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当記事でご紹介しているポッドキャストは、個別レッスンを受講してくださって
この時のレッスンは「喉の診察の英語表現をERから学習する」というものでした。
この場面は何度も来られている患者さんへ「こんにちは、体調はどうですか」
今回も一緒に頑張りましょう!
ラジオは通常速度で8分24秒だ。
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ERの診療場面でリスニングチャレンジ!
こんにちは!
医学英語発音コーチのエイミです。
今回の患者さんは、グリーン先生をかかりつけにしているロレッタさんの息子、ジミーです。
グリーン先生はジミーの診察のため診察室へと向かいますが、ロレッタさんの今の体調についても気になっています。
グリーン先生が診察室へ入るところから会話を聞いて頂き、どんな話をしているのか考えてみましょう。
それでは、どうぞ!
◆ リスニングチャレンジ 再診患者さんへ「あれからどう?」
さて、いかがでしょうか。
ネイティブの発話なのでとても難しいですが、2回、3回と聞き返して出来るだけ頑張ってみてください。
ヒントとしまして、グリーン先生の最初の一言は、「久しぶりに会った人への声掛け」として一般英会話でも良く使われるあいさつと同じ ものが使われています。
「最近どう?」
「元気にしてた?」
のように使う、あの一言です。
思い出せましたでしょうか?
出来るだけ頑張って聞いていただけたら、下で答え合わせをしましょう!
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◆ 答え
Dr. グリーン:やあロレッタ、あれからどう?
Lorreta. How’ve you been?
ロレッタ:お陰様で。先生、うちの子のアニーとジミーよ。ジミーが喉が痛いそうなの。
Good. This is Annie and this is my Jimmy. He says his throat’s sore.
Dr. グリーン:なるほど。[看護師さんから舌圧子を受け取り]じゃ、ジミー、先生に喉を見せてみて。口を大きく開けて、舌を出して。そうそう。アー(と言って)。
Oh, yeah? Well, let me take a look there, Jimmy. Jimmy, please open up your mouth. Stick out your tongue. That’s good. Ahh.
ジミー:アー。
Ahh.
Dr. グリーン:ああ、飲み込むと痛いかな?
Oh, does it hurt when you swallow?
答えはこんな感じでした!
少しでも聞き取れたあなた、素晴らしいです。
ただここで終わらせたらもったいないです!
もう少し突っ込んで学習すればもっともっと英語が聞き取れるようになるので、もう少しだけ頑張りましょう!
今回の学習ポイント
それでは学習ポイントをまとめます!
Dr. グリーン:やあロレッタ、あれからどう?
Lorreta. How‘ve you been?
灰色文字はほぼ発音されていません。太字部分は強く、細字部分は弱く発音されています。
● “How have you been?” は「以前の診察後、体調はいかがですか?」の意味にもなる
“How have you been?” は、久しぶりに会った人に「元気にしてた?」の意味で使われる決まり文句ですが、ERでは診察室で、お医者さんから再診の患者さんへの声掛けとしてもこの表現が使われています。ここで「久しぶり、元気にしてた?」と和訳するのは少しおかしいですから、「最近体調はどうですか?」と大まかに問うようなニュアンスとなるでしょう。
グリーン先生はジミーの診察を済ませた後、ロレッタさんへ「出血は再発していませんか?」と改めて問診を行っています。
● “How have you been?” の発音
ネイティブの How have you been? は、have の発音が省略されることがよくあります。続くyouもかなり弱めのリズムです。
そうなると
How‘ve you been?
ハウユビン?
のような聞こえ方になります!
ロレッタ:お陰様で。先生、うちの子のアニーとジミーよ。ジミーが喉が痛いそうなの。
Good. This is Annie and this is my Jimmy. He says his throat’s sore.
Dr. グリーン:なるほど。じゃ、ジミー、先生に喉を見せてみて。[看護師さんから舌圧子を受け取る。]よし、口を大きく開けて、舌を出して。そうそう。アー(と言って)。
Oh, yeah? Well, let me take a look there, Jimmy. Jimmy, please open up your mouth. Stick out your tongue, that’s good. Ahh.
● “Let me take a look there.” 「では(症状のある場所を)見せてくださいね」
「どこどこを見せてください」「じゃちょっと見ますね」の台詞として、ERでよく出てくる表現です。
● “Open up.” 「(もっと)大きく開けて」
up を付けて動作を大きくしてもらう表現です。類似表現に speak up などがあります。
Could you speak up a bit? 「もう少し大きな声で話してもらえますか?」
● “Stick out your tongue.” 「舌を出して」
「舌を出して」と言いたい時にはこういえばいいということなのですが、この時受講された先生は「”舌を出して” と言ったら思い切りベーと出されてむしろ喉が見えなくなるので、私はこれは言いません」と教えてくださり、なるほどなぁと思ったりしました。言われてみれば、日本人の先生に「舌を出して」と言われたことは一度もないような気がします。
今回の内容をポッドキャストでもどうぞ!
ラジオは通常速度で8分024秒だ。
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今回のまとめ
今回は ER を使った診療英会話のレッスンの一部をご紹介しました。
特に学習ポイントとなりそうな部分をまとめます。
● 「以前の診察後、いかがですか?」
「久しぶり、元気にしていた?」とよく和訳される “How have you been?” は、「以前の診察後、体調はいかがですか?」と大きく問うニュアンスでも使うことが出来ます。
● 「では(症状のある場所を)見せてくださいね」
“Let me take a look there.”
● 「口を大きく開けてください」
“Please open up your mouth.”
●「飲み込む時に痛みますか?」
“Does it hurt when you swallow?”
英語が話せるようになるためには、「表現を覚えて、ネイティブが実際にそれをどう発音しているのかをしっかり聞いて、自分でも同じように発音して、マスターする」というのが一番いいのではないかなと私は思っています。
私は発音オタクであり、リスニングオタクであり、海外医療ドラマオタクなので、医療表現のストックはかなり揃ってます!
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また一緒に英語学習しましょう!