英語 with Amie

医師のための100%楽しむ医療英語オンラインスクール

ポッドキャスト 英検・OET・英語総合

【第41回】留学中最高に面白かった大学の授業を振り返ってみた

投稿日:2021年7月3日 更新日:

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/

(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)

 

 

エイミ

こんにちは!

医学英語発音コーチのエイミです。

 

私は普段「医学英語の発音」の記事ばかり書いている発音オタクですが、最近発音レッスンの生徒さんと留学先の授業の話で盛り上がり、なんだか自分自身の留学時代のことを思い出しました。

大学の授業で一つ面白かったものがあったので、今日は番外編的にそれについて書いてみようと思っています。これからお話しする内容は、大学の International Courtesies という授業で習ったものです。

ここでの Courtesy とは「礼儀」「ルール」「マナー」のような意味で、いろんな国のマナーや風習について学ぶ授業です。

この「いろんな国」の中に日本が入っていたため、私はこの授業の中で 外国人から見た日本 を少し知ることになりました。

日本の外で「日本ってこういう国だよ」と話されていることがどんなことなのか興味ある…という方は、ぜひ読んでいってください!

それではいってみましょう!!

記事とポッドキャスト(インターネットラジオ)でコンテンツを公開しています。

お好みのサービスで発音練習してみてください!

Dr.レン

ラジオは通常速度で36分34秒だよ。

早く聞きたいあなたは倍速などでどうぞ!

アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストからも「エイミ」で検索!

 

International Courtesies は何のために勉強するもの?

私が留学していたのはフィリピンの大学なのですが、フィリピン人は大学卒業後、カナダ、アメリカ、日本などの先進国に出稼ぎに出る人がとても多いです。

そのため、自分たちがこれから働きに行くかもしれない国のマナーをざっくり知っておこう!というノリ で、International Courtesies の授業がありました。

授業では国別に以下の7項目について学びました。

● Business Relationships(ビジネス上の付き合い方)

● Business Card Protocol(名刺受け渡しの慣習)

● Gift Giving(おみやげを渡す or 渡さない、渡す時の礼儀など)

● Drinking Etiquette(お酒の席での所作)

● Business Dos and Don’ts(ビジネス上のすべきこと&してはならないこと)

● Communicating Effectively(人間関係を円滑にするためのポイント)

 

取り上げられていた国は、イギリス、アメリカ、カナダ、日本、シンガポール、サウジアラビアの6カ国です。

この6つの国の中で今回は、我らが日本がどんな感じでフィリピンの大学で紹介されていたかをご紹介してみますね。

日本と他の国の紹介がどう違うか、というのも、合わせてみていきましょう。

 

日本の Business Relationships(ビジネス上の付き合い方)

One key element of Japanese culture is hierarchy. Age, titles and gender all give you status. Older people have a higher status than younger people and men have a higher status than women.

日本ではヒエラルキーが文化的な重要要素です。年齢、肩書、性別、そういったものでステータスが決まります。年配の人は若い人よりも地位が高く、男性は女性よりも地位が高いです。

 

ということで、こちらが最初の 日本のBusiness Relationship の内容です。

いきなり「階級」や「男女の性差」といった話がずばっと出て来て、授業中に笑ってしまったことを思い出します。

「なかなか切り込みの鋭いリアルな授業だな…(笑)」って。

私は内容について「概ね合っている」と感じましたが、皆さんはどう思われますか?

日本はいろんな問題がありなかなか女性管理職登用率が上がりませんが、フィリピンは女性がバリバリ働く国で、2019年発表の女性管理職比率は48.9%となっています。

英語学校の先生も大学の先生もほとんどが女性でしたし、クラスの優等生もほとんどが女子、男性はあまり働かない、そんな国です。

もちろん彼らは彼らでいろんな問題を抱えているものの、なんでも笑い飛ばして突き進んでいく女性たちのパワーには元気づけられることが多かったです。

 

日本の Business Card Protocol(名刺受け渡しの慣習)

Shaking hands and bowing heads are important, but don’t forget to exchange business cards. Japanese may even exchange business cards first before anything else. 

Make sure your rank and position is clearly stated in your business card.

