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今回は ER から、肺がん疑いの患者さん、パーカーさんと医師のスーザンとの最初の
15秒ほどの会話を全体的に学習していきますが、最
ネイティブは「着替えてください」を英語でなんと言うので
学習していきましょう。
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ERの診療場面でリスニングチャレンジ!
こんにちは!
医学英語発音コーチのエイミです。
最初に ER から会話を聞いて頂き、何を話しているのかを考えてみましょう。
今回の患者さんは、血痰や体重減少を訴えて来院した男性、パーカーさんです。
写真撮影後らしく検査着のままベッドに腰かけているパーカーさんに、スーザンが問診を始めます。
それでは、どうぞ。
◆ リスニングチャレンジ「詳しいことは~でわかりますから。」
ネイティブの発話なのでとても難しいですが、2回、3回と聞き返して、出来るだけ頑張ってみてください!
ポイントとなりそうな部分としまして、
「~が出来たら詳しいことがわかりますから。」
「タバコはどのくらい吸いますか?」
「それはいつからですか?」
「お洋服をどうぞ。」
を、Dr. ルイスは英語で何と言っているでしょうか?
出来るだけ頑張って聞いていただけたら、下で答え合わせをしましょう!
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◆ 答え
Dr. ルイス:レントゲン写真が出来上がったら詳しいことがわかりますから。タバコはどのくらい吸いますか?
We’ll know more when we have the x-rays. How much do you smoke?
パーカーさん:一日に2箱。3箱の時もあります。
Two, three packs a day, sometimes.
Dr. ルイス:はい、それはいつからですか?
Um-hmm. How long have you been doing this?
パーカーさん:えーと…14歳からですかね。
S-since I was about fourteen, I guess.
Dr. ルイス:もうやめないと。
You really should stop that.
パーカーさん:そうですよね。
Yeah, I know.
Dr. ルイス:[ポケベルが鳴り、表示を確認する。]ちょっと失礼します。服をどうぞ。
Excuse me. You can put your clothes back on.
答えはこんな感じでした!
少しでも聞き取れたあなた、素晴らしいです。
ただここで終わらせたらもったいないです!
もう少し突っ込んで学習すればもっともっと英語が聞き取れるようになるので、もう少しだけ頑張りましょう!
今回の学習ポイント
それでは学習ポイントをまとめます!
Dr. ルイス:レントゲン写真が出来上がったら詳しいことがわかりますから。タバコはどのくらい吸いますか?
We’ll know more when we have the x-rays. How much do you smoke?
パーカーさん:一日に2箱。3箱の時もあります。
Two, three packs a day, sometimes.
太字部分は強く、細字部分は弱く発音されています。灰色文字はほぼ、もしくは全く発音されていません。
●“We’ll know more when we have the x-rays.”「レントゲン写真が出来上がったら詳しいことがわかりますから。」
この台詞、“We’ll know more (when we…).” は、ERで何度も見かけることがあり、診療場面での定型的表現の一つです。
例として他に以下のような台詞があります。
・We’ll know a lot more when we get your test back.「(~の疑いがありますが、)検査結果が戻れば詳しくわかりますので。」
・We’ll know more in a few days.「(新生児に脳障害が生じたかどうかの見通しは、)数日でわかります。」
「(しっかり)分かる」We’ll know ではなく
「より良く分かる」We’ll know more
であるところが、ポイントじゃないかニャ。
Dr. ルイス:はい、それはいつからですか?
Um-hmm. How long have you been doing this?
パーカーさん:えーと…14歳からですかね。
S-since I was about fourteen, I guess.
●“How long have you been doing this?“「それはいつからですか?」
「いつから?」と質問をする時、患者さん本人を主語にして “How long have you been…” という表現が良く使われます。ほかに症状や痛みの方を主語にして “When did your headaches start?” のように言うこともあります。
“How long?” に対してのお返事は
・Since I was 14.
・It was after Christmas.
・It started last week.
などなどがあるニャ!
●“How long” は実はリスニングの難しいチャンクです
発音面からは、”How long” がややあいまいに聞こえます。ネイティブの自然な発話では、私たち日本人は “How long” が聞き取りにくいことが多いです。
これは How が h音の弱まりにより「アウ」のように聞こえることがあること、そして long の母音 [ɔ] はとても音程が低く、また短く発音されることが多いためです。リスニング練習の際にはその意識を持ち、hの脱落や [ɔ] の低音に耳を慣らして聞いていくことが大切です。
How long
アゥ↓ロン↓
●“doing” の聞こえ方。ing は「イング」ではありません。
ネイティブが動詞に “ing” を伴って発音する時、「~イング」と聞こえることはまずありません。非常に省略的な発音になり、「ウン」のようにしか聞こえません。そのため “doing” はドゥーウン のように聞こえています。
How long have you been doing this?
アゥ↓ロン ァv ユビン ドゥーウン ディス?
Dr. ルイス:もうやめないと。
You really should stop that.
パーカーさん:そうですよね。
Yeah, I know.
Dr. ルイス:[ポケベルが鳴り、表示を確認する。]ちょっと失礼します。服をどうぞ。
Excuse me. You can put your clothes back on.
● ネイティブの “Excuse me.“ は「エクスキューズミー」ではありません
Excuse me. は最初のエクが省略され、skyuz me、スキューズミー と発音されることが多いです。
● “You can put your clothes back on.“「どうぞ、着替えてください。」
“put one’s clothes on” で「服を身に着ける」。検査着からご自身の服に着替えてもらうというのは もともと着ていた服をまた着直す ということなので、”戻す” を意味する副詞、”back” がくっついています。 “put one’s clothes back on” 「(元々着ていた)服を着る」「(元の服に)着替える」。
今回の内容をポッドキャストでもどうぞ!
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今回のまとめ
今回は ER を使ったレッスンの一部をご紹介しました。
特に学習ポイントとなりそうな部分をまとめます。
<英語表現>
●“We’ll know more when we have the x-rays.”「レントゲン写真が出来上がったら詳しいことがわかりますから。」
“We’ll know more (when we…).” は、ERで何度も見かけることがあり、診療場面での定型的表現の一つです。
●“How long have you been doing this?“「それはいつからですか?」
● “You can put your clothes back on.“「どうぞ、着替えてください。」
<発音>
● How long have you been doing this?
アゥ↓ロン ァv ユビン ドゥーウン ディス?
How long の long は日本人が会話に使用しないレベルの低音で発音されることが多いため、聞こえにくいです。ing は「ウン」と発音されます。
● ネイティブの “Excuse me.“ は「スキューズミー」。
Excuse me. は最初のエクが省略され、skyuz me、スキューズミー と発音されることが多いです。
英語が話せるようになるためには、「表現を覚えて、ネイティブが実際にそれをどう発音しているのかをしっかり聞いて、自分でも同じように発音して、マスターする」というのが一番いいのではないかなと私は思っています。
私は発音オタクであり、リスニングオタクであり、海外医療ドラマオタクなので、医療表現のストックはかなり揃ってます!
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また一緒に英語学習しましょう!