これだけでもかなり英語らしくなりますので、

ぜひ アワー アー に変えてみてください!

 

 

mention Aと同じ意味で使える表現

touch on A

 

touch on は、mention と同じニュアンスで使えます。

mention の繰り返しを避けたい時などに使いましょう!

 

 

go on to A / do  「(話を変えて、)A / doすること に移ります」

 

「ここで一旦話を区切りますよ。そしてこれからこの話をします」という、話の転換を伝える表現です。

 

例文

Now, I’ll go on to results from our study.

ではここで、研究結果へ進みます。

 

Then, I’ll go on to discuss possible applications.

それでは、応用の考察へ移りたいと思います。

 

go on to Aと同じ意味で使える表現

move on to A

turn to A

 

go on to、move on to、turn toはほぼ同じ意味ですが、go on toは、go on to 動詞 go on to 名詞 の両方の使い方が可能です。

move on to と turn to は、後ろに付けられるのは名詞だけです。

 

 

give (somebody) A  「Aをお話しします、ご説明します」

 

giveには 情報・知識などを伝える という使い方があります。

後ろにさまざまな名詞を入れて、幅広く使うことができます。

 

例文

I’ll give a brief introduction to this treatment.

この治療法について、短く概要をご説明します。

 

And now, I’m going to give you some data from our experiments.

ではここで、我々の経験から得られたデータをご覧頂きたいと思います。

 

Let me give you an example of how it works.

例を挙げてご説明します。

 

Now, I’d like to give a review of our findings.

ここで、今回得られた知見をもう一度見て頂きたいと思います。

 

 

 

まとめ

今回は、ネイティブから学ぶ talk about 以外の英語表現を5つ、ご紹介しました。

様々な言い回しを使って表現に厚みを持たせることは、母語である日本語であっても、決して簡単ではないですよね。

同じ表現ばかり繰り返さないために、まずは、シンプルな単語で言葉のバリエーションを増やすことから始めましょう。

そして、デキる先生は、

 

Dr.レン

他の先生はどんな表現を使っているのかな?

 

と、いつもアンテナを張られています。

「いいな!」と思う表現に出会ったら、どんどん真似をして使っていきましょう!

 

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!!!/

(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)

 

 

-発表の例文

執筆者:

関連記事

【動画】First を正しく発音するコツ

エイミ こんにちは! 英語発音コーチのエイミです。   発表の流れや、手術の手順など、なにかの順序を説明する時には、   First,  はじめに、 Next,  次に、 Thir …

【第86回】of の前後が長い時の切り方。リンキングなしで自然に発音するコツ

  この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     今回は 英会話で前置詞 of の前後がどうも言いにくい時、どこで切って話せばいいの …

【英語の発表 例文】人の心を掴む疑問形、使ってますか?

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 学会英語発音コーチのエイミです。   プレゼンスキルと …

【動画】学会発表「本日は~についてお話させて頂きます」を英語で

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 英語発音コーチのエイミです。   今回は、学会発表の出 …

【動画】「Good morning / afternoon / evening」の発音をわかりやすく

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   今回は、英語発表 …

最新記事

  1. 【学会レポ】Vol. 7 ourの発音は『アー』の巻
  2. 【医療者の英語】血圧が「110の90」「低い、高い」「上がった、下がった」どう言う?
  3. 「メイヨークリニック」の発音はまさかのアレと同じです!
  4. 【第80回】ER で英語学習 術後の患者さんに関する医師とナースの会話
  5. 英検準1級に不合格→合格へ!失敗談と成功談を全部伝えます
  6. 【医療の英会話】「症例数は多くない」ネイティブの英語表現を聞いてみよう!
  7. 【医療者の英語表現】「~の疑いがある」ネイティブはどう言う?
  8. 【生徒さんの声】スウェーデンの人たちと医療について語り合いたい!
  9. 【タバコ関連医療英語まとめ】「元喫煙者」「現喫煙者」「副流煙」どういう?
  10. 【第143回】「便秘」「お通じ」の英語表現! bowel「腸」はボーエルではありません
  11. 【第23回】ネイティブの「ヘマトクリットは32です」の発音と省略表現
  12. 【ERで学ぶ医療英会話】緊急分娩対応 1 【英語丸ごと解説】
  13. 【第83回】全身麻酔の説明・問診・声掛け、英語でどう言う?
  14. 英検1級受験記【3】英作文・エッセイの「難キーワード」まとめ No. 2
  15. 【第10回】「英語の母音はどの程度の完璧さを目指すべきか」を考えてみる
  16. 「男性・女性を male / female と表現するのはどうなのか?」という議論に対する一つの答え
  17. 【第33回】electorocardiogram(心電図)を英語らしく発音する方法
  18. 【第91回】医学論文の TAKE-HOME MESSAGE で英語の発音練習1
  19. 【学会レポ】Vol. 1 「録音しよう!」の巻
  20. 【第90回】「あれどうだった?」英語でどう言う? 海外ドラマで英語学習
  21. 【胆嚢】ネイティブの『gallbladder』をリスニングチャレンジ!
  22. 【第95回】”Does”, “Did”, “any” は「ダズ」「ディド」「エニィ」じゃない! 英語発音・リスニング攻略法
  23. mmHg の英語の読み方とネイティブの発音【ERで解説】
  24. 【学会レポ】Vol. 3 robot の発音はロボットではない
  25. 【第58回】”低位舌” は英語の発音にとって大問題
  26. 【第82回】スタンフォード大学研究者の著書から学ぶ発表に役立ちそうな英語表現 2
  27. 【第30回】「多変量解析」multivariate analysis の発音のコツ
  28. 学習歴10年以上の内科医が語る「英語学習の壁と突破法」~ 失敗からわかった本当に効果的な勉強法
  29. 【第92回】二つのウの練習- pull と glucose のウは違う音です!
  30. 【第52回】5分で「カテーテルを入れる」の英語発音をマスター!動詞はアレを使います
エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。学会発表、座長の英語、診療英会話、英検、OETなどのオンラインレッスンを提供中。20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴でした。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERが大好き。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

詳しいプロフィールはこちらからどうぞ。