(ビジネスで初対面の際、)握手とお辞儀は大切です。ただし名刺交換を忘れないようにしましょう。日本人は何よりも先に名刺交換をすることもあります。
名刺にはあなたの階級と肩書をわかりやすく明記すること。

次は日本の Business Card Protocol(名刺受け渡しの慣習)なのですが、そうですね…。

日本人は名刺交換で握手はしませんよね。

この部分はちょっと日本人としては伝えたいですね…。(実際の授業中に先生に伝えられたかどうかは忘れてしまいました…。)

そして  Don’t forget to exchange business cards. Japanese may even exchange business cards first before anything else. のところはまた笑いました。

確かにね…!って。

会社員をしていた時のことを思い出すと、複数人同士で、自社と取引先の方とで初めてお会いする時って、ずらりと列を作って名刺交換したりしますよね。

まさに first before anything else(何よりも先に) で。

ああ、あれって日本の独特なやり方なんだな。そうか、そうだよね…って、私はフィリピンの大学の教室で学びました。

ちなみにこの名刺交換の項目は、カナダとアメリカの項ではどう説明されているか比較してみましょう。

◆ カナダ

Do not be offended if the business card is put away quickly without examination. This is normal.

大して見もせずにあなたの名詞がしまわれてしまってもむっとしないように。カナダでは普通のことです。

◆ アメリカ

Americans exchange business cards casually. They do not follow exact rituals.

アメリカ人の名刺交換はカジュアルです。特に決まった方式で行われることはありません。

 

カナダやアメリカでは名刺交換はそんな大したことじゃないよ!ってことですね。

日本のように名刺交換のために列をなし、お辞儀をしながら両手で丁寧に手渡して、その後打ち合わせ中は名詞を自分の前に並べて置いておく、みたいなのはないよってことですね。

…確かにそんなアメリカ人想像できないですね…。笑

 

日本の Drinking Etiquette(お酒の席での所作)

Drinking for Japanese is a group activity. Do not refuse a drink offered to you.

When someone pours you a drink, hold your glass up to make it easier to fill. Afterwards, return the favor and fill their glass.

Never pour your own drink. Instead, pour a drink for someone else.

日本では酒席はグループで団欒するためのものです。勧められたお酒は断らないように。

人がお酒をついでくれる時にはグラスを持ち、注ぎやすいようにします。その後、お礼として相手のグラスに注ぎましょう。

自分のお酒を自分で注がないこと。人に注ぎましょう。

 

はい、これが日本の Drinking Etiquette(酒席でのマナー)として紹介されていた文言の一部です。

なんか全体的に恥ずかしい…。

言われてみれば私も当たり前のように「こうするもの」と思っていたところがあったような気がします。「ついでもらう時にはグラスを持ち上げる」とか。

group activity という表現に表れている、酒席はグループ活動の一環で、一緒に飲んで距離を縮めるもの、という感覚は、外から見るとかなり日本っぽいのだろうなと感じます。

 

ほかにも International Courtesies ではいろんなことを勉強しましたが、今回はここまでにしますね。

 他国と比べることで初めてわかる日本の個性がたくさんあり、興味深い授業でした。

担当の先生はシンガポール帰りの美しい英語を話す若い女性で、きれいな人だったのでいつも少し緊張していたことも懐かしいです。

先生元気かなぁ…。

 

無料ポッドキャストで、今回の英語を発音していきます。

ぜひあなたも参加してみてくださいね!

楽しく発音スキルを上げちゃいましょう!

アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストからも「エイミ」で検索!

 

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/

(アイコンをクリックで登録画面へ移動します)

 

 

今回のまとめ

私は普段医学英語の発音のことばかりを発信していますが、今回は番外編として、留学中にあった面白い授業のことをご紹介してみました。

私は英語がほんの少ししか話せない状態で大学に入学したので、最初は授業に全然ついていけず、courtesy という単語もこの授業中に辞書を引いて初めて知ったというありさまでした。

毎日這う這うの体で朝8時から授業を受けに行っていて、余裕は全然ありませんでしたが、その中でこの HOSPITALITY の授業だけはちょっと楽しみにしていました。(その HOSPITALITY でも「今から1枚の写真を見て即興で3分間スピーチして」みたいな授業の時は泣き泣きやりました…)

こんな感じの経験をしてきて今がありますよ、ということで今回の記事は終わりです!

留学、大変だけど、最高ですよ!

