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こんにちは!
医学英語発音コーチのエイミです。
今回は、東京五輪サーフィン男子銀メダリスト、五十嵐カノア選手のインタビュー動画からの英語学習 後編です。
前回はインタビュー序盤の英語コメントを学習していきましたので、今日は皆さんと一緒に中心部分を聞いていきたいと思います!
「あなたは日本のサーフィン業界の代名詞的存在ですが、それについてどう感じていますか?」という質問を受けたカノア選手、一体どのように答えていくのでしょうか…?
コメント内容も英語表現も発音も、めちゃくちゃカッコいいです!
生きた英語を学びましょう!
ラジオは通常速度で23分57秒だよ。
早く聞きたいあなたは倍速などでどうぞ!
アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストからも「エイミ」で検索!
動画内のテロップ(インタビュアーからの質問)を読みましょう!
今回はこのインタビュー動画の0:46から
じっくり英語学習してみたいと思います。
最初に質問内容がテロップで表示されます。
テロップを読んで、内容を理解してみましょう!
◆ 【読解チャレンジ】インタビュー動画内のテロップ
テロップはこんな感じです!
どうでしょうか。意味は取れましたか?
The 23-year-old is the face of Japanese surfing after moving to the U.S. as a child to learn his skills.
英語を読む時は
「頭から順番に意味を取る」
のが鉄則だね!
(後ろからひっくり返して読むのは絶対ダメ。
永遠にリスニングができなくなる。)
では順番通りに読んでみよう。
The 23-year-old…
この23歳…
is the face of Japanese surfing…
は、日本のサーフィン業界の顔だ
after moving to the U.S. …
アメリカに移住して以来
as a child…
子ども時代に
to learn his skills.
(サーフィンの)技術を身に付けるために
こんな感じですね!
では日本語として分かりやすく整えてみましょう。
「この23歳の青年は、(サーフィンの)技術を身に付けるために子ども時代にアメリカへ移住して以来、日本のサーフィン業界の顔だ」
後ろから読み返さずに読めましたでしょうか?
ではいよいよ、このテロップが出た後のカノア選手のコメントを聞いていきましょう!
五十嵐選手の英語の聞き取りに挑戦!
それでは動画の0:56から聞いていきたいと思います!
「日本サーフィンの顔だ」
と言われた五十嵐選手、どうコメントするのでしょうか?
とっても速いですので、よーーく耳を傾けて
聞き取りに挑戦してみましょう!
◆ 【聞き取りチャレンジ】五十嵐カノア選手インタビュー 抜粋
(あなたは日本サーフィンの顔だが…と感想を求められて)
___ ___ ______, I’ll be ______, it’s really ________ but I’m kind of _____ __ __. It’s more ____ __ ______ it _____ be. Every day ______ __ ____ __ ___ pressure-packed. But I’__ _____ _____ ____ ___ after this year __, __ sleep in.
こんな感じです!
どうでしょうか。
とても速いですね。
3、4回繰り返して出来るだけよーーーく聴いて、カノア選手が何と言っているか、考えてみてください。
ヒントは次の4つです!
● 最初の文は「正直に言うと~です、でも…」の意味
● 二文目の意味は「(日本サーフィンを代表する立場であることは)考えていたよりも大きいです」
● 三文目 ‘pressure-packed’ は「プレッシャーでいっぱいだ」の意味の形容詞
● 四文目は「でも、五輪が終われば~~~ですから(ニッコリ)」
どこか一カ所だけでもいいので、耳に全神経を傾けて、聞いてみましょう…!
頑張って考えていただいたら、答えをどうぞ!
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◆ 答え
To be honest, I’ll be honest, it’s really overwhelming but I’m kind of eating it up. It’s more than I thought it would be. Every day becomes a little bit more pressure-packed. But I’ve plenty more years left after this year to, to sleep in.
