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今回は ジャーナルに掲載されている医学論文の TAKE-HOME MESSAGE を口に出して読み、英語の発音力をUPさせる練習 をしていきます。
論文はセマグルチド(semaglutide)というお薬を心不全の治療へ使用した際の効果について示されたものです。
医療英語の発音を一緒に練習しましょう!
ラジオは通常速度で07分36秒だよ。
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今回の TAKE-HOME MESSAGE の内容
こんにちは!
医学英語発音コーチのエイミです。
◆ 今回の練習題材 TAKE-HOME MESSAGE 後半(生徒さんから練習オーダーを頂いたもの)
- In this randomized international trial involving participants with HFpEF and a BMI of 30 kg/m2 or greater, once-weekly semaglutide (2.4 mg) was associated with substantial improvements in HF symptoms, health status, weight, central adiposity, and inflammatory biomarker and natriuretic peptide levels at 52 weeks.
・ヘフペフ(左室駆出率が50%以上の心不全)を持ち、かつBMI値
【英文音読のポイント】
・声はお腹から出し、腹筋を使います。
・喉は広く開き、舌先は「下前歯の内側」をホームポジションとします。
・キーワードとなる語や発音が難しい語などは、単語レベルに短く切って繰り返し練習 し、その後文に入れて練習するとうまくいきます!
BMIの単位を読む練習
今回は読み間違えやすい単位が
文頭に出てきているので、
まず最初のコンマまでをしっかり練習するよ!
In this randomized international trial involving participants with HFpEF and a BMI of 30 kg/m2 or greater,
★ワードチェックと和訳★
・HFpEF ”Heart failure with preserved ejection fraction” の省略形。「左室駆出率が50%以上の心不全」のこと。今回は出てきませんが、「左室駆出率が40
“preserved” は「ある水準が保たれた」
“reduced” は「(水準を超えて)減弱した」
というニュアンスです。
・BMI “Body Mass Index”、体格指数。肥満指数。単位を付ける際は “kg/m2″(1平方メートルあたりのkg数)となり、英語では
“kilograms per square meter“
と読みます。
「ヘフペフ(左室駆出率が50%以上の心不全)を持ち、かつBMI値
今回はここまで読んでいきます!
強弱のリズムをフォントの大小で示すとこんな感じです。
↓
In this randomized international trial involving participants with HFpEF and a BMI of thirty kilograms per square meter or greater,
“randomized international trial”「無作為抽出の観察分析」 は、山を3つ描くように発音します。
“randomized observational trial”
ランダマイズd オブザヴェイショノウ チュライォ
“BMI of…” は最後の I(アイ)の音程を上げ、やや伸ばすように発音します。
「アルファベット略語は常に最後の音に強勢を置き、伸ばして発音」です。
“30 kg” では、単位に複数形のsを付けて読みます。s は書かれていませんが、数字が1以外の時は常に複数形 s が伴われるので気を付けます。
キログラムは「キロ」に第一強勢を置き、キログラァムス です。
“BMI of thirty kilograms”
ビーエマーイオv サーティ キログラァムス
“/m2” per square meter、スクウェア ミーター と読みます。
meter はメーターではなくミーターなので、カタカナ読みとの違いに読み方に気を付けたいです。
ところで私は今回初めて、BMIの単位に平方メートルが使われることを知りました。人の身体が面積で表されるのはなんとなく不思議な感じがします…。調べてみるとネット上でも議論が行われていました。
“per square meter or greater,”
パー スクウェア ミーダァ オr グレイダァ、
meter や greater の”ter” の音は
アメリカ英語ではダーと濁音、
イギリス英語ではターと清音で発音されるよ!
今回の内容をポッドキャストでもどうぞ!
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今回のまとめ
今回は、医学論文のTAKE-HOME MESSSGE を使った英語の発話練習をレッスンで行ったものをご紹介しました。
・”BMI” のようなアルファベット略語は「常に最後の音に強勢を置き、伸ばして発音」が原則です。最後の I(アイ)の音程を上げ、やや伸ばし気味に発音します。
・”30kg/m2″ キログラムに s は書かれていませんが、数字が1以外の時は常に複数形 s が伴われるので気を付けて音読します。発音は キログラァムス です。
“BMI of thirty kilograms”
ビーエマーイオv サーディ キログラァムス
・”/m2″ 「平方メートルあたり」は 英語で per square meter、スクウェア ミーター と読みます。meter はメーターではなくミーターです。
・BMI、キログラム、メーターのように、カタカナで言い慣れている単語ほど要注意です。「カタカナ読みは日本語」です。
一緒に練習してくださった皆さん、お疲れ様でした!
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また一緒に英語学習しましょう!