 

-ポッドキャスト, 英検・OET・英語総合

執筆者:

関連記事

【第73回】ER の診察英会話 初診診療での英語表現と発音

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   今回は 外来診療 …

【第123回】”them” “that” “there” は「ゼム」「ザット」「ゼア」じゃない! 英語リスニング攻略法

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     Dr.サトシ ラジオは通常速度で08分20秒だよ。 早く聞きたいあなたは倍速などでどう …

英検1級受験記【6】The Early Solar System「初期の太陽系」

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)   今回は、2022年度第2回の英検1級過去問「The Early Solar System(初期の太陽 …

【第82回】スタンフォード大学研究者の著書から学ぶ発表に役立ちそうな英語表現 2

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     今回は「スタンフォード式人生を変える運動の科学(原題:The Joy of Movem …

【第18回】「胸膜」の発音を出来るだけネイティブに近づけてみようの回

この記事が役に立ったら、フォローお願いします!/ (アイコンをクリックで登録画面へ移動します)     エイミ こんにちは! 医学英語発音コーチのエイミです。   今回は、「胸膜」 …

最新記事

  1. 【第146回】 ERで診療英会話「~の検査結果が陽性でした」
  2. 【第43回】’文発音’ のコツをスティーブ・ジョブス伝説のスピーチで解説します!
  3. 【第123回】”them” “that” “there” は「ゼム」「ザット」「ゼア」じゃない! 英語リスニング攻略法
  4. 【第121回】診療英会話〜検査終了後の「着替えてください」どう言う?
  5. 【第96回】ERで診察英会話 Dr. ルイスの場合
  6. OETリスニング完全攻略:Sample Test1 Part A Extract2「ジェイク・ヴェンター」を解説
  7. 【第14回】「基礎代謝」と「メタボリックシンドローム」の発音練習
  8. 【生徒さんの声】留学経験ゼロから英語で学会発表が出来るように!
  9. 【生徒さんの声】4週間でネイティブに聞き返されない発音になる
  10. 「集団免疫」英語でどう言う? 発音&聞き取りが難しめなので解説します
  11. 英検準1級に不合格→合格へ!失敗談と成功談を全部伝えます
  12. “th” の発音のコツ【ER・プリズンブレイク・グレイズアナトミーで解説】
  13. 【英語の発表】「ここ、重要です!」の英語表現6つ【発音のコツ付き】
  14. 【医療者の英会話】「上を向いてください」ネイティブはなんて言う?
  15. 英検1級受験記【1】学習準備・一次試験の流れ・リスニングPart1&2の感想
  16. 【腹膜の英語】peritoneum、peritoneal の発音はこれで完璧だ
  17. 私が5000時間の英語学習を続けて思う「仲間の大切さ」 2
  18. 【第86回】of の前後が長い時の切り方。リンキングなしで自然に発音するコツ
  19. 【ドラマでわかる】「ウォウ」と「ワオ」の使い分け
  20. 【第11回】医学のトップジャーナル「NEJM」で発音練習
  21. 【第167回】医療の緊急度を表す英単語、正しく使い分けられますか?
  22. 【第84回】iPhoneの「Live Text」で大量の英語表現をメモアプリに保存する方法
  23. 【第21回】英語で「酸素飽和度は97」ネイティブはどう言う?
  24. 【医療で頻出】「可能性がある」「恐れがある」の英語表現
  25. 【第35回】「コックス比例ハザードモデル」 の英語発音のコツ
  26. 【第114回】診療英会話〜再生不良性貧血の患者さんへ「病気の疑い」を伝える
  27. 【第109回】 “sit” (座る)を日本人が発音すると “shit” に聞こえます
  28. 【第22回】医療的文脈での「his system」意味と使い方
  29. 【第82回】スタンフォード大学研究者の著書から学ぶ発表に役立ちそうな英語表現 2
  30. 【動画】「カプランマイヤー曲線」の英語の発音をわかりやすく
エイミ
医療英会話の発音とリスニングの専門家。学会発表、座長の英語、診療英会話、英検、OETなどのオンラインレッスンを提供中。20代後半から英会話習得をスタートし、最初は「センキュー」以外一言も話せない英語音痴でした。日本人にとっての理解しやすさを追求した解説と「トレーニングは楽しく!」が信条。ERオタク。University of Baguio, Associate in Hotel and Restaurant Management卒。TOEIC 935点。

詳しいプロフィールはこちらからどうぞ。