正直、(自分が日本サーフィンの顔だということは)重圧ではあります。でも受け入れていっています。(今の自分の立ち位置は)予想していたよりも大変なことで、毎日プレッシャーは増しています。ただ、今年(注:2021年)が終われば、ゆっくりする時間は十分にありますから。
ということで、最初の一文は
To be honest, I’ll be honest, it’s really overwhelming but I’m kind of eating it up.
◆ To be honest 「正直なところ」。honest のアメリカ英語の発音は アネst。
◆ It’s overwhelming 「圧倒される」「重圧だ」
◆ I’m eating it up (自分の立ち位置を)しっかり食べて飲み込んでいる、消化している、受け入れていっている。発音は イーディンギダッ です。
二文目は
It’s more than I thought it would be.
イツ モァ ザナイ ソーディ ウッ ビー
◆ 意味は「予想していた以上だ」。
◆ 発音は than I がザナイに、thought it がソーディッになっています。
三文目は
Every day becomes a little bit more pressure-packed.
◆ pressure-packed 「プレッシャーでいっぱいだ」。pressure がpacked(詰められて)いるということですね。
四文目は
But I’ve plenty more years left after this year to, to sleep in.
バッ アヴ プレニー モァ ィヤーz レft
◆ I have plenty more years left 「十分な年月がある」「残っている」
◆ 発音は I have のhaが省略され I’ve アヴ に、plenty の t が省略され pleny プレニー
になっています。
◆ to は da(ダ)と発音されています。
今回の学習はここまでです!
ラジオではこの個所のカノア選手の発音を速度を変えながら何度も聞き、聞き取るためのコツをお話ししていきます。
一緒に頑張りましょう!
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今回のまとめ
今回は日米バイリンガルのプロサーファー、五十嵐カノア選手の東京五輪公式インタビュー動画を題材に、後半戦の英語学習をしていきました。(バイリンガルというよりマルチリンガルで、ポルトガル語、スペイン語、日、英と4か国語を話されるそうです。素晴らしい~~~~)
今回の動画はとても濃くて、全面的に学習ポイントだらけだったかなと思うのですが、その中でも「ここは英語学習者にとって特に大事ではないか」と私が思う部分を3つまとめてみます。
1.To be honest(聞き取り)
To be honest、これはきっと英語学習者さんなら皆さんご存知な表現ですね!
ただ、今回。
一発で聞き取れましたか?
もし聞き取れなかったのなら、それはなぜでしょう?
今「リスニング力を伸ばす」という目標をあなたがお持ちなら、ぜひ一度、理由をじっくり考えてみて損はありません。
なぜならそこにしか、あなたがリスニング力を上げるためのヒントはないからです。
2.It’s more than I thought it would be.(表現と聞き取り)
イツ モァ ザナイ ソーディ ウッ ビー.
この「予想を超えることだった」の表現は、表現自体が学びになるのはもちろんのこと、発音練習の材料としてうってつけです。
ぜひカノア選手と同じように発音できるよう頑張ってみましょう。
リンキング、音程の上がり下がり、音の大小を、よーーく真似をしてみましょう!
3.But I’ve plenty more years left…(表現と聞き取り)
バッ アヴ プレニー
英語を聞く時にもっとも大切なことは、文の最初の3単語から5単語、「主語から動詞まで」を一発で聞き取ることです。
この文の主語と動詞、聞き取りがすごく難しかったかと思います。
I have は「アヴ」まで省略されることがあり、plenty は「プレニー」と発音されることがあります。
一つずつ、ゆっくり、耳を慣らしていきましょう。
今回の記事とラジオは、スポーツがお好きなある外科の先生から「こんな動画で英語学習してみたいのですが…」とカノア選手の動画をご紹介いただいたことから作成しました。
医学英語ではない内容でしたが、いつもと違う角度からの英語学習として楽しんで頂けていたら嬉しいです。
これからは医学英語以外にもいろんなジャンルを取り上げて、皆さんと一緒に楽しく英語学習をしていけたらな、と思